記者クラブの表と裏 【取材記7回目】
5月25日取材
現役の記者さんにインタビュ−しました
中央省庁の記者クラブに登録していらっしゃる女性の記者さんです
読者のほとんどの方がそうだと思うのですが、私にとって記者クラブは全く未知な空間です
想像するしかない空間がどういう雰囲気であるのか、その場所を行き来する記者さんが、普段何気なく感じていらっしゃることなどを聞いてきました
そういう意味では、いちばん最初にインタビュ−させていただく記者さんだったということで、記者クラブについての問題というよりは、記者クラブの実態についての質問の方が多いかもしれません
「こんな質問してもいいのかな」というものも思い切って投げかけてみましたが、嫌な顔をせず全て答えてくださっています
私のように外から眺める者にとって、大きな組織に属し、記者クラブという空間を使えることは、うらやましい限りなのですが、お金の面は大変そうです
入社して地方へ赴任すると、車がないと取材に回れないので先ず車を買う、カメラを買う、パソコンを買う
入社と同時に借金を背負います
もちろん会社によっては、いくらか補助してもらえるようですが、全額ではないそうです
ちょっと意外な点でした
取材に関しては、記者クラブの総意として取材対象の方を呼ぶことができる辺りはすごく便利でうらやましい
ただ、その機会が記者クラブ以外の記者にオ−プンにされていない実情は残念です
「記者会見に入ってきてもいいですよ」とは言うものの、記者会見がいつどこで開かれるという情報がオ−プンにされていないのは矛盾していると思います
では、閉鎖的な記者クラブを記者たちが「よし」としているかと言うと、そうではありません
ただ、記者クラブという組織は、団体行動をする組織なのです
個々ではオ−プンにした方がいいと思っていても、記者クラブに所属していると、記者クラブの総意ということでしか動けない
それは、記者たち自身にとって良い面でもあり、しがらみでもあるようです
その中で記者たちは、世間で指摘されている記者クラブの問題を受け止め、自分たちができる範囲のことは努力して変えていると彼女のお話からわかりました
例えば、接待は必ず会費制にしてもらい、自分たちもお金を払うというところ
「接待なら行きません」と最近では記者自身が接待を断るそうです
でも、実際には、官報接待がゼロではないという話から、
「マスコミ操作も有り得ますか?」
という私の質問に答えた彼女は、サラリ−マンではなくジャ−ナリストとしての誇りを持っていらっしゃるということがはっきりわかりました
相手から接待を受けたとしても、省庁の喜ぶようには記事を書かないと話しはじめた時、彼女の柔らかい表情が少し変わり、
「新聞記者という仕事を選んだのは、相手の言いなりにならないということを生き方として示している」
彼女の表情は真剣でした
その誇りは、記者クラブに対する考え方の中にも見られます
彼女の口からこの言葉が出てきたわけではありませんが、私には、
「ジャ−ナリストとしての仕事をしていれば、記者クラブがなくなったとしてもちょっと不便になるだけ
サラリ−マンとして日々の仕事をこなしているだけの記者にとっては、なくなると困るもの」
と言っているように聞こえました
でも、記者クラブが完全になくなってしまえば、公権力を監視するという点で弱くなってしまうというのも彼女の意見です
記者ひとりでは太刀打ちできなくても、記者クラブという組織でぶつかれば、相手は動く
「省内にタダ住まいして、接待受けて癒着して、当局の言いなりになってというだけの批判だったら、それはちょっと違うと思う」
と彼女は言います
現場の記者たちは、確実に変わっていて、接待を受けないし、当局の言いなりにもなっていない
それなのに、その理由で記者クラブを廃止してしまうのは、危険だということです
JR西日本の記者会見での記者の暴言を見たことで、記者クラブに興味を持った私は、記者個人の資質や姿勢に問題はないのかというところも注目していました
中には「?」と思える記者さんもいらっしゃるようですが、ジャ−ナリストとしての誇りを持った女性に出会えてうれしく思います
彼女が登録している中央省庁の記者クラブは、同じ新聞社から何名かの記者さんが登録しています
私が鎌倉市の広報メディアセンタ−で取材をした時は、1社1人の記者さんしか登録なさっていませんでした
その辺りで、記者クラブと記者さんの係わりに、中央と地方での違いはあるのかが気になります
明日は、地方の現役の記者さんへのインタビュ−をUPします
- 現役記者さんへのインタビュ−
全国紙現役記者
中央省庁の記者クラブへ登録
30代 入社して10年以上経つの中堅の記者 女性Q.どうして新聞記者になろうと思ったの?
A.シンプルに言うと、試験に受かったから。(笑)
大学4年生の時に最初に就職活動をはじめたのがマスコミだった。
それまで全く何も考えてなくて、大学院に行こうかなとも思っていたので、就職活動してみて気に入らなければ大学院に行こうと思っていた。
最初に回った会社の青田買いに受かってしまって、それが今の新聞社だった。
そこで記者という仕事があるんだとはじめて実感して、せっかくのチャンスなので、記者になってみてもいいかなと思った。
普通の人はなりたいというのが前にあって、準備して試験を受けるが、受かってから考えた。Q.では、かえってギャップはあまりなかった?
A.ギャップだらけ。Q.女性でも泊りとかあるんでしょ?ちゃんと部屋はあるの?
A.泊り部屋っていうのがある。毎日ひとりで泊る。
昔は、配属先が決まって赴任してから部屋を探すのだが、仕事が忙しくて部屋を探している暇がないので、とりあえず支局の泊り部屋に住み付いて、家を探して引っ越すということをやってた。バカみたいでしょ?
だからそういう習慣が今はなくなって、予め配属先がわかるようになった。Q.そういう意味では、新入社員に「あまいわ」と思うこともある?
A.でも、言ってもしょうがない。みんなそうだから・・・。
私は最初に動機付けがないから困りましたよね。
なんとなく大学生で何もわからないお嬢ちゃんが、突然社会の、しかもすごく乱暴なところに飛び込んだので。
やる気満々なら歯を食いしばってというのがあるけど、私はなってから考えようというタイプなので。Q.職場にはおじさまが多いわけでしょ?荒らしい言葉とかあるんでしょ?「こんなんじゃダメだ−−!」とか
A.そんなの荒々しくない。(笑)Q.荒らしい言葉ってどういうの?
A.人にもよりますけど、「アホ−」とか「ボケ−」とか「帰れ」とか「やめろ」とかそういう人もいる。
でも、30年くらい前はすごかったらしいけど、私が入った頃はもう落ち着いていて、職場で喧嘩する人もいなかったし。Q.でも女性は少ないわけでしょ?
A.ええ、1割くらい。Q.その中で働くのってすごい
A.いえいえ、全然。Q.では、本題の記者クラブについて聞かせてください。私もそうですがほとんどの読者の方は、記者クラブについて全く未知なので、記者クラブという空間の雰囲気や、そこで記者さんが感じる何気ない感情のようなものもお聞きしたい。
A.私の今の仕事を説明すると、仕事の拠点を会社に置きながら、いろいろなところを取材して回っている。
その中でいちばん出入りする確率高いのが、ある中央省庁なので、そこの記者クラブへ名前を登録している。
でも、記者クラブへ所属しているという言い方をする時は、朝家から直接記者クラブへ出勤して、そこで一日を過ごして、記者クラブから家に帰るというやり方で仕事をすること。
記者クラブは、経費を払えば何人でも登録できるので、主担当は私の他にいる。その人がひとりではなくて、その周りに出入りすることが多い記者が2、3人登録をしているというのが実態。
私が取材する相手は中央省庁にずっといるわけではないので、毎日行くわけではない。1週間に1回も行かないこともある。
私は、用事がある時にしか中央省庁に行かないので、社内から役人にアポイントを入れ、例えば何時に職場でって約束すると、その人の職場(中央省庁)に直接行って直接帰ることも多い。
時間に余裕があると、記者クラブに寄って同僚と話したり、面白い資料はないか探したりする。
だから、私の使い方は、ヘビ−ユ−ザ−ではない。Q.そこにはパソコンなんかも用意されていて、ちょっと必要な時には使えたりするんでしょ?
A.それは、記者の持ち物。会社によっては会社の持ち物かもしれない。
記者クラブで官庁から提供を受けている物を言うと、スペ−ス、電気、電話線、蛍光灯、机ぐらい。
電話は、モジュラ−があるから、各社自分の負担で電話を持ってきてモジュラ−に入れる。FAXも同じ。
電気代は、ひょっとしたら、提供者つまり省庁が払っているのかなぁ、そこは聞いたことがないが、月に記者ひとりに付き500円とか1000円とかを払う。
そのお金を多分、コピ−代とか(コピ−機は省庁で用意してくれている)、ひょっとしたら電気代の一部くらい払っているのかもしれない。Q.私は、新聞社って大きな組織に所属していらっしゃるので、パソコンとか使い放題だと思っていたが、自己負担もあるんですね
A.それは会社によって様々。
例えば、会社の備品を貸与してくれるところもあるし、自分で買って領収書をもらってきて、その中から補助が出るというところもある。全額はみてもらえない。Q.厳しいもんなんだ。外から見ていると「いいなぁ」って漠然と思うが
A.お金の面は、自己負担が多い。
地方支局から出発することが多いけど、そこでまず借金背負う。車買うでしょ、カメラとパソコン買うでしょ。Q.それも自己負担?
A.うんQ.会社買ってくれないの?
A.うんQ.そこら辺はフリ−と変わらないですね
A.フリ−と違うのは、組織の人間であるということ。それって大きいかもしれないけど。
お金の面では、お給料がもらえるっていうところが違うけど、持ち出しが結構多い。Q.今登録していらっしゃる記者クラブには、他にどんな会員の方がいらっしゃるの?フリ−はいる?
A.日刊紙を出している新聞社とNHKさんと放送法に基づく民放と、専門紙、基本的にはそれくらい。
時々赤旗さんのような政党の新聞が、「大臣会見に参加したいので」と希望を出してきたら、その都度そのクラブの会員に「いいですね」と念を押して参加してもらうということになっている。Q.では、雑誌やフリ−の記者が全く入れないというわけではない?
A.その人がその都度記者クラブに主旨を言えば、断ることはないんじゃないでしょうか。Q.省庁ではなく記者クラブに申し出るの?
A.そうです。なぜかと言うと、会見室というところで開く会見については、主催者が記者クラブであって、省庁主催ではないので、主催者にことわるということ。Q.省庁主催の記者会見もあるんでしょ?
A.あるある。Q.でも、省庁が「いつどこで記者会見を開きます」という情報を流さないと、記者会見がいつあるかなんて普通わからないですよね?
A.わからないですね。そこで情報が優先的に記者クラブに流されているので、表向きには門戸は開かれているけれど、知る手段がないという意味では閉ざされているということになりますね。
今は、ウェブサイトで記者会見の内容とかニュ−スリリ−スとか資料とか全て見れるが、「記者会見を開きます」という情報はまだ載らない。
そういう意味では、記者クラブに出入りをしなければ、なかなか知ることができないと思う。Q.記者会見での情報は、直接省庁へ行けばもらえる?
A.「しました」という情報も「します」という情報ももらえる。Q.記者クラブにいて特に優遇されている点は?
A.省内にいるので、移動が楽(笑)。
例えば、3人の人に取材をしたいと思ったら、9階に行って5階に行って3階に行ってというようなことをしないといけないが、記者クラブとして勉強会を開きたいので来てくださいと言えば、役所の人が来てくれる。
省内の人だけではなく、茨城県とか神奈川県とか離れたところにいる人でも、お願いをして日程の都合がつけば、東京まで来てくれる。それは楽でしょう?Q.記者クラブとしてお願いしないとだめなんでしょ?
A.そう。記者会の総意であるということが前提。
例えば、私が個人的に取材をするために九州の人と北海道の人に会いに行くのは記者会の通じる話じゃないから。
よくあるのは、省庁が進めているプロジェクトの拠点が大阪だとして、みんなが取材をしたいと思っているけれども、各社が個別に大阪まで行って同じ人に20回同じことを聞くのはバカバカしいとみんなでわかった場合は、記者会として申し込む。
その省庁に係わりのある人、係わりのあることに限られる。Q.そういう場合、来ていただけるの?記者たちがみんなで行くの?
A.来てもらえる。その人の都合がつけば、例えばその人が省庁にご用があって来るついでに、会見室に寄ってくださいとか。
聞きたい記者がみんなで待っているから、そうすれば一遍で済みますよねというお互いの省力化。手間が省けて時間が省ける。
省庁の人は、それによって自分のやっていることが、広く伝えてもらえて、私たち記者は、時間が節約できるということがメリットになる。
フリ−の人は、多分できないから、行くしかないし東京に来た時にどこかで会うということしかできない。Q.ついでがなかった時、交通費はどこが負担するの?
A.それは、う〜ん、ついでがなければ・・・う〜んQ.だいたいついでがあるものなの?
A.だいたいついでがあるものなんですよ。(笑)
「会見をしたい」と向こうから言ってくる場合もある。
「みんなにお越しいただくのは大変なので、私が行きますよ」と言って決まった話なら、その人が出張手続きなどをして来る。
私たち記者が無理に頼んだということが経験上ないので、そういう場合に誰が交通費を持つのかという話をしたことはないけれど、多分もしそうなったとしても、相手が省庁の人だから省庁の予算から出すことになると思う。Q.それだけ省庁にもメリットがあるということ?
A.省庁にメリットがある限りはそういうことになると思う。Q.お互い持ちつ持たれつ?
A.そうそうそう。
あと優遇されてるのは、資料を最初にもらえるというのがありますよね。会見に出ることによって、HPに載るよりも先にもらえる。
それも、フリ−の人が会見に出れれば先にもらえるから、優遇になるのかな・・・。
あとは、いちばん大きいのはスペ−スを提供してもらっているというところ、それに家賃を払っていないわけだから。Q.部屋があることによって、仕事は効率良くはかどる?
A.はかどると思いますね。Q.実際にそこで作業している人はいっぱいいる?
A.います。
1社が何人も登録していると言ったが、ひとりは主担当で直行直帰している人がいるわけで、その人は、省内のことばかり取材するわけではないが、朝から夕方まで基本的にそこにいて、そこにパソコンも置いて、取材があればそこから出かけていって、またそこへ戻ってくるという風にオフィス代わりに使っている。
その間に、省庁が広報したいことが山のようにあって、その山のような資料をボンボン机の上に置いていく。で、その中からニュ−スすべきかどうか取材すべきかどうかを判断して、捨てたり取材したりする。
ニュ−スはひっきりなしにそこに集まる。
あとは、市民団体とか組合とか民間の企業とか、ニュ−スを提供したい省外の人からもひっきりなしに来るわけです。Q.そんなに多いの?
A(テ−ブルの上50cmくらいのところに手のひらをかざして)毎日こんなですよ。
そこにいれば、基本的に食う材料に困らないと言うか。(笑)Q.一般の人が持ち込まれるものがニュ−スになる頻度ってどれくらい?
A.ネタによると思う。市民と言うよりは企業とかシンクタンクとかNPOとか。結構ニュ−スとして取り上げる。Q.そこに常駐している記者の方は、それ全てに目を通す?
A.全ては見てられません。だからどんどん積もっていくんですけど。Q.常駐している人の空間なんですけど、パ−テ−ションで区切ってあるとか、広い部屋にデスクが並んでいるとか
A.それはいろいろ。区切ってあるところもあって、そこはプライベ−トっぽい。Q.他の会社の方とずっと一緒にいるわけですよね?どういう感じなの?同志でもありライバルでもあるわけでしょ?
A.そうですね。それも記者の個人差があるけれど、同じような行動パタ−ンだから仲良しになって、抜き合う必要のないニュ−スでは結構協力し合う。
例えば、会見に遅刻してきたとしたら、「会見の冒頭どんなんだった?」とかって他社の記者に聞いたり、省庁の人が会見に来て、パワ−ポイントなり何か資料をUSBでくれたりしたら、それをみんなで共有したりということはよくする。
だけど、抜き合いが必要になる記事もいっぱいあって、その時は机で仕事をすると声が聞こえてしまう。
あいつが何をやってるってすぐにわかるから、そこでは取材しない。Q.じゃあ、今日はいないから何かあるんじゃないかってドキドキすることも?
A.(笑)ドキドキね。
こっちもこっそり取材をして、ある偉い人キ−パ−ソンとかに会おうとすると、エレベ−タ−で一緒になったりして、「おっ」とか言って、同じ方に歩いて行って「あなたも?」みたいな。(笑)そういうのは結構ある。
よく言うのは「机にいない時は気をつけろ」。Q.スリルある職場ですね
A.(笑)そうそう。Q.女性として居心地はどう?男性が多い職場でしょ?
A.あまり関係ない。男女比は記者クラブによって違うけど、私が登録している記者クラブは女性が割りと多い。
首相官邸とか国会とか、政治部の人たちがいる記者クラブは男性が多い。で、だいたい昼はソファで寝てて・・・。Q.政治部の人は夜の方が主なお仕事?飲みながらとか?
A.飲みながらとか、議員が帰ってくるのを宿舎の前で待って、帰ってきたところをつかまえて話を聞くというのが多いので、夜遅い。Q.やっぱり議員の人たちって赤坂の料亭に行ってるの?
A.行ってるよ。(笑)赤坂ばっかりじゃないけど、赤坂は多い。あとは人によっては神楽坂とか。六本木へ行く人もいる。Q.じゃあ政治部の人は時間関係ないですね?
A.関係ない。むしろ昼の方がすることが少ない。
ソファとか置いているクラブとかもあって、ソファによく寝転がってる。Q.女性でもそこにいて大丈夫なの?
A.なんかだんだん麻痺するみたい。毛布かぶって寝てたりする。(笑)
あと記者クラブには世話をしてくれる女性がいるんですけど、(女性じゃないこともあるがだいたい女性が多い)省庁の職員なので、私たちはその方の給料は払っていないので、供与されるものの中で、その人たちの給料がいちばん高いものかもしれない。Q.そういう女性は具体的に記者クラブの中で何をしてくれるの?
A.山のようなプリントを各社のブ−スに配ってくれる。各社に来た郵便物を置きに来てくれる。各社が購読している新聞を置きに来てくれる。
誰もいなくて電話が鳴っている時に電話を取ってくれる。Q.みんなその人には優しい?
A.うん、優しい。(笑)Q.では、記者さんにとって記者クラブは便利な面が多い?
A.そうですね。便利だから使っているんだと思う。というか、なくならないんだと思う。Q.面倒くさいなっていうシステムはある?
A.あるある。記者クラブの総意として決めなければいけないので、面倒なことが起きると記者クラブ総会を開いて、各社の意見を聞く。
例えば、話題になっているニュ−スがあって、その会見を何時に開くかっていうこと。
テレビの人は夕方のニュ−スに間に合わせたいので、早い方がいい、例えば「3時から開いてくれ」と主張するが、他の用事が入っている人が多かったりして、「じゃあ1時」と言うと、テレビの人は「1時だと困る。昼のニュ−スに入っちゃうからそんな時間は」とか言って、調整が面倒くさい。Q.テレビ派とか新聞派とかに分かれるの?
A.(笑)対立はしないけど、分かれる。
主張が全然違うので、テレビはカメラで撮らないといけないから、場所とか配置とかにすごく気を使うが、私たち新聞の記者は話を聞ければいいので、どうでもいい。
そういうことも全て段取りを決める中で面倒くさいこともある。
もうひとつ、これは結構重要だが、「縛り」とか「解禁」とか。これは便利なことと困ることが裏腹で諸刃の剣みたいなところがある。
基本的にニュ−スって、今日起きたことを今日書きますよね?
例えば官庁とかは、とってもややこしいこと、とっても複雑なこと、記者が理解するのに時間がかかるようなこと、あるいは大量にあるようなことは、金曜日にオ−プンにしてくださいとお約束をして火曜日に記者会見を開いたりする。
そうすると、記者は水木の2日間、準備ができる。
そういう事前に開く記者会見のことを事前レクと言って、金曜日に記事を出すっていうことを解禁と言い、それまで縛るわけ。それは記者会と省庁の約束。
その時に、記者会に所属していない人が、たまたまそれを知って書いてしまうことがある。
でもそれは違法ではなくて、勝手に記者クラブで約束をしていることなので、会員外の人は関係ないから、ニュ−スとして書く。
そういう時に、例えばそれが、ある新聞社のその記者クラブ員ではない記者の仕業だったりする場合もある。
その時は記者クラブで総会を開いて、「その新聞社はけしからん」と、「協定結んで縛っているのに、同じ新聞の媒体に出るのはいけない」とか言って、最悪の場合は除名。Q.除名って、その記者だけでなく新聞社ごと?
A.そうそう。除名とか、3日間登院停止とか。そういう制裁を加える。
その時に必ず出てくるのは、「会員外のことまでは縛れないからおかしい」という意見と、「それでもそれを言い出すと確信犯みたいに知らんふりして書くことが横行するから、やはり徹底すべきだ」という意見と、もうひとつは、「そもそも縛りなんか作るからいけないんだ」。(笑)
その日その日で書けるくらい記者はちゃんと磨けという話と、それだと不正確な記事になって、余計混乱するからっていう意見と、いろいろごちゃごちゃごちゃっと出て、いつももめるのはそこ。
ある意味、当局がこういうことをしていると知った時点で、一刻も早く国民に知らせるっていうのが私たちの役目であるにも拘わらず、私たちの都合だけで、そのニュ−スを私たちの手元に拘留するわけ。
それは私は抵抗がある。だけど、まあそこはなぁなぁでやってる。う〜ん・・・。
だから、それを破る人が出ると、問題になるわけ。Q.早く記事が書けたら一日でも早く出したいですよね?
A.うん、出したいですよね、そうそう。
出したいのだが、大量の資料があって、ちゃんと読めない。
その日3時に会見があって、7時の締め切りまで4時間しかないのに、1時間会見してあと2時間で書けって言うのも、それも微妙で難しいんですね。(笑)Q.締め切りに追われる毎日の積み重ねで、よく体が持ちますね?
A.まぁ・・・持つようにするんですけどね。Q.しかも信憑性が問われる新聞なわけですよね
A.う〜ん、だから間違うことだってあるんじゃないですか?勘違いとかね。Q.普段どんな努力をするの?
A.人それぞれ。価値観にも係わるから、不十分な情報でも早い方がいいって思う人もいるし、相手(取材対象者)が嫌だって言っても書くんだって言う人もいる。
「今は止めて」って言っても書いちゃうっていう人もいる。Q.それ、後で問題にならない?
A.なるよねぇ・・・(笑)でも・・・そこは・・・う〜ん。Q.それでも載せる価値があると思って?
A.価値があると思えばですよね。Q.ジャ−ナリストとしての使命感があるわけですね?
A.使命感の時もあるし、特ダネを書きたいっていう功名心の時もあるんじゃないですか?
それはもうケ−スバイケ−ス。Q.10年くらい前の本には「クラブボス」という記者クラブを仕切る人がいるって書いてあったが、今もいる?
A.(笑)クラブによってはいるんじゃないですか?
長くそこにいる人は情報通になって詳しくなって、記者クラブ総会とかでも、その人のひとことで話が決まるというようなそういう人が、いることは有り得る。
全体的な傾向としては、省庁っていうのは、1回経験すればいいやっていう感じの通過儀礼的な担当なので、ひとつの省庁だけ何十年やっているという人はいない。
半年しか担当しなかったり、だいたい1年交代くらいで変わっていくので、クラブボスになり得ない。
割とみんな記者同士のつきあいも淡白だし。Q.付かず離れずみたいな?
A.(うなずきながら)付かず離れずみたいな。
役所とのいわゆる癒着みたいなのも、癒着が生まれるぐらい長く付き合えないというところが今はある。Q.新年会や忘年会など官報接待と言われるものも全くない?
A.全くないわけではない。ただ接待じゃない。会費制で記者もお金を払う。
昔は接待があったから、各社で「接待だったら出ません」と言い出す記者が増えてきて、今は、例えばひとり5000円とか払う。
まぁ、全部が全部そうじゃないかもしれないけど。
お金の面でのもたれあいって言うのは避ける。
個人的に仲良くなるっていうのは、人間同士だからあるでしょ?
例えば、取材では緊張感のある批判や説明ということをやっていても、夜は「ちょっと行こうか」と言って飲みに行くことはよくある。Q.省庁の人も、批判されてもそれがジャ−ナリストとしての仕事だからということで尊重している?
A.もちろん、それが前提。Q.癒着云々ではなく、普通の人間関係として行くという感じ?
A.そうですね。その時に「今日は私がおごりましょう」とか「こないだおごってもらったので、今日は私がおごりましょう」「お願いします」みたいなやり取りはあるけど、そこで接待みたいなものは、起こらないって言うか・・・。
地方自治体とかは、そこら辺のセンスはまだ疎い市長さんとかいるから、ひょっとしたら例えば「市長主催釣り大会♪」とかそういうのがあるかもしれない。(笑)
あと、男同士のことは私にはわからないけど、例えばキャバレ−みたいなとこ行ったりとか、あるかもしれないけど・・・どうなんだろ。
今でも結構NPOとかオンブズマンとかが開示請求すれば、全くゼロじゃないと思いますよ。
市長が例えばポケットマネ−でやればいいんだけど、公費から出すのが問題なわけですよね。
そこは・・・どうなんだろ、表には出てこないけど。Q.では、マスコミ操作っていうのもあるかもしれないと考えられます?
A.どうだろ・・・。私個人の意見を言うと、お金で買われたくないのでジャ−ナリストになっているわけですよね?
そうじゃなきゃ、広告特集とかをお金もらって相手の言いたいように書けばいいので、そうじゃない仕事を選んだのは、相手の言いなりにならないよということを生き方として示しているわけですよ。
その中で、じゃあ1回屋形船で接待されたからと言って、役所が嫌がることは書かないとか、そういう変節は有り得ないと思う。
そういう風に見られるのが嫌だから、自分で身銭を切って屋形船や飲み会にも参加するわけですよ。
そこは多分、外から見たらあり得る状況として見えてくるのかもしれないけど、記者個人としては、そんなもんじゃないと言うか・・・。
だって役所の好きな記事を書くんだったら、新聞記者になる必要ないですよね。
元々の存在意義って言うのは、公権力の監視のためにメディアがあって、税金の使い方がおかしいんじゃないの?ってことあるごとに言っているわけ。
それを曲げるっていうのは、ほとんど記者じゃないっていうことになりますよね。
あっちゃいけないと思うし、そんな簡単には癒着できない。Q.記者のほとんどがそういう意識を持っていると思う?
A.うん、だから続けているんじゃないですかね。
人の言うことを聞かない人が新聞記者になっているわけだから。
こんなドロドロになって働いて何のためよっていうことでしょ?(笑)Q.サラリ−マンという意識じゃやっていけない?
A.やっていけない。時給にしたらめちゃくちゃ安い。ホントに。ファ−ストフ−ドのが高いんじゃない?
そういうことを考えると、相手が喜ぶ記事も自分が応援したい気持ちだったら書くけど、それは結果として相手が喜ぶということ。
相手を喜ばせる記事、特に官庁相手に公権力相手に、そういう発想は元々しつけられない。教わらないっていうか。Q.自分の主観も大事ですね?いつも磨いてる?
A.そうですね。ニュ−スセンスとか。
これはニュ−スなのか、良いことなのか悪いことなのか、知らせるべきことなのか、捨てておいてもいいのかとかそういうことは常日頃から。Q.読者にも、同じように記事を読むセンスを持って欲しい?全ての記事を鵜呑みにするのではなく
A.理想を言えば、新聞に書いてることは、全部本当かな?ぐらいの気持ちで読んで欲しいし、私が書いた記事は私の目を通してしか伝えられないわけで、切り口と言い、誰に取材するかというある意味全部バイアスがかかっているわけ。
報道に本当の客観は有り得なくて、先ずこの話を取り上げたことからして書いている人の主観が入っているわけでしょ?
全部を鵜呑みにっていうのは、メディアリテラシ−としては全然だめで、できれば今はインタ−ネットがあるわけだから、各紙がどう報道しているか比べるとか、この記者には共感できるとかできないとか、そういう読み方をして欲しい。Q.記者クラブが廃止されることになったらどういう弊害が出ていると思う?
A.実際にはあんまりないと思う。Q.それは読者にとって?記者にとって?
A.記者にとって。不便になるっていうところに尽きると思う。
例えば、「何月何日何時からこういう記者発表があります」ということを毎日毎日問い合わせたりする手間がかかる。
省庁の人が、それぞれ全社にFAXか何かで送るということになって、すごく煩雑になる。
あとは、直接取材になるので、個別取材だから、その人が忙殺されてなかなかアポイントが取れないということがあるとすると、ニュ−スが遅れるっていう意味で読者に迷惑がかかるかもしれない。
ただ逆に、そういう風なことになっていくと、今まで書いてたんだけど、「これいらないんじゃない」というような見方ができるようになる。
今までただ何となく習慣で書いてたけど、「もういいや取材できないし、よく読んでみたら別にこれを知らせる必要もないじゃん」っていうようなどうでもいいネタとかが淘汰されていくので、その分違う取材にエネルギ−を使える。
よく批判させるけど、お役所の横書きの資料を縦書きに直してるだけだから、それがつまり御用ジャーナリズムとか大本営発表って言われるところなんですが、それはどんどんなくなっていくだろう。
記者を多く抱えている会社とかは、人が余っているから、同じ会社の中の記者同士で記事の奪い合いがあって(笑)、「今日も私はちゃんと働いています」という意味のどうでもいい原稿、横を縦にしたような記事を書いてお茶を濁すっていう記者もいるわけ。
記者の数が少ないところだと、降って来るニュ−スの量は同じなので、仕事がないっていう日がない。それはしあわせでもあり不幸でもある。
そういう中で記者はニュ−スセンスを磨くわけだが、記者が余りまくっている会社があったとしたら、そういう人たちは記者クラブがなくなったら困るでしょう。
だって口開けてれば降って来るニュ−スがなくなるわけだから。Q.オ−プンにしてフリ−や雑誌の人が自由に入れるようにした方がいいと思う?
A.もちろん、もちろん。
実際アメリカではブログの記者が入ってますよね?
ああいうことだってこれから出てくると思うし、気象庁の記者クラブは、最初は新聞協会加盟という枠があったが、ウェザ−ニュ−ズとかインタ−ネットで天気情報を流しているところ。Q.ライブドアもですよね?
A.そうそう、そういうところが増えてきて、多分そういう規則を撤廃していると思う。
だから、記者クラブっていうのは居場所であって、親睦団体や利害団体ではないという動きはどんどん出てきていますから、それは広がっていけばいいと思う。
記者でさえも、決まりで排除されることがあって、例えば、私がもし官邸の記者クラブで開かれる記者会見に出ようと思ったら、加盟していないから手続きをしなきゃいけない。
それは、やったことがないからわからないけど、1回あったのは、地方の都市で働いていた時に、その隣の市で新年度予算案を記者に説明するという機会があった。
予算案というのは、これから1年間何をするのかがよくわかるので、その記者会に出るとすごく楽。
「会見に出たいんですけど」と言ったら、「いやこの市の記者クラブに加盟している人だけですからだめです」と言われて、慌てて加盟手続きを取った。
結局、加盟を認めるために記者クラブ総会を開かなければいけないが、その余裕がないので「今回は諦めてください」と言われた。(笑)
それで、同じ時間に行って、資料をもらってその説明が終った後に担当者をつかまえて、同じ説明をもう1回してもらった。
記者クラブがなくても取材はできる。
記者クラブがあるために取材が制限されることもある。それは良し悪し。Q.記者クラブって、記者にとっていつも味方をしてくれるわけではないんですね?
A.うん、ではない。
取材拠点の利害を共有するという意味でひとつのちっちゃいムラを作っていくわけだから、それは相手が誰であれ、部外者の自由を制限するということに働く可能性はあるわけ。Q.なんなんですかね。意地悪というか、頑なというか
A.そこが、何でも記者クラブの総意で決めるという民主主義の鉄則があるために、それが自分たちを縛っているというのがあるんじゃない。
個々の意見としては、「別には入ってもいいんじゃない」とうのはあると思う。
新規参入に対しては、商売敵なので反対するということがあるかもしれない。
それは、記者クラブがマイナスに働く面。
でも、悪いことばっかりじゃないと思うのは、例えば、記者がひとりで抗議しても全く相手にされないことが、記者クラブとて申し入れると動き出すという。それは良い面。
不祥事の会見とかで、きちんと対応しないとか、資料出せと言っても出さないとかという時に、記者対省庁だと記者が負けることがある。
その時に記者クラブとして要求すると、相手にしないということはできなくなる。
その場合には、記者クラブが国民の代表として働けばいいので、それは良い面。Q.ちょっと話はそれるが、JR西日本での記者会見での記者の暴言があったが、横柄な態度を取る記者を見たことがある?
A.いますよ。それは、記者クラブとは関係なく、個人の資質の問題でね。
「何怒っているのかな」というような人とか。(笑)
締め切り直前で、不祥事とかの会見だと、どうしても時間が迫ってるし、ニュ−スに必要なのが出てこないという時に「早く出せ」と怒号を上げる人もいる。
あとは、「それはあなたの意見であって質問ではないじゃない」という人とか(笑)。
「それは個別にやってください、時間ないんで質問から」って誰かが必ず言う。
それは本当に記者の個人的な問題。Q.記者クラブの部屋の中でも「それはないんじゃない?」というようなこともあるの?
A.他社がどんな取材をしていようと関係ないが、電話で相手に怒ってたりするのが聞こえると、すごく横柄なことがある。
「あなたが頼んでいるのに(笑)それが人にものを頼む態度か」みたいな(笑)そういう対応している人はいなくはない。Q.おばちゃんの私としていちばん心配なのは、セクハラなんだけど
A.(笑)ないない。記者クラブの中ではない。Q.夜とか密室になったりするのかなって心配だったんですけど
A.その女性が記者とわかってそういうことはしないんじゃないですかね。
みんな忙しいから、誘い合ってる暇もないんじゃないかな。夕方は基本的には散り散りになりますよ。
原稿書いてる記者もいるし、会社に帰ってる記者もいるし、取材に出ている記者もいる。
夕方から夜にかけてがいちばん人がいない時間。Q.お昼ごはんとかも食べる時間がないって感じ?
A.どこかのタイミングで食べる。お弁当買ってきたり、省庁の食堂とかで食べたり。出前取る人はいないなぁ。Q.記者の人たちは、記者クラブに関する問題点などが書かれた記事を読んだりして受け止めている?
A.受け止めていますねぇ。Q.では、良くして行こうという空気は現場にある?
A.あるんじゃないかなぁ。悪くして行こうというのは絶対ないじゃん。(笑)
このままでいいやっていうこともあんまりないと思う。
態勢は、当局と記者の共有のメリットとして持ちつつ、でも開かれた記者クラブにするっていうのが今は当たり前になってきている。
例えば、フリ−の人が言ってくれば入れるところは多いし、接待を断って割り勘にするとか。
都庁が記者クラブ批判に応えて、面積に応じてテナント料を取ろうとしたことがあったが、その時には各社判断が分かれたと思う。
反対すべきか、お金を払うべきか。お金を払うくらいだったら出て行くよという結論もあると思う。
でも、心情としてはそこにいる方が便利なので、記者クラブを使いながら、閉鎖してるとか癒着してるとか思われないような存在にして行こうというところがあると思う。
ただ、記者クラブがなかったらないでどうにかなる。
廃止すべきだという考えではなくて、なくてもいい、あるんだったらちゃんと襟を正して開かれたものにするって感じ。
公権力のチェックアンドバランスみたいなところは、メディアもある程度のスクラムが必要だと思う。
一記者と公権力全体が戦うよりは、公権力にとってみれば一種の圧力団体としている記者クラブという存在は、全く国民にとって有害ということではなくて、むしろよく働いているところもあると思う。
だから、省内にタダ住まいして、接待受けて癒着して、当局の言いなりになってというだけの批判だったら、それはちょっと違うと思う。Q.当局の言いなりになっているかどうか読者が見分けるためには、いろいろな記事を読み比べるしかない?
A.そうですね。横流しにしかならない記事もあるでしょう。例えば人事とか。(笑)そういうのは除いて。横流しねぇ・・・。Q.同じ記者発表でも、各社全く違うわけでしょ?
A.見比べるのおもしろいと思いますよ。内容とどのペ−ジにどのくらいの大きさで扱っているかというのを比べると面白い。Q.書く記者の側は、スペ−スという制約はいつもあるわけですよね?
A.あるある。字数の制約と時間の制約があるから。時間に間に合わないと意味がないですもんね。
【 覚書 】
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コメント
すっごい面白かった!!
あいさんも冴えてるし、答えてくれる記者さんの人柄のよさも伝わってきますね。
このインタビューを最初に読みたかったなあ。
そのほうが記者クラブの実態を具体的にイメージできて、ほかの取材内容も解りやすかった。
投稿: 美也子 | 2005年6月 2日 (木) 09時12分
とても面白いです。
現場の記者の人たちの考え方も伝わってきて、昔の資料や記者の人たちが書いた本と、今の現場の違いがよく分かりました。
ちょっと惜しいのは、ネットに起こすとき、少し誤字脱字が目立つのが・・・。
(「一国も早く国民に知らせる」とか「体制は、当局と記者の」など)
読んでいてあれ?と引っかかってしまうので、出来ればもう少し気を遣って起こしてもらえると、読者として読みやすいです。
投稿: ハーミット | 2005年6月 2日 (木) 11時33分
美也子さん
そうでしょ?すごく素敵な女性なんですょ!!
それが伝わってよかった・・・
記者クラブってこんなところなんだってイメ−ジを膨らませてもらえるとうれしいな
投稿: ぁぃ | 2005年6月 3日 (金) 15時14分
ハーミットさん
すみません・・・誤字多いですよね
ご指摘いただいたものは、すぐに直しました
ちゃんと読み直しているつもりなんですけど、「つもりになってんじゃないわょ!」ってことなんですね・・・すみません
真剣に読んでくださっているからこそ、誤字脱字は気になるものですよね
注意します
ありがとうございます
投稿: ぁぃ | 2005年6月 3日 (金) 15時24分