アニマルセラピ− 【取材記2／アニマルセラピ−は商売か】

インタ−ネット上で「アニマルセラピ−」と検索をかけると、ペットショップやペットの美容室など、多くのペット産業にヒットします
そのうちの1軒に電話をかけて、具体的にどのような活動をしているのか聞いてみました
すると、電話に出た女性は言葉をつまらせながら、
「犬のケアなんですが、犬が落ち込んだ時の対処法や、しつけについてカウンセリングします」
と言いました
完全にアニマルセラピ−の意味を履き違えています

「スピリチュアル」とか「ヒ−リング」という文字がやたら並ぶ治療院のペ−ジでもアニマルセラピ−と書かれています
その治療院のHPをじっくり見てみましたが、何を治療してくれるのかは、はっきりしません

商売のために「アニマルセラピ−」という言葉を利用している業者は数多くありますが、いろいろな施設を回りながら、捨て犬をセラピ−犬として育てたり、里親を探すボランティアをしている団体も少ないながら存在しています
アニマルセラピ−本来の活動をしている団体よりも、言葉を利用している業者の方があまりにも多いことは、想像範囲内だったとは言え、あまりの多さに背筋が寒くなる想いです
このまま「アニマルセラピ−」という言葉を、誰もがいいように利用できる状態がずっと続けば、アニマルセラピ−とは一体何なのか、混同されてしまうのではないでしょうか

これは大きな問題ですが、あまりにも数多くある業者をひとつひとつ当たっても意味がないと思います
私は、アニマルセラピ−で高い効果を上げている人たちを多く取材し、その様子をレポ−トします
現場の方たちの表情や声を伝えることで、本来のアニマルセラピ−がどういうものなのか理解し、関心を持っていただくことが大きな意味があると思うのです
資料を集め、基礎知識を詰め込みながら、現場への取材交渉をします
関東で、アニマルセラピ−が行われている施設や病院をご存知の方、情報をください
お願いします

＜文責/泉 あい＞
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