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2005年9月12日 (月)

私の選挙を振り返る

自民党が歴史的な圧勝で幕を閉じた「第44回衆議院総選挙」
「ふぅ」
終ってみればあっけないもんだと、大きく息を吐き出しているところです。
慌ただしかった日々から、また日常へ戻ってきたけど、さっきの大きな「ふぅ」は、旅行から自宅へ帰って「やっぱりうちが一番いいな」と感じる時の「ふぅ」ではありませんよ。安堵感とは程遠いかな。
平穏な日々に戻ったとは言え、インターネットの世界は、今回の選挙で大きく変わったと認識しています。その中で、この「Grip Blog」をどう進めて行くのか、その位置づけを今までとは違った形で模索中なのです。

今となっては懐かしく感じる参議院での否決、そして衆議院解散のニュースを知って、「今こそ何かが変わる時」と人知れず拳に力が入った私。自分のできることからはじめて、政治家より先に声が枯れそうになるほど電話しまくって、自民党の幹事長に直接質問することができた喜び。
自民党主催の懇談会へ出席できたことに、私自身はただ緊張感と達成感と無邪気な喜びにまみれていました。
だがしかし、「Grip Blog」の読者の目線は少し変わったと実感しています。

このブログをはじめて、はじめは応援してくれる声、そしてそれは期待に変わり、私もそれに応えられるように必死にやってきました。自民党さんが私の参加を認めてくださったのは、その成果だったとも考えています。とは言え、私のスキルに大きな変化があったわけではありません。
でも、読者は次に私が何をするのか、きっと期待してくださっているでしょう。それに応えるために、ここでまた大きな決意をしなければならないと思っています。
人に何かを伝えることが、どれだけ責任重大であるのかを知った今、人格の修養にも努める必要があるとさえ思い、これから先たったひとりで責任と期待を背負いやっていけるのか。そんなことを自問自答しています。

自分自身への不安と期待を抱えながら、周りの見回すと、今回の選挙で変わったインターネットの世界が目の前に広がっています。日々の出来事や感情を綴っていた日記が、選挙について真剣に考えて意見を書く。そんなブログが急増しました。
メルマガやインターネット新聞も、それぞれの存在価値を訴えかけるような動きをし、選挙こそインターネットで情報を双方向で発信・受信することに大きな意味があることを世に知らしめたと思います。
そんな人たちの中にいられることを考えると、こんなハッピーなことはない。
もっとつながりたい。もっと会話したい。もっと発信したい。
そんないっぱいの欲求を抱えています。

選挙に向けて、私たちひとりひとりが、必死に動いて、考えて、書いてきたことで、今まで信憑性がないと言われ続けたインターネットに、大きな変化があったと信じています。
アメリカや韓国ほどの力は、まだ私たちにはありません。でも、確実に進歩している過渡期であると感じられた。それが何よりの力になっています。

取材で冷たくされた後、ちゃんとインタビューできた時にいつも私がつぶやく言葉、
「やればできるしぃ♪」
日本のネットジャーナリズムだって「やればできるじゃん」と手応えを感じている人は、きっと多いと思います。
今はまだ遅れているかもしれない日本のネットジャーナリズムですが、確実に近い将来、何かの形ができるだろうと確信できる。アメリカにも韓国にもない、私たち独自の形でやればいい。
近い将来私たちなりに作り上げたネットジャーナリズムの片隅に、私も居合わせたぞと拳を握っていたいと夢見ています。
できれば、次回の選挙に間に合わせ、今度はネットが選挙を変えれるようにできるといいですね。

<文責/泉 あい>

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コメント

あいさん、こんにちは∈^0^∋
あまりにも本当に大差が付きましたね。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~

投稿: くまさん | 2005年9月12日 (月) 17時34分

はじめましてまがりです
田中宇さんが以前アメリカの大統領選を
国民の不満を解消するショーで
結局誰が大統領になっても大枠の
アメリカの政策の方向性は変わらないのではないか
と分析されてたのですが
今回の日本の劇場型総選挙は小泉流に解釈した
選挙ショーだったのではないかそんな
思いがします
そしてそれはそれでアリなのかも
国民だって暇ではなくて日々の生活の中で
できるだけ選挙には参加したいが細かい政策を
それぞれの政党、候補者を分析して吟味して
投票行動を決めるというのは一大労働で困難ではないでしょうか
だから、小泉流に大看板一本勝負ってのは
国民の心を動かしたのではないでしょうか
ただ、次回選挙で民主党がただ真似を
するようではあまりに中身の無い選挙になってしまいます
小泉流を超えるなにかが必要でしょう
このままでいいはずは無いのでここがまさに崖っ淵
正念場でしょうね
日本の

取材がんばってください
でわでわ〜

投稿: ☆まがり★ | 2005年9月12日 (月) 18時01分

くまボンさん
ぁぁ、くまさんのコメントに癒されるぅ
いつもありがとうございます

投稿: ぁぃ | 2005年9月13日 (火) 00時36分

☆まがり★さん
はじめましてぇ
今回は、いつもよりもずっと有権者が真剣に考えた選挙だと思うんですょ
だから余計に出た結果に驚かされいます
見ごたえのある「ショー」でした
次回は、政策についてもっと議論できるものになるとぃぃな
その前に繰り広げられる予告編とも言えるこれからの政局を早く見たい

投稿: ぁぃ | 2005年9月13日 (火) 00時41分

ドモ。はじめましてです。
イチ庶民の立場からニュースを吟味し、無責任に書きたい放題、言いたい放題してるブログを書いています。今までに何度かお邪魔しましたが、今回初めてコメント残しました。

物書きでも政治家でも官僚でも学者でもない普通のサラリーマンの感覚でのコメントを書いていますので、気が向いたら一度ご覧下さい。

投稿: ショウ | 2005年9月13日 (火) 09時24分

なんだかなぁ・・・といった感じです。
結局「変わっていかないのだ」と感じています。
これからどうなっていくのか、すごく心配です。

投稿: あや助 | 2005年9月13日 (火) 09時30分

はじめまして。今回の選挙戦での泉さんの果敢な試みにとても共感しました。私のブログで泉さんの取り組みを紹介させていただきましたので、ご連絡いたします。(コメントするまえにTBいただいちゃいましたが・・・)これからも、記事楽しみにしています〜!

投稿: | 2005年9月13日 (火) 13時57分

民主党(`・ω・´)ビシ!

ということで、お疲れ様でした^_^

投稿: 某S | 2005年9月13日 (火) 14時05分

いつも楽しみに読んでいます。

民主党内には、衆院選の敗因について「マスコミが小泉劇場の筋書きに乗せられた」と、マスコミに責任転嫁する声もあるようですね。

ところで今回の選挙戦では、小泉劇場の最も効果的なアピールの一つに、ブロガーやメルマガ発行者を集めた懇談会開催が挙げられると思います。この懇談会はネット上で話題騒然となり、「自民党は変わった」と印象付けることに成功しました。ブログやネットの利用者数を考えると、数十万人かそれ以上に影響を与えたかも知れません。

GripBlogによると、懇談会は「最初から最後まで和やかな空気」で、武部幹事長の退席時には「笑顔を見送る大きな拍手」がわき起こりましたが、質疑自体は「もっと過激な質問が出てもいいのにと、物足りなさは残る」内容でした。それでも泉さんは「懇談会を開催した事は内容の如何に関わらず賞賛されるべき事」と自民党を賞賛しています。

参加したブロガー・メルマガ発行者の方々は、自民党の肩を持つつもりなんてなかったと思いますが、懇談会の記事はたくさん公表しています。いま振り返ると、自民党のPRにまんまと利用された側面は否めないと思います。泉さんがジャーナリストなら、これは落とし穴です。

自民党には、マスコミ人なら誰でも知ってる大手PR会社がついています。マスコミ対策を生業とし、各種メディアの特性に精通している「広報のプロ」の彼らは、新聞・テレビが選挙期間中は一方の政党に有利な報道をしない(記事や映像の分量をできるだけ平等にする)が、ブロガーにはそうした自主規制があまり働かないことを熟知しています。つまり、ブロガーなら自民党のワンサイド情報を流してもらえることを計算していたはずです。

もちろん、この懇談会のPR効果という点では、大手マスコミによる報道の影響力も大きい。でも、その報道では、ブロガー・メルマガ発行者は自民党と関わる「当事者」の役割を演じています。結果として、自民党に二重に利用されてしまったようにも見えます。

懇談会に出席した泉さんには、当事者としてのお考えがあると思いますが、振り返ってどのように総括されますか? ぜひお聞かせください。

投稿: kuma | 2005年9月13日 (火) 19時32分

kumaさんのご質問にお答えします

私は、自分の目で見た事実を報告し、同時にその場で感じた素直な気持ちを書くように努力しています
私の書いた取材記を様々な立場の方がどう利用されても、起こった事実は曲げられないと思うんですよ
一次情報に嘘がないと胸を張って言える取材をし、取材記を書くことができていれば、それでいいと信じています(それでいいとは本当は思っていなくて、それが最低限のことだと思ってやっています)

今回は、自民党だけが懇談会を開きましたが、他の党が同じような企画をしていれば(それを知ったら)もちろん出向いて取材しました
でも、今回の選挙で懇談会を開いたのは、残念ながら自民党だけだった・・・
ま、これは結果論になっちゃいますけどね

ただ私のスタンスとして、批判から入ることはしないように心がけているんです
良い面も悪い面もあるだろう
だから、その両方を書く!
自民党についもそうですし、他の政党にだってそうです

私が書いた情報を元に、読者の方が議論をしてくれたらいいなぁって、毎回想像しながら書いているんですょ
その中には反対意見も賛成意見もあるでしょう
利用する人もいるかもしれません
無視する人もいるでしょうね・・・(淋しい)
情報とは、そういうものだと思っています

信頼される情報を持って来れるよう努力しますので、今回のように何かを見る時の視点の置き方などご指導いただけるとありがたいです
これからもよろしくお願いします

投稿: ぁぃ | 2005年9月14日 (水) 20時07分

 ちょっと厳しいこと書くようですけど…。質問と答えが全然かみ合ってないような気がするんですけど…。

 泉さんが書いたものを利用したり批判したりってことじゃなくて、泉さんが「書いたこと」を利用された、って話なんじゃないですか。
 kumaさんの視点で言うなら、泉さんは今回の選挙で思いっきり利用された方ですよ。

 スタンスとして批判から入らない、ってことと批判的な視点を持っているというのは別じゃないですか。頭から批判してやろうとして話を聞くことは普通の記者だってやりません。
 でも、批判的な視点を持っていないと、ただ利用されるだけの場合もあるんじゃないですか。

投稿: しまうま | 2005年9月14日 (水) 20時45分

泉さま

残念ながら、質問と答えが全然かみあってないですね…

「起こった事実は曲げられない」
「嘘がないと胸を張って言える取材をし…」

言うまでもなく当然のことです。でもそれだけでジャーナリズムが成立するとは思えません。

選挙でも裁判でも、対立する勢力について報じる際には、双方(あるいは各方面)の主張をできるだけ等しく取材する必要があると思います。泉さんは今回、自民、公明、共産、社民の幹部インタビューと、自民の懇談会を記事化したけれど、民主のインタビューや懇談会は記事化しなかった。二大政党と言われる中で、自民は2回、民主はゼロ。これはまずいですよ。っていうか総合的にみると、失敗した取材といえる。だから、「自民党に利用されたのではないか」と指摘したのです。

民主党幹部にインタビューできなかった理由についても、「理由という理由はありません。ご多忙過ぎてそのまま流されたという感じです」という弁明はいかにも軽い。努力不足じゃないですか? 「何度か電話をしましたが、担当者不在でつながりませんでした」というのは泉さんの都合(言い訳)に過ぎません。メディアの記者なら、民主党本部に押しかけて、死に物狂いで担当者をつかまえます。このあたりについて、泉さんはもっと真剣に反省できるのではないかと思います。

読者にとって、取材者の都合はかなりどうでもいい。今回の衆院選は、二大政党の状況下で自民と民主の政権選択選挙なのだから、読者は自民と民主のインタビューを両方とも読みたいはずでしょ? 客観的に考えても、一方だけの記事を提示すると、選挙で一方だけが有利になってしまうことは明白です。

自民の懇談会だけを記事化したことも、
>懇談会を開いたのは、残念ながら自民党だけだった・・・
>ま、これは結果論になっちゃいますけどね
と軽く受け流していますが、その結果が重大ではないかと指摘したつもりです。報道とかジャーナリズムの世界では、報じた結果に生起する事態の影響(この場合は著しい不公平)も考慮すべきです。民主党にインタビューや懇談会に応じさせる力がないなら、例えば自民の懇談会の記事を控えめにする(要約版にして分量を減らす)というバランスの取り方はありました。

>総裁の椅子が意外と硬いと知ることができたのは、うれしかったけど。(ミーハー)
>自民党へは感謝しておりますし、この懇談会を開催した事は内容の如何に関わらず賞賛されるべき事だと思えます
という軽率な好意の表明も、民主党について記事化しなかった事実と重ね合わせると、自民党を利する結果になっていませんか?

「自民党に利用されたのではないか」という客観的な疑念に対し、泉さんはひたすら内省的に弁明して、問題がなかったかのように結論付けている。でも、ルポとかジャーナリズムって、客観性を担保しないと批評にならないと思います。GripBrogが客観性を担保した批評でないなら、それはルポではなく私小説に過ぎません。あと、自身に対する批判を真正面から受け止める勇気も必要ではないかと。

私は、「あなたが今後も取材先から利用され続けるのではないか。それを問題とすら気づかないのではないか」と危惧しています。「自民党に利用されたのではないか」という指摘について、改めて客観的に俯瞰し、論理的な考えをお聞かせていただければ幸いです。

投稿: | 2005年9月14日 (水) 22時11分

そうそう、何の能力もないおばはんに記者クラブの取材なんてされて新聞社も大迷惑。
だまって新聞読んどきなさい。

投稿: chin | 2005年9月14日 (水) 22時39分

すみません、さっきの長文はkumaの投稿です。無記名で失礼しました。

投稿: kuma | 2005年9月14日 (水) 22時45分

Anonymousさんは政治家に取材したことはありますか。
私は某新聞社関連の肩書きで政治家に取材したことがあります。
政治家に取材する場合の流れを簡単に説明すると、
1.電話で取材依頼(内容、時間など)、この段階で時間が取れないなどと断られる場合もある
2.企画書送付
3.確認の電話(ここで取材可否、可の場合取材日時調整依頼)
4.取材日時確認
5.取材
となります。
こうして書いてみると簡単そうですが、3の確認が取れなくて何度も電話をすることはよくあります。
国会会期中や今回の選挙期間などはスケジュールが固まらないのでお約束できませんと言われることはあると思います。意図的に時間を引き延ばすということもあるかもしれません。そう思ってしまうこともあります。
取材に至るまでにも、取材日時の変更、ドタキャン、30分の取材時間を5分にされるなど、様々な苦労があって取材に漕ぎ着けるのです。
今回は選挙期間中に、理解している政治家が少ないと思われるブロガーが取材依頼をしても、民主党のように断られることがあっておかしくないと思います。
いや、他党はよく取材に応じてくれたなーとさえ思います。
民主党に取材できなかったことで泉さんを批難するのは政治家取材の実態を知らな過ぎると思います。

投稿: スワニー | 2005年9月14日 (水) 23時13分

 >スワニーさん

 私は政治家の取材の難しさを知っているつもりです。で、別に民主党を取材しなかった(できなかった)ことが批判されてるんじゃなくて、「自民党だけを取材して、それでよかったんですか?」ってことですよね。おんなじみたいだけど、微妙に違いませんか。

投稿: しまうま | 2005年9月14日 (水) 23時26分

>メディアの記者なら、民主党本部に押しかけて、死に物狂いで担当者をつかまえます。

単独インタビューの交渉するために?
本当に政治取材を知ってる記者か?

投稿: | 2005年9月14日 (水) 23時42分

>スワニーさん

しまうまさんが述べられた趣旨に同意です。GripBrogが自民党のワンサイド情報を流したことは事実です。

それと、「ここ一番、どうしても取材しなければ!」という局面での努力ってありますよね。総選挙での民主党取材は、自民党とバランスをとるために、どうしても取材した方がいい局面だったと思います。

例えば民主党本部に押しかけて、担当者に「あいさつだけさせてくれ」「名刺だけ受け取ってほしい」と迫るとか。そうして相手の名刺をもらったり、携帯番号を聞きだしたり。幸い、民主党本部は雑居ビルだから誰でも入れるはず。その時に担当者がいなくても、名刺と手紙を置いてくれば折り返しの連絡をもらえる可能性が高まる。いずれも取材の常套手段だと思うのですが…。

でも泉さんは「(民主党に)そのまま流されたという感じです」と、ひと事のように、受け身で語っている。「そんなんで、主体的なジャーナリズムを実現できるの?」 と感じた次第です。

投稿: kuma | 2005年9月14日 (水) 23時49分

 何だか荒れそうな雰囲気なんで、念のため。

 まだ経験の浅い泉さんに対して、「こんなに甘いじゃないか。反省したら?」なんて言ってるんじゃないし、そんなこと意味がない。そうではなくて、やんわりと、あくまでやんわりと、「それで良かったのですか?」って聞いてるだけですよ。
 自分が気付いていない落とし穴みたいなのがあって、それに全然気付かないってことは進歩がないということです。民主党の本部に押しかけて無理矢理テレコを向けたって、もちろんいい話は聞けるはずがない。
 でも、「アポが取れなかったんだし、仕方ないよね」「でも、自民党は初めてインタビューできた。良かった良かった」(もちろん泉さんもそう単純には思ってないでしょう)でいいのかな? 何か足りないんじゃない? って考え始めるべきですよね。
 これ読んでる何人かの人が同じようなことを感じ始めているような気がするんですが。

投稿: しまうま | 2005年9月15日 (木) 00時26分

>スワニーさん、名無しさん

私は今も国会記者章とバッジを持って取材しています。衆参本会議も委員会も、首相官邸も議員会館も議員宿舎も、自民党本部も民主党本部も、地方の議会や自治体や選挙(衆院選、参院選、知事選など)も、政治家のインタビューも取材したことがあります。携帯には議員秘書の携帯番号も入っています。でも政治部のプロパーではないので、「政治家取材の実態を知らな過ぎる」「本当に政治取材を知ってる記者か?」と、ことさらに政治取材の特殊性を強調して責められると、返す言葉はありません。

泉さんのように新聞社やテレビ局の肩書きを名乗らないフリージャーナリストの場合、政治家取材は障壁が高いだろうと拝察します。でも、「自民党だけ取材して民主党は取材しない」というまずい事態を避けるために、もっと努力する余地とその必要性があっただろうとも思います(努力によってよい結果が得られたとは限りませんが…)。

投稿: kuma | 2005年9月15日 (木) 01時01分

>kuma
あんたさ会社や肩書き名乗らずに党首、党幹部クラスの単独インタビューとってきてみwww

投稿: | 2005年9月15日 (木) 10時26分

私は、あいさんは各党に同じアプローチをして、その対応の違いそのものを「事実」として伝えたいのかなあ、と思っていたんです。それにしては、伝え方が雑かなあ、と。
そういうやり方を続けていると、いい顔をしてくれる取材しやすい対象のスポークスマンとして利用され続ける危険があるという、kumaさんのご指摘もよくわかります。確かに今後の課題でも、注意点でもあるなあ(意地悪く付け加えるなら、みんな優しいね〜、言ってもらえるうちが華だよ)、と。

だけど、自民で100聞けた内容を10に減らしてでも、報道を民主と均質にというのはどうかなあ。
選挙は素材の扱いに特に注意を要する分野なのだろうと思いますが、情報レベルの均質化のために仕入れた情報を全部出さないというのは、このblogの趣旨にも実情にも、読者の要求にも合わないような。
新聞やテレビでも、「党首単独インタビュー成功」とかってやるんじゃないんですか? 選挙前はそれも自粛するのかしら。
ずっとそれが同じ党だと、太古持ちだと思われますけどね、当然。

何の実績もないフリーのあいさんに対して、kumaさんの要求は現実的に無理だと思うし、本当は、現状のあいさんのような伝え方でも、受け手の側にもっと批判精神があって、単純に一党に利用される結果にはならないのではないかと楽観していたのですが。
蓋を開けてみたら(自民の得票にブログ懇がどれだけの影響を持ったのかはわからないけれど)、恐ろしい結果が出たことは確かですね。

>民主党内には、衆院選の敗因について「マスコミが小泉劇場の筋書きに乗せられた」と、マスコミに責任転嫁する声もあるようですね。

なら、もっとマスコミ対策を研究しなさいよ! と思いますが、資金力の差、なのかな。

生まれたてのネットジャーナリズムとしては、現時点ではできることを目いっぱいやって、得られただけの結果を積み重ねていくしかないんじゃないでしょうか?

ただ、あいさんの今までの活動を見てみると、総括とか継続して掘り下げるといった姿勢はあまりなくて、ハイ終わり・次っ! って、どんどん新しいテーマを追いたがるようで。
私はむしろ、そんなところを物足りなく思っています。

投稿: 美也子 | 2005年9月15日 (木) 13時58分

こんばんは。
このスレッドに関しては、自民党のブロガーとの懇談会と他の1対1での政党インタビュー取材、どちらに問題の焦点がしぼられているのかが、よくわかりません。
インタビュー取材において、全ての党を取り上げることができなかったことに対する批判なら、それはそれで分かるのです。現在の論の主流はこちらに沿っているような気がします。
しかし自民党との懇談会について、またその記事を書くにあたって、「利用された」批判をするのなら、それはまた別の問題としてきちんと分けて批判・総括すべきことではないかなと思います。
問題を追求している方はどちらをメインに取り上げたいのかなと、そこが私の素朴な疑問です。

同じものだとおっしゃる方もおられるでしょうか、懇談会は自民党側が企画したことであり、泉さん側が企画して個別に取材していったインタビューとは根本的に異なります。
インタビューに関してはまだ努力できる面もあったかもしれませんが、懇談会を開くかどうかは泉さん側にはどうしようもないでしょう。
インタビューを問題にするなら「記事の企画」の段階から問題になります。懇談会を問題にするなら「用意された出来事に対してどういう記事を書くか」という問題になります。
やはりこれらは分けて考えるべきことであるような気がします。

投稿: Aa | 2005年9月15日 (木) 22時11分

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