選挙が終わってから、インタビューを掲載できていないことを読者の方には申し訳なく思っています。
そして、またお詫びしなければなりません。
今、記者クラブの追取材として、ねつ造ヤラセの再発防止策を各主要メディアがどのように取り組んでいるのか質問状を送り回答をいただきました。その回答を現場はどう見ているのかを知るために、現場で仕事をしている人たちへ取材交渉を行っています。
今回、あるテレビ関係者の方が「実名を書いてもいいですよ」ということでインタビューをすることができました。
しかし、インタビュー内容をエントリーする段階になって、お互いに意思の疎通が不十分であったとわかり、不本意ながらエントリーを断念する結果となりました。
読者の方に、テレビ業界で働く人の内情を理解していただける証言をいただけたと、私自身喜んでいただけにお蔵入りするのは惜しいですが、ご理解ください。
今後このようなことがないように、ここで「Grip Blog」の記事をどのような形で書いていくのかを変更内容と共に宣言しておきたいと思います。
以前はインタビューを全文で掲載していましたがとても長い文章であることもあり、私の主観で主要な部分を元に記事を書く今の形に変更しました。
その後、メールやチャットなどから、全文を読んでくださっている読者の方が、意外に多いことを知りました。
インタビューの全文を読むことで、読者ひとりひとりがインタビューを解釈し、自分の意見を持つことができること。
インタビューを文章で残すことでアーカイブとして利用できること。
だから、インタビュー全文を掲載することには大きな意味があると、読者の方たちから強いご要望をいただいております。
既存メディアは、読者が理解しやすく読んでもらえる記事はどういうものなのかを長い間検討し、要約するという形を取ったのだと考えています。
しかし一方では、既存メディアが自分の都合の良い部分だけを切り取ってつなぎ合わせることに不信感を持つ人も多いと認識しています。
そこで、今後はインタビューを元に私の主観で書いた記事に加えて、資料としてインタビューの全文を掲載していくことにします。
インタビューは長い文章になると思いますが、私が汲み取れなかった取材対象者の微妙な心理を、読者の方が読み取っていただけるということもあるかもしれません。
ぜひ読んでください。
今日からまた心を新たに取材交渉を行って参ります。
ただ、今取材しているテーマ「ねつ造・ヤラセ」は、報道関係者にとってとてもナイーブな問題で、私からの取材を受けることで、今後のお仕事や人間関係に差し支えるようなことがあってはならないと考えています。
取材対象者への配慮から、取材記をエントリーするまでに時間がかかることがありますが、全力で取材交渉・取材活動を行っておりますので、ご理解ください。
読者の方へ一日も早く情報をお届けできるよう努力しますので、よろしくお願いします。
<文責/泉 あい>
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