地震が起きて〜中島美嘉コンサート

7月23日土曜日の地震の時、私は自宅にいました
はじめは微動だったけど、だんだんクレッシェンドしてテレビや高く積み上げている本が、カタカタと揺れ始めたので、思わず両手でガバっと押さえ込む！
玄関の方から、カタンという音がして、結局落ちたのは、ストックしていたティッシュの箱ひとつ
怪我もないし、被害はゼロ
でも、テレビでは電車のダイヤが乱れていると仕切りに報道していて、これくらいの地震で電車は停まっちゃうんだと都会の脆さを知りました

日にちは変わって、24日の日曜日
私は友人と中島美嘉ちゃんのコンサートへ行ってきました
トークに入ると彼女は、「昨日は地震があって･･･」と話しはじめたんです
当日そのコンサートへ出かけた方のブログを見つけました

「TIL KINGDOM COME」より

６時ギリギリに会場に到着。「間に合ったー」と思って会場の中へ。席を見つけ座っていると、場内アナウンスが。
　簡単に言うと、「地震で電車が止まってるから開演時間を遅らせる」とのこと。３０分遅れることになり、「まあしょうがないか」と思い待つことに。
　しかし、そのアナウンスがその後２回流れました。要するに１時間３０分遅れたってことです。会場案内のバイトの人にキレてるおっさんもいました。
　１時間３０分遅れでライブ開始。始まってからも人が続々と来て、空いていた席も埋まりました。

美嘉ちゃんの話でも、1時間遅れで幕は開いたのですが、客席の半分は空席で
それでも徐々に人が増えて、後半は満席になって大盛り上がりだったとか
「そんなことを今日言っても仕方ないんですけど（笑）」
と彼女が言うくらいだから、土曜日にみんなが駆けつけてくれたことが余程うれしかったんじゃないでしょうか
きっと土曜日は、会場が一体化し大盛り上がりだったのでしょうね
何の交通の障害もなく日曜日のコンサートをすんなり観れた私ですが、ちょっと土曜日のお客さんのことをうらやましく思っちゃいました
（不謹慎ですみません）

揺れる本の山の中で、「この揺れ方は死ぬかもぉーーー！」と一瞬パニックに陥った私
「このバッグを抱えて逃げるべし」と詰めていた防災グッズを解散させていたことを今、後悔しています
世の中何が起こるかわからない
そんな経験を何度となくしているのに、地震だけは自分とは無関係でいて欲しい
それがどんなに間違いであるか、実際に揺れを体験して改めて知らされました
自然災害って、自分でも予め対処できることがあって、各自が最大限の努力をすれば、被害は最小限に留めることができるのかもしれません
でも、最大限の努力って何をしたらいいのでしょう
ひとり暮らしの女が、地震で途方に暮れているところを考えただけでもぞっとします
だからこそ、今できることを真剣に考えなくっちゃ

それにしても、私の実家の家族は、誰ひとりとして「大丈夫？」という電話もメールも未だにありません
ぁぁ、私はいらない子なのね･･･

＜文責/泉 あい＞