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2005年9月15日 (木)

選挙の取材への反省〜取材方針

民主党への取材交渉で、kumaさんやしまうまさんの書かれていることについて考えています。
スワニーさんがくださったコメントのように、インタビューへの取材交渉には様々な過程があって、その中で精一杯のことはやりました。
でも、結果として民主党、国民新党、新党日本のトップのインタビューを取ることができなかったのは事実です。
kumaさんやしまうまさんがおっしゃる通り、報道という立場から、全ての政党へのインタビューができなかったことに対しては申し訳ないと反省しています。
各政党の事情もあるでしょうが、一番の理由は私の力不足であると、私自身充分理解しています。
でも、結果としてできなかったのは事実だということを素直に認め、謝ります。申し訳ありません。

読者の方へ申し訳ないと思った時、自分が調子に乗ってるんじゃないかって気づきました。
あれだけ「読者と対話しながら」と言っている私が、自分の力を過信し、自分の力だけでどうにかしようと意固地になっていました。たった何人かの政治家へたまたま単独インタビューさせてもらえたというだけのことで、自分自身を見失っていたのだと思います。
ここでしっかりと反省し、原点へ戻ることにします。
自分の力を過信しない。意固地にならず読者へ問うてみる。

当然、何もないところから「どうするればいいですか?」と問うのではなく、取材過程を可能な限り公開しながら、その都度意見を聞いていくつもりです。
基本的な取材の方法として、先ずは正面玄関から堂々とドアを叩いてみる。
その取材の主旨や、取材対象者がどんな立場にあるのかなどに焦点を当て、取材対象者の応対を公開することもあります。
正面玄関からの取材で充分な結果が得られなければ、読者の方へ知恵を借りたり、今まで知り合った人の力を借りたりして、突破口を探し出そうと思います。

取材対象者や情報提供者の方のことを配慮すると、公開することができない場合もあります。
また、私自身テーマを選んだ時から信念を持って取材をしていますので、曲げられない部分もあり、読者の方の意見全てを受け入れることができないこともあるかもしれません。
でも、今回のように読者の方に気づかされることが多く、また私の目線がブレていないかチェックしていただく意味でも、今後は取材過程を可能な限り公開します。
だから、私が行き詰った時は、「戦略会議」だと思って意見を言ってくださるとありがたいです。

それから、もうひとつ。「選挙を振り返る」のエントリーに美也子さんからコメントをいただきました、
「ただ、あいさんの今までの活動を見てみると、総括とか継続して掘り下げるといった姿勢はあまりなくて、ハイ終わり・次っ! って、どんどん新しいテーマを追いたがるようで。
私はむしろ、そんなところを物足りなく思っています」

全ての取材は、完全に終了してはいないとずっと思い続けています。いつでも取材を再開する構えはあります。
ただ、今はスキルを身につけるべきで、いろいろなものに挑戦したいという想いから、次々へと新しいテーマへ目が向いてしまうこともあります。
挫折し、ひとつのテーマにこだわることから逃避したことがあるということも認めます。

でも、今後自分が納得していないのに、取材を終えることはしません。
特に、記者クラブに関する取材は、自分自身が納得するまで徹底的に行います。
今回いただいたコメントのように、それが私の原動力になります。
私は随分と強くなりましたので、厳しい言葉も受け止められると思います。
コメントをいただけるよう、日々努力をしますので、これからもよろしくお願いします。

<文責/泉 あい>

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コメント

選挙関連のエントリー読んでました。おつかれさまでした。

取材プロセスの公開てのはとても興味があります。活動に差し支えない程度に開示してもらえるとうれしいです。

最初から決め込まないで軽いフットワークであれこれ試してみてください。まだまだ試行錯誤はあると思いますが、そのうち無理のない自分なりのスタイルてのが勝手に出来上がっていくと思います。センセーショナルなスタイルを狙わずに、コツコツ積み重ねてみてください。

投稿: tomo | 2005年9月15日 (木) 23時00分

反省点を洗い出すという意味で言うならば、私はkumaさんやしまうまさんとは少し意見が違っていて(片手落ち・自民党を利したという前提は同意した上で)、民主党などを「取材できなかったこと」自体の経過や意味を、泉さんはなぜ選挙前に独立したエントリーとして挙げられなかったのかな〜と思います。
今から考えると、泉さんへの取材をOKしなかったのは、報道全体の中のごくごく一部の事実ですが、そこにおいて民主党は自民党と比べて報道対応が劣っていた、世の中がわかっていなかったということも言えるわけです。
たとえ民主党の誰かへのインタビューが出来なかったにせよ、自民党の世耕氏へのインタビューの価値が下がるわけではありませんが、その一方民主党はこうだったという視点があれば、本ブログの選挙報道としての価値が高まったのではないだろうか、ということです。

投稿: katshi | 2005年9月15日 (木) 23時37分

経過については8/31の「インタビューできなかった理由」に多少なりともありましたね。失礼しました。
ただ、それが何故だったのかについては「理由という理由はありません」とまったく不問なので、上記コメントの趣旨は変わりありません。

#あぁ、それにしても、これも既にkumaさんが指摘されていたことですね。今日は調子が悪いので以後はロムに徹します。

投稿: katshi | 2005年9月15日 (木) 23時55分

>泉さん

私の再度の質問(投げかけ)にお答えくださり、ありがとうございます。泉さんの真摯な言葉から、私も多くのことを学ばせていただきました。

私は泉さんに対し、いろいろと理屈っぽい批判を展開してきましたが、ちょっと意地悪だった部分はごめんなさいね。

このエントリーを読んで、これまで以上に泉さんは強い人だなと感じました。

投稿: kuma | 2005年9月16日 (金) 00時54分

 泉さん、批判や論評をした人に向かって謝罪する、なんてのはちょっと卑怯なやり方ですよ。そんなことをされたら、悪者になりたくない人は、「ちょっと違うんじゃないかな?」と思っても、本音では書かなくなるでしょう。

 明らかに敵意とか悪意をむきだしにして書いてくる人には効果的かもしれませんけどね。
 

投稿: しまうま | 2005年9月16日 (金) 11時25分

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