今年一年を振り返る〜「新潟中越地震に見るマスコミの教訓」
今の私があるのは、「新潟中越地震に見るマスコミの教訓」というテーマに取り組んだからと言っても過言ではないと思っています。
それくらいこのテーマでいろいろなことを学びました。
マスコミ各社やキャスターへ取材依頼をしたのも、上越新幹線に乗ったのも、新潟へ行ったのも、ネットカフェへ行ったのも、みんなみんな初体験です。
何より今の私の支えになっているのは、人に会って話を聞くことの大切さを教えてくれた旧山古志村の人たちとの出会いでした。
「元気なんだから、みんなで仲良く」
体にどんどん雪が積もるほどの寒さの中、話してくださったおじいさんの笑顔を今でもはっきりと憶えています。
見ず知らずの私をこたつへ入れてくれ、娘の様だと心配してくださった方もいました。母の様に温かかったその方は、
「山古志の人はね、辛い時もじっと耐える強さを持っているんだよ。昔から深い雪の中で暮らして来たから、そういう性分が身についてるんだね」
と教えてくれました。
懐かしい方々は、おそらく今日も深い雪の中に包まれながらも、みんなで支え合って笑って過ごしていらっしゃるのでしょう。
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