ピンクリボンフェスティバル2005

今年も開催されます「ピンクリボンフェスティバル2005」

乳がんを経験した私にとっては、とても身近なイベントですが、ご存知ない方も大勢いらっしゃるでしょうからご紹介します。

ピンクリボンは乳がんの早期発見・早期診断･早期治療の大切さを伝えるシンボルマークです。

テレビでは、襟元にピンクリボンのバッジをつけた芸能人の姿も見られるようになり、今年で3回目を迎えるこのイベントもかなり知名度が上がっているのではないでしょうか。
街中が、ピンクリボンで飾りつけをされたり、東京タワーがピンクにライトアップされたりと、フェスティバルの間に様々なイベントが企画されています。
その中で、私は第一回目からスマイルウォークへ参加しています。画像は、昨年いただいた完歩証で、今年もまた完歩証をゲットしたい！！

1回目は、ゲストの荻原次晴さんの歩くペースに合わせて、私は走り･･･。
昨年の2回目はマイペースで歩き、途中のラーメン屋さんがチャーシューを仕込んでいるのを見つけて、
「う〜まっそぉ〜♪」
と叫んでしまい、お店の人が、
「1枚いかがですかぁ？」
と笑顔で言ってくださったのを、後のおばちゃんたちが真に受けてお相伴にあずかっていました。
六本木で、かわいいピンクのこぶたちゃんに出会い、びっくりした後知らない人同士で顔を見合わせ笑ったこともあったっけ。
いつもは電車に乗って移動する街の中を、自分の足で歩き回る達成感はなかなか良いものですよ。

それに、去年のスマイルウォークで「また会おうね」って約束した人がいるんですよ。ある協賛企業のスタッフの方です。
「去年もお会いしましたよね。懐かしいですねぇ」
と再会を喜び、
「では、また来年もお会いしましょうね」
と、また来年このスマイルウォークに来るを目標に、固い握手をして別れるのです。
些細なことだけど、私にとっては大きな支えになってるんですよ。
乳がんの再発なしに、来年またここへ来て歩きたい。ここへ来れば、彼女の笑顔が待っていてくれる。

スマイルウォーク当日、会場にはいろいろな企業が出展します。
骨密度を計測してくれる企業もありましたよ。（今年もあるかどうかはわかりません）
私は、去年も一昨年も20歳の平均よりも、遥かに密度の濃い数値が出ました。これってかなり自慢なんだよねぇ♪骨だけ若くてもしょうがないんだけどさ･･･。
去年は、化粧品の試供品なんかももらえたし、平松愛理さんの歌を生で聴けたりと、私にとっては楽しいこと尽くめでした。

このエントリーを書きながら、特に男性にピンクリボンフェスティバルへ参加して欲しいと強く思っています。
女性特有の病気である乳がんは、女性のアイデンティティーを欠き、どこへ落としどころを見つければいいのかと悩み、心に穴が開いてしまいます。
パートナーである男性がそれをどう理解してくれるかということは、乳がんの手術を終えた女性にとっては大問題。
彼が一言「その体の君を愛してるんだよ」と言ってくれれば、そこが乳房に傷を負っても女性として生きていられる居場所になるんです。

また、私のようにシングルの女性ばかりじゃないですよね。お母さんが乳がんになることもある。
お母さんは、いつも家族を優先して、自分のことは後回しにしがちではありませんか？
胸にしこりを見つけても、なかなか病院へ行くことができない。行こうとしないということもあるようです。
そんな時、家族がお母さんの背中を押してあげる。そういう愛情って素敵だと思います。

男女に関係なく、乳がんがどのような病気なのか知って欲しい。
なぜなら、乳がんは決してこわい病気ではないから。
早く見つけて早く治療する。そして、そこに家族やパートナーの理解があれば、克服できる病気だと思います。
今年は、あなたも歩きませんか。私は、今年もスマイルウォークに参加します。

スマイルウォークは、神戸は10月1日（土）、東京は10月10日（月）です。

＜文責/泉 あい＞