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2005年12月31日 (土)

今年一年を振り返る

ネットジャーナリズムや記者クラブなどについての取材もしましたが、そのまとめは今できません。
報道サイト立ち上げのプロジェクトと格闘している真っ最中で、ネットジャーナリズムの答えも記者クラブの答えも、そのプロジェクトの中で模索しようと思っています。
年明け早々には、テストサイトをお見せできそうなところまで来ているというところまでご報告しておきます。。

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今年一年を振り返る〜「社会が作る子どもの傷」 

福祉に関するテーマもいくつか取材をしました。
将来的に専門にしたいと考えているテーマなのですが、このテのエントリーのアクセス数はがっくりと下がります。
「私が伝えたいことと読者が知りたいと思っていることは違うんだなぁ」と実感するのですが、取材を終えてからもじわじわとご覧いただいているのは、福祉のエントリーだったりもします。

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2005年12月27日 (火)

今年一年を振り返る〜「マスコミは何を学び、何を実行しているのか」 

このテーマを取材していた頃、本当にたくさんの涙を流しました。
取材交渉もドキドキしながらでうまく説明することすらできていませんでしたから、今なら、無駄な涙も多かったな・・・と振り返ることができます。
この頃の文章もひどいですね。自分で読んでて顔が真っ赤になります。
でも、この取材でいろいろな方からトラックバックやコメントをいただいて、自分が書いたものを読んでもらえることの喜びも知りました。

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ビデオニュースドットコム、オーバーチュアを提訴

26日午後、「ビデオニュース・ドットコム」を運営している日本ビデオニュース株式会社が、検索連動型広告のオーバーチュア株式会社を東京地裁に提訴しました。
検索連動型広告というのは、検索エンジンのキーワードに対応したテキスト広告のことで、オーバーチュアは、「Yshoo」、「OKWeb」、「NIKKEI NET」、「MapFan」、「MSN」、「フレッシュアイ」、「Cafesta」、「Asahi.com」、「@woman」と提携しており、googleと共にその双璧を成しています。
例えば「Yahoo」でキーワード検索をすると、検索結果のページに「スポンサーサイト」という表示がありますが、それが検索連動型広告です。

ビデオニュース・ドットコム代表の神保哲生さんは、検索連動型広告について「今非常に伸びている広告」と言います。
「そもそもそのキーワードについて知りたくて検索をしている人に対する広告なので、マスに対して出す広告よりもヒット率が高いという特徴を持っています。
また、クリックされて初めて料金がかかるということと、どのくらいクリックされるかわからないので、毎月最大でいくらまでという上限金額を設定できるという面で、商品としては使いやすいし優れていると思います。
ネットビジネスでは、上位表示されるということが非常に重要で、今は上位表示されるためにSEO(Search Engine Optimization)に投資して研究しているサイトもあるような状況ですが、うちみたいな小さなところは、マンパワー的にも時間的にも厳しい。
そこで、ビデオニュース・ドットコムがニュースサイトということもあって、検索エンジンに表示されるまでにタイムラグがあり、今ニュースになっているものを今出しているのに、今検索しても引っかからないのは残念。それに対して広告は、申請して審査さえ通ればすぐに出るので、タイムリーなオーディエンスに対してアクセスできるということ。それから、何と言っても、検索の一番に上に出るということで、広告としての非常に有効性が高いと判断していますし、売り上げデータを見ても、広告を出してから明らかに売り上げ等に反映されています」(要約)
と神保さんが言うように、ネットビジネスに於いて検索連動広告が必要不可欠になりつつあるようです。

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2005年12月24日 (土)

今年一年を振り返る〜「新潟中越地震に見るマスコミの教訓」 

今の私があるのは、「新潟中越地震に見るマスコミの教訓」というテーマに取り組んだからと言っても過言ではないと思っています。
それくらいこのテーマでいろいろなことを学びました。
マスコミ各社やキャスターへ取材依頼をしたのも、上越新幹線に乗ったのも、新潟へ行ったのも、ネットカフェへ行ったのも、みんなみんな初体験です。
何より今の私の支えになっているのは、人に会って話を聞くことの大切さを教えてくれた旧山古志村の人たちとの出会いでした。
「元気なんだから、みんなで仲良く」
体にどんどん雪が積もるほどの寒さの中、話してくださったおじいさんの笑顔を今でもはっきりと憶えています。
見ず知らずの私をこたつへ入れてくれ、娘の様だと心配してくださった方もいました。母の様に温かかったその方は、
「山古志の人はね、辛い時もじっと耐える強さを持っているんだよ。昔から深い雪の中で暮らして来たから、そういう性分が身についてるんだね」
と教えてくれました。
懐かしい方々は、おそらく今日も深い雪の中に包まれながらも、みんなで支え合って笑って過ごしていらっしゃるのでしょう。

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2005年12月23日 (金)

今年一年を振り返る〜「性癖を矯正すれば犯罪は減るの?」

テレビをつけてみると、今年一年を振り返る番組がたくさん放送される時期になりました。
その中で、「秋葉原」が取り上げられています。
「電車男」や「メイドカフェ」に加え、「ヨドバシカメラ」と「つくばエクスプレス」
秋葉原は、今年最も変貌を遂げた街と言えると思います。

「今年はクリスマスもお正月もあったもんじゃない!」という決意を抱いている私ですが、今年の1月にこの「Grip Blog」をスタートした直後、秋葉原で取材をしたことを思い出しています。
私にとっても今年は今まで経験したことがないことをいっぱい経験させていただいた特別な年。その記念すべき年が終わりを告げる残り1週間、今年の取材を振り返ってみます。

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2005年12月21日 (水)

大企業の提携を横目に

今日、NTTドコモとフジテレビが出資提携するというニュースを知りました。
先日は、自称「最新インターネット・サービス『cybozu.net』」の存在を知り、サイバーエージェントとサイボウズの強烈コンビに注目しています。

お金持ちの2社がくっついて、「最新のインターネットサービス」とうたっているからには、どれだけ素晴らしく新しい機能なのだろうとサイトを覗いてみましたが、私には理解できず・・・。
一応こういうものだという説明書きを読んでみたものの、だからどうなのだろうという気持ち。思い切り時代に乗り切れていない私です・・・。
きっと、私たちが作成している仕様書を読んだ人も、同じような気持ちなのでしょうね。

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2005年12月20日 (火)

「1リットルの涙」が残すもの

脊髄小脳変性症という難病に侵された少女を綴ったドラマ「1リットルの涙」が今日、最終回を迎えます。
残念ながら、私はこのドラマをほとんど見ることはできなかったのだけど、街の中にいると、「1リットルの涙」という言葉をよく耳にします。
私の友人の中にも、
「すごい泣いちゃった」
と言う人もいるくらい、かなり影響があるように感じています。

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2005年12月16日 (金)

デベロッパーへ質問状を

姉歯設計事務所による構造計画書の偽造が発覚して、建設業界に対する不信感が社会に蔓延しているように感じます。
私たちが最も知りたいことは、「自分が住んでいるマンションは大丈夫なのか」または、これからマンションを購入しようと考えている人にとっては、「どこを選べばいいのか」という点だと思います。
偽造問題発覚後、業界ではそれをどう捉えどう動いているのか、その現状を知りたいと思い、大手のデベロッパーと言われる企業へ質問状を送ります。

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2005年12月15日 (木)

力入りすぎ?

12月14日

ある研究会に参加させていただきました。
参加者が、元新聞記者、現役新聞記者、ジャーナリストなど錚々たるメンバーの中で、私は「報道機関立ち上げプロジェクト」についてお話させていただきました。

研究会でも終わった後の一杯の場でもいろいろなご意見をいただき、今までのプレゼンの様に1対1でお話するのとは全く違い、いろいろな方向からの視点が聞けて大変勉強になりました。
実は、既存のマスメディアに在籍なさった経験をお持ちの方たちの中に入って、1対9でやり込められちゃうのかしら・・・と、直前まで不安に思っていたのですが、完全に取越し苦労で、仕様書のマイナス面の意見が出ると、他の誰かがそれはこういう考え方でいいんじゃないかと、皆さんで喧々諤々。
それぞれが、ネットジャーナリスムについて真剣に考えているということなのですよね。時間を忘れて話しました。

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2005年12月14日 (水)

素直になれないというのが素直な気持ち

「報道機関」というと、そこから出される情報の信憑性が問われますが、出資をする人にとって、そこがものすごく重要なことだとここ数日痛感しています。
「出資をしてもいいけど、テーマをもっと絞らないか」
という注文が必ずと言っていいほど出るんです。
つまり、差し障りのない、しかも商業的なキーワードだけでやれば、揉め事もなく報道被害もないし、広告がつきやすくなって出資しやすいと言うのです。
「泉の考える報道機関は、世の中に必要だと思うし、ウケると思う」とは言ってくれるものの、自分がそこに係わるのなら、あまり揉めては困るということなのでしょう。
自分の会社に傷をつけたくないというのは当然ですし、理解できます。だから、私も押せない。
でも、今までの取材からも、今の社会を見ても、このプロジェクトはどうしても成功させなきゃと、やる気だけはあります。

それでも最近、「がんばってください」とか「やり通してください」とか「応援しています」という言葉を素直に聞けなくなっています。嫌な奴ですね、私。

<文責/泉 あい>
GripForum - 報道メディア設立企画フォーラム

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2005年12月12日 (月)

取材再開

「報道メディア設立プロジェクト」の方向性が少しずつ見えて来ました。
具体的なシステムの仕様など、協力していただいてくださる方々の専門分野での実務的な作業をしていて、私自身、少し時間に余裕ができましたので、取材をまたはじめようと考えています。
とは言うものの、まだまだいろいろな人とお会いして人脈を作ったり、打ち合わせするなどが優先で、時間は限られており、単発の取材になると思いますが、私自身は取材できることに喜びを感じます。
先日の「フリーランス・フェスティバル」で、お会いした方に、
「取材を再開しようかと考えています」
と話すと、とても喜んでくださり、やはり読者の方の中は記事を待ってくださっている方もいらっしゃると知り、やる気が出ます。

取材のテーマは、幅広いものいくつか考えております。報道機関が立ち上がるまで、いろいろなテーマを単発で取材し記事をUPしていきますので、よろしくお願いします。

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2005年12月10日 (土)

フリーランス・フェスティバル

今日は、フリーランス・フェスティバルへ行って、パネラーのひとりである作家の吉岡 忍さんの言葉に泣きそうになりました。
どんなジャーナリストも間違うことがある。もちろん名前や数字などの間違いもあるが、深刻なのは判断の間違いだと。
だから、取材の過程を明らかにするべきである。
主体は、そこにいる私。現場を見た私の見解であるということ。

1人称で書くこと、取材の過程を公開することにこだわってきた私は、
「そんなやり方をしていると誰にも相手にされなくなりますよ」
と大手テレビ局の報道局長に言われたこともありましたが、自分を信じてやって来てよかったと、トークショー終了後、思わず吉岡さんの元へ走りました。

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2005年12月 8日 (木)

編集について

「編集の中立性をどう担保するのか」
私の考えている報道機関について、いろいろな意見や質問が届いていますので、ここで少しお話しておきたいと思います。

当編集部でこれだけは譲れないということは、記事を書いた人が実際に取材したことであるかどうか。つまり本人が見聞きしたことなら掲載。自分の意見をただ書いただけのものであったり、他人が見聞きしたことについて書いたものは、記事としてではなく、個人のブログで書いてくださいということになります。

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2005年12月 7日 (水)

仕様書

仕様書が完成しました。
先にUPしている草案書は理想の形で、現時点で全てを実現することはできませんので、先ずはシステムを充実させて情報を集める基盤を作ります。
題して「Word Press」(仮称)
「Word Press」とは、一言で紹介すると、『情報のハブ化』
ひとつのキーワードを単位として、ひとつのサイトをみんなで作り上げるというものです。
だから副題は「キーワードではじまるニュースとコミュニティー」
このシステムに参加すると、ジャーナリズムはとても身近なものであると感じていただけると信じています。

この仕様書を抱えて今日から企業を回っています。
具体的にお願いするのは、ブログとの情報共有、キーワード検索サイトとの連携、出資の3つです。

企業廻りと平行して、この仕様書を基に具体的な必要資金と設備、運用人員数などの事業計画書を作成しています。
こちらも出来しだい公開する予定ですので、率直なご意見をください。

PDFファイル Word Press(仮称) 運営・システム仕様書

<文責/泉 あい>
GripForum - 報道メディア設立企画フォーラム

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2005年12月 3日 (土)

来週に向けて

今週は、たくさんの有名な企業へ「システムの仕様書を見てください。会ってください。お話を聞いてください」というお願いをすることに集中しました。
お陰さまで、来週のスケジュールはほとんど埋まっています。

たくさんの人が会ってくれる、そして話を聞いてくれるのは、とてもうれしいことなのですが、プレゼンの経験のない私は、ちゃんとお話ができるのか不安でたまりません。
特に、システムのことは全く知識がないので、専門的な突っ込みをされた時にちゃんと答えられるのだろうかと、アポイントを取っている時からドキドキしっ放し。
でも、やるしかない。
不安と意欲が胸の中を駆け回っています。
今、来週へ向けて、システム担当の方と喧々諤々と仕様書を作っています。
時にキツいこと言ったりしてごめんなさい(とここでフォローを入れてみる)

来週は私にとって勝負の週になりそうです。

皆さん、良い週末を・・・。
おやすみなさいませ☆

<文責/泉 あい>
GripForum - 報道メディア設立企画フォーラム

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2005年12月 2日 (金)

民主党シンクタンク「公共政策プラットフォーム」(プラトン)設立記念シンポジウム

はいっ!ブロガーさん注目してください。
民主党のHPの中に、シンクタンク設立を記念してシンポジウムを行うという案内をしたページがあります。
その中に

■ブログ運営者の皆様へ 今回は会場にインターネット回線が用意されていますので、ブロガーなどご自身のウェブ・サイトを通じてシンポジウムのレポートを配信していただける方のご参加もお待ちしております。ブログ運営者枠(席数)は5名程度を確保してありますが、会場の都合により席がご用意できなくなることも予想されます。応募者多数の場合は抽選等で選ばせていただきます。あらかじめご了承願います。この機会に、ぜひご応募ください。
 なお、ブログ運営者枠でご参加頂きました皆さまとは、後日、シンポジウムの評価、シンクタンクの将来像などについて、議員との懇談の場を設けさせて頂く予定です。

なんてのがありますよ。

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2005年12月 1日 (木)

ジャーナリストとは

今日は昨日に引き続き企業へ電話した後、夜は「DAYS JAPAN」の広河隆一さんの講演会へ行ってきました。
テーマは「メディアは命を救えるか」
重いです・・・。

「ジャーナリストの仕事は報告だけじゃない。監視の意味もある」
冒頭に、広河さんは自らの体験を振り返りながら言いました。

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