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2005年9月15日 (木)

自民党主催メルマガ/ブロガー懇談会の報告③〜現場にいた記者たちの本音を探る

8月25日に開催された「メルマガ/ブログ作者と党幹部との懇談会」の追取材をしています。
あの日、懇談会の会場には、3つの立場の人たちがひとつの空間に居合わせていました。
それは、招待された参加者の方々と武部幹事長をはじめとする自民党の関係者。そして取材をしていた記者の方々です。
招待された参加者は、様々な意見や感想をインターネット上で発信なさっているようです。自民党からは、代表して世耕弘成さんにお話を聞かせていただきました。
唯一感想を語られていないのは、もう一方の当事者である既存メディアの記者の方々です。

あの懇談会が自民党の宣伝活動ではないかという話が当HPのコメント欄にいただいたこともありますが、ネット上で活動する人たちが、幹事長と向き合うことができたことは事実です。既存メディアの記者たちは、それを目の当たりにしてどう感じたのか、率直な気持ちを聞きたい。
それは、彼らがネットメディアに対してどう感じ、どう見ているか、ということに繋がると考えています。そして、今後の既存メディアのあり方をどう模索しているのか、も合わせて現場の記者に問うてみたいのです。

誤解していただきたくないのは、既存メディアとネットメディアの対立という視点からの取材ではないということです。
私は「goo」さんへの寄稿で「記者クラブの記者たちに威圧感を感じた」と書きました。それは素直な感想です。
でも、彼らひとりひとりと向き合った時、個性豊かであったり、ユーモアに富んでいる人であったり、真面目に仕事に取り組む人であることを知っています。もちろん感じ悪い人もいるでしょうね。人間ですから。
彼らの言葉がどういうものであれ、人間くささのようなものを導き出し、できれば過剰なマスコミ批判をしている人たちが読んでくださったらいいなぁと思ってます。
彼らだって読者と同じ人間であることを気づき、彼らの仕事にも様々な事情があるということをお伝えしたい。
今までの取材記でも伝えてきたつもりなのですが、そういうところはなかなか伝わらないので、もう一度ここで懇談会を通して現役記者たちの声を拾ってみたいという意味でも、インタビューしたいと思います。

【今日までの取材交渉の経過】

記者たちの本音を聞きだすめには、コミュニケーションを取る必要がある。そのためには1週間自民党本部へ通い、直接直談判して、お手隙の時間にお話を聞きたいと思い、自民党へ入館証を発行していただけるようにお願いしたが、情報セキュリティ上の問題があり難しいとのこと。

では、自民党の中にある記者クラブ「平河クラブ」にアクセスしようと、自民党本部の大代表から「平河クラブの幹事社に繋いでください」とお願いした。
交換の女性に「はい」と言われて待っていると、電話口に出てこられたのは、自民党の広報部。平河クラブに繋がると思い込んでいた私は、状況が読めずうろたえていると広報部の担当者から、平河クラブの窓口は、自民党の広報部が担当しているとの説明があった。(その説明を聞いて、椅子から落っこちそうになるくらいビックリ!)
「平河クラブの窓口を自民党が担当するんですか?」と確認した後、取材の主旨等を自民党の広報部に話した。
平河クラブへの取材交渉を自民党の広報部へ文書で送るように言われ、取材の申込み書をFAXで送信し、今返事を待ち。

<文責/泉 あい>

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コメント

記者クラブの受付業務を自民党広報がするとは意味がわかりません。
これは明らかな癒着であり、なあなあな関係ではないですか。

投稿: 亀 | 2005年9月15日 (木) 23時46分

こんばんは。
既存メディアの感想は記事という形でも出ていると思いますが、それよりもっと深い(個人としての)感想を、ということでしょうか。
具体的にどんな質問内容を考えておられるのか、興味があります。

それともう一つ。懇談会の影で忘れられがちですが、その後(8/31)に「各党の政策討論会」というものがありまして、マスコミを集めて行われた一般には非公開のイベントでしたが、そこにブロガーも呼ばれたのです。
「懇談会」の席では、懇談会という枠の中に自民党とブロガーが入ってしまって、既存メディアはそれを外から眺めるという形でしたが、「政策討論会」の場においては、ブロガーと既存メディアは机を並べてまったく同じものを取材しました。
この時、記者の人はブロガーのことをどう思ったのだろう?というのは私の疑問です。
風のように無視か、それとも何を書くのか多少興味はあったのか、そもそも知らなかったのか。
そのあたりからも、既存メディアがブロガーをどう見ているか、探ることが出来るかもしれません。
というわけで、泉さんにはこの「政策討論会の場」も取材のテーマに加えていただきたいと、お願いを出してみます。

投稿: Aa | 2005年9月16日 (金) 01時25分

 余計なお世話なのかもしれませんけど…。

 今、政治部はたぶん臨時国会、崩壊した派閥の取材、内閣改造…などで猛烈に忙しいため、取材を受けるどころではないでしょう。
 またまた誤解を覚悟で書きますけど、本社の広報などと違って現場の記者は(あくまで道義的な意味合いは別として)取材を受ける筋合いも義理も説明責任みたいなものもないですから、「取材? 何を? 何で俺らに?」てな感覚じゃないですかね。

 別に開き直ってるわけでも弁護するわけでもないけど、癒着だとか馴れ合いだとか、政治部の記者は本音では「当たり前だろ」てな感覚じゃないかと思うんですが…。

投稿: しまうま | 2005年9月16日 (金) 11時13分

なら期待できないか・・・・マスコミの将来orz

投稿: 某S | 2005年9月16日 (金) 11時18分

 実際…きれい事言うのは簡単だけど…。政治部って(特に平河はエース級が集まる)同じ記者同士でも敷居が高い…ような気がするんですよね。

 社会部で事件取材をなが〜くやってる人って、知らない人が見るとまるで刑事みたいに見えるそうです。政治部も長い人だと、同業から見ても政治家かその秘書にしか見えない人いますからね。似てくるんですかね。外観だけならいいんですけど…。

投稿: しまうま | 2005年9月16日 (金) 14時03分

こんにちは。
政治部記者さんがお忙しいなら、IT系メディアの方はどうでしょうか。
彼らは基本的には既存メディアの延長であるが、新しいネットマスコミでもある。
面白い立場であるような気もしますけれど。
多分、ネットの側に立ちつつも現実的な提言をしてくれるのではないかなーと。

http://210.166.238.138/news/media/story/0,2000047715,20086691,00.htm
http://www.sbpnet.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=2781
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/26/news052.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/08/26/8916.html

投稿: Aa | 2005年9月17日 (土) 12時05分

こんにちは。時々拝見させていただいています。自民党記者クラブが自民党広報部に便宜を受けていることに驚かれたそうですが、記者クラブはどこも取材対象の便宜を受けているようですよ。
岩瀬達哉さんの「新聞が面白くない理由」をお読みになることをおすすめします。少々古い本ですが、たぶん実体はほとんど変わっていないのではないかと想像します。

投稿: プリマ | 2005年9月22日 (木) 17時10分

プリマさんは、ハムの方ですか?バレエの方でしょうか?気になってます

その本持ってますょぉ
すごいデータですよね

投稿: ぁぃ | 2005年9月22日 (木) 21時21分

>あいさん
ぁ、お読みでしたか。失礼いたしました。
「椅子から落っこちそうになるくらいビックリ!」というのはロジックでしたのね(笑)。
最初はたいていハムですか、バレエですか、オペラですかと聞かれますが、プリマはプリマヴェーラ(春)の略でございます。8年ほど前にこのハンドルでやり始めたネットですが、生で会う人が増えるうちにプリマと呼ぶ人ばかりになり、ブログでは最初からプリマを名乗っております。

投稿: プリマ | 2005年9月23日 (金) 13時40分

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