« 仕様書 | トップページ | フリーランス・フェスティバル »

2005年12月 8日 (木)

編集について

「編集の中立性をどう担保するのか」
私の考えている報道機関について、いろいろな意見や質問が届いていますので、ここで少しお話しておきたいと思います。

当編集部でこれだけは譲れないということは、記事を書いた人が実際に取材したことであるかどうか。つまり本人が見聞きしたことなら掲載。自分の意見をただ書いただけのものであったり、他人が見聞きしたことについて書いたものは、記事としてではなく、個人のブログで書いてくださいということになります。

自分自身が見聞きしたことに基づいて書かれた原稿ならば、基本的にいじくらないで掲載しようと考えています。
編集方針が決定したわけではありませんが、おそらく固有名詞など、報道被害が及ぶか及ばないかということを中心にチェックすることが、主な業務になると思います。
すごいブーイングが聞こえてきそうですが・・・。
なぜ実名を出すか出さないかということだけチェックして、後はそのまま掲載するのか。それは、個人を尊重する自由な報道機関だからです。
文章には書いた人の個性が表れます。読者が、下手な文章で理解しづらいと思えば、コメントやトラックバック、執筆者名のキーワードサイトなどで直接批判すればいい。対報道機関でなく、個人対個人で意見交換をするべきだと思のです。
その発想は、「Grip Blog」をやってきて生まれてきたことなんです。
私の下手っピな文章でも、読者は読んでくださって、いろいろ意見をいただきました。そんな読者に支えられて私はここまで来れたのです。私が書いたものですから、他の誰でもなく私自身に直接意見を言って欲しい。

仕様書に書いてあるシステムは、報道を身近に感じるためのものです。
ジャーナリストの目線が読者に近づくことだけを望むのではなく、読者もただ闇雲にメディア批判をするのではなく、取材・分析・執筆のそれぞれを経験してみる受け皿が必要だと思うのです。
それなら、個人のブログでいいじゃないかという声が聞こえてきそうですね。
個人のブログでは、多くのアクセスを見込むことができません。取材にはお金がかかりますし、それだけのモチベーションを保つのがどれだけ大変なことなのか、私自身よく知っているつもりです。そのモチベーションの支えになるのが読者からの評価、つまり投げ銭です。それで取材経費が賄えるとか、生活費にできるとか、そこまで稼げるかどうかはわかりませんが、普通の主婦が素晴らしい記事を書いて一躍有名になることも可能。逆に有名なジャーナリストがいい加減な取材による記事を書いて、居場所がなくなることもあるでしょう。
ジャーナリストでも読者でも、人と人が向き合う報道機関を作りたいのです。
そして、誰でも気軽に自分の見聞きした内容を記事にできる為の仕掛けが、キーワード単位でのサイト化なんです。

<文責/泉 あい>
GripForum - 報道メディア設立企画フォーラム

|

« 仕様書 | トップページ | フリーランス・フェスティバル »

コメント

たとえば。

今年、あるブログの記事が評判になりました。そこにはこんな記事が書かれていました。

電車で今風の若者が座っていましたが、そこに山遊びをして帰ってきた高齢者の方が乗ってきました。若者を見たとたん「いまどきの若者は席も譲らない」とか、大声でイヤミを言いました。若者は毅然として「年長者なら年長者らしいふるまいを」という意味の反論をしました。
作者はそれを見ていて若者の言うことに共感しました。

これは2ちゃんねるにさらされて、ブログからブログにリンクされ、あっという間にこのブログはメガブログになりました。

もちろん、それが本当にあったことかどうか、誰も知りません。が、このブログがかかれる前にこんな記事もありました。

http://216.239.51.104/search?q=cache:wsQ2xT4sfxUJ:www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200405/2004050900096.htm+%E7%A7%81%E3%81%AE%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%81%AF%E3%80%81%EF%BC%92%EF%BC%95%E6%89%8D%E3%81%A7%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%E7%9C%9F%E9%9D%A2%E7%9B%AE%E3%81%AB%E5%83%8D%E3%81%84%E3%81%A6%E6%AF%8E%E6%9C%88%E6%B2%A2%E5%B1%B1%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BF%9D%E9%99%BA%E6%96%99%E3%82%92%E5%A4%A9%E5%BC%95%E3%81%8D&hl=ja&inlang=ja

私自身も都市伝説のように、知人から聞いた事があります。このブログが書かれる前に。「電車」「山登り」「高齢者」「席を譲る譲らない」。同じエレメントです。

そして、今年、高齢者の医療費自己負担が2割に増額されました・・・・・・

今はこういう話は腐るほどあります。
ネットはそういうところです。
「反対のコメントをつければいい」じゃすまないんです。
ブログはみんなRSSで読んでいますから、コメントまで見る人はそのうちのわずかです。コメントは抑止力にはならない。

フランスでの大規模風評被害をご存知ですね。
偽証により、無実の人たちが幼児虐待の疑いで社会的に抹殺されました。


誰が責任をとるんでしょうね。
国が賠償するそうですが、それを裏も取らずに報道した報道機関の責任は、ないんでしょうかね。


初めの情報が正確かどうか、きちんと検証する義務が報道機関にはあります。情報というのは報道機関のものじゃない。すべての人の公共財産です。それをやる人件費が足りないなら、報道はやらないで下さい。

裏はきちんと取って下さい。でなければ、危険なだけ、有害な報道機関と認識します。

投稿: 風評被害も | 2005年12月 9日 (金) 16時50分

賛成!
既存マスコミの情報以外いらない!
なぜなら信用できるから
素人がブログや2chで偉そうに情報流そうとすることが愚かだと気付くべき
アマチュアはプロの情報を黙って信用しなさい

投稿: | 2005年12月 9日 (金) 16時59分

誤読で賛成されても困ります。

「裏は取って下さい」。

これだけです。

投稿: 風評被害も | 2005年12月 9日 (金) 17時10分

誤読してないよ
裏取りするのがここの管理人なんてどうやって信用しろっての?
だいたい、ここに書いてある一次情報だって本当か嘘かわからんのにさ

投稿: | 2005年12月 9日 (金) 17時24分

その全責任を負うのが「報道機関」と認識しています。

だからAaさんなどが賠償の問題を出されたのでしょう。
社会的責任と賠償問題とを負っているから、報道機関は職業として成り立つ。

賠償の問題も明確にしていただきたいところですね。
ここには書かれてらっしゃいませんが。

賠償の問題を避けるためでしたら、実名を避けるのは問題の根本解決にはならないと思います。裁判になればどの程度個人や団体を特定できるか、その被害はいかほどかが争われると思います。

ここに期待している人が望むのは、「風評被害を起こさない、正確な情報を提供する報道機関」だと考えておりますので、2ちゃんねると同じような垂れ流しは慎まれますように。

一時情報発信者本人だけでなく、発信者そのものをチェックする第三者がいて、初めて報道ができるものだと思います。

投稿: 風評被害も | 2005年12月 9日 (金) 17時41分

メディアリテラシー♪

投稿: 某S | 2005年12月 9日 (金) 18時00分

エンパワメントv→千里の道も一歩から☆→個の自立へ♪

焦らない、焦らないv

投稿: nosuma | 2005年12月 9日 (金) 20時07分

あのー。

気になったのですが、この組織の社長は泉さんがなるんですか?

あと、いわゆる「ビジネスモデル特許」といいますか、そういうものに抵触する部分が、(私の調べた限りでは)3つほどありますよ。

投稿: すくな | 2005年12月 9日 (金) 20時50分

>いわゆる「ビジネスモデル特許」といいますか、そういうものに抵触する部分が、(私の調べた限りでは)3つほどありますよ。

そういうものがあるなら、具体的に書かないと意味がないと思います。

投稿: まつながひであき | 2005年12月 9日 (金) 22時07分

>そういうものがあるなら、具体的に書かないと意味がないと思います。

お金もらえるんなら書きますよ。

ま、思った通りの反応がやはり出ますね。
ボランティアがいつのまにか強要や義務になっていく過程。
とても面白く眺めています。

投稿: すくな | 2005年12月 9日 (金) 22時43分

>お金もらえるんなら書きますよ。

そうくるだろなって思った返事で笑えた。

投稿: 紅 | 2005年12月 9日 (金) 22時49分

>ぁぃさん
焦点の定まらないコメントなんですけど
自分の問題として捉えるという点と、風評被害の件、
なんとなく裁判の新制度周辺の問題にも似ているんじゃないかなぁなんて
フト思いながら読みました。
あっち方面に、なんかヒントないかなぁ…と今もんもんと考えてます…

投稿: ぼこ。 | 2005年12月 9日 (金) 23時44分

ちなみに、法規上「ビジネスモデル特許」というものはありません。特許法では「特許」があるだけ。そして抵触なんてしても問題なし。あなたがその権利保持者であり、かつ泉さんに対して抗議をしたいと思わなければ全然問題はありません。特許は出願をしただけでは、これも問題なし。審査申請して正式に特許として公表されている・・そのレベルも満たしているかどうか。それを前提に数えたほうがいいと思いますよ。

投稿: BigBang | 2005年12月10日 (土) 02時52分

仕様書拝見しました。機能の部分が主ですね。
どういう方針で、というのが書かれていたほうが良いと思います。
質問への回答を反映して更新されてみてはいかがでしょうか。

泉さんの記事に言及したのですがトラックバックできないようです。
URLだけ書いておきます。
http://firewood.txt-nifty.com/bbc/2005/12/open_src_jrnlsm.html

投稿: maki | 2005年12月27日 (火) 10時45分

この記事へのコメントは終了しました。

« 仕様書 | トップページ | フリーランス・フェスティバル »