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2005年5月12日 (木)

競走馬の現実 【取材記7回目】 

思い切り壁にぶち当たって、身動きが取れなくなっています
昨日得た情報と今日得た情報が食い違っていて、どこへ進んでいいのかわからなくなってしまいました

昨日、中央競馬で活躍できなくなった馬うちの2,545頭(平成15年)が、地方競馬へ行ったと報告しました
その数字は、JRAの中央競馬年鑑に書かれているものですが、書類上の数字であって信憑性がないだろうとも書きました
「書類上の数字である」という情報と「中央競馬と地方競馬の間には食肉業者が入っている」と情報は、確かなところから得た情報です
私はその情報から、中央競馬が地方競馬へ走れなくなった馬を押し付けてはいないかと考え、今日はそれを突き詰めるための取材をしたのです
ところが、多少の誤差があるもののその数字は正しく、競走馬たちは地方競馬へ移っているということが今日判明しました
しかも、中央競馬と地方競馬の間で、競走馬が移動していることは、ずっと昔から築かれている関係だと言うのです

廃止へと進んでいるように見える地方競馬を中央競馬は見捨てているのではないか
そう感じた私は、地方競馬の関係者の方へ、いろいろな質問を投げかけてみました
その答えは、
「いいとこもあれば、悪いこともある」
それは、地方競馬だけが割を食っているという状況ではないという返事です

私は、視点を地方競馬から乗馬へと移し、乗馬になると書類に書かれた馬たちは、本当に乗馬になれたのだろうかと、本当の数を把握していそうな乗馬クラブの団体を探してみました
そして、私は見つけた団体は、JRAの外郭団体
JRAで出されている書類をJRAが関係している団体が否定をするでしょうか

昨日ご報告したデ−タ「競走馬登録抹消馬事由別頭数」の中に、行き場のない馬たちは1頭もいません
中央競馬で活躍することができなくなった競走馬たちには、もれなく生きていける場所が用意されているというデ−タです
これらの書類上の数字を信じていいのでしょうか
私は、数字を明らかにするための手段がわからなくなってしまいました

私が持っている疑問は、競走馬たちは引退しても本当に生かされているのかということですが、少し混乱しています
明日、私の頭の中を整理する意味でも、今までの経緯を全て書き出してご報告します
それを読んで、みなさんがどうお考えか、疑問点はどこなのか、そのために私はどう動けばいいのかなど、お聞かせいただければと思います
情けないのですが、私の頼りは読者の方だけなので、よろしくお願いします

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コメント

うーん・・・
逆に食肉業者・・・サイドから情報を
とか・・・ 難しいかな・・・

投稿: ぼこ。 | 2005年5月12日 (木) 22時50分

役に立つかどうかは分かりませんが、
「引退馬ネットワーク」(http://www.mediawars.ne.jp/~kome0203/network.html)
「引退馬の余生を考えてみませんか」
というサイトがあります。

深い部分に切り込んではいないのですが、ひょっとしたら何かあるかもしれません。

投稿: hide | 2005年5月13日 (金) 03時12分

もうひとつ。

馬の管理研究会(http://www009.upp.so-net.ne.jp/epmrp/)が行った<軽種馬の流通に関する馬主意識調査>(http://www009.upp.so-net.ne.jp/epmrp/Topics-Arc-J.html#52)において、

※乗馬の需要に対し、競走馬の頭数が圧倒的に多い日本(日本馬事協会や日本軽種馬登録協会のホームページに掲載されている統計情報等をご参照下さい)では、廃止の心配がない競馬場でも、引退後の利活用はなかなか理想的に行えず、食肉として利用するしかない頭数が大変多くなっています。直接食用に回すのでなく、いったん乗馬クラブや各地の催しを経由してから短期間で処分される馬も少なくありません。つまり、日本で食肉用に処分される競走馬が多い最大の原因は、不振の競馬場が廃止されるからではなく、乗馬転用の需給ギャップが大きすぎることです。


との記述があります。

また、

マスコミ報道等でよく誤解と混乱がみられるのでもう一つ補足しますと、競馬場が存続しても、馬は数年たてば引退し、新馬の入厩と入れ替わりに廃馬が出ます。したがって競馬場を残すことと馬の命を救うことは、よく混同されていますが別問題なのであり、その是非や方法論は別々に論じなければならないのです。仮に競馬場が廃止されても、他場に移転できれば馬がすぐ処分されることはないし、「受け皿さえあれば」時間をかけて乗馬転用先を見つけることもできるでしょう。

とも書かれています。

既にお調べになっていましたらすみません。

投稿: hide | 2005年5月13日 (金) 03時23分

上の書き込みの「馬の管理研究会」は、「馬の保護管理研究会」の誤りでした。

何度もすみません(汗

投稿: hide | 2005年5月13日 (金) 03時26分

シェリフズスターという馬のことを調べると
少し実情が解るもしれませんね。中央から
地方への移籍もタイムオーバー関連の規則
強化と関係があります。
ついでに、こういうところに行く馬もいますよ。
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/bokujo/index.html
個人的には、馬産地での直接取材なくして
根本に迫ることは難しいと思います。どの
ような結果をお望みなのか解りませんが、
簡単に結論は出せないような問題です。

私は、そう遠くない時期に地方競馬の馬主に
なるつもりです。自分で買うのか譲ってもらう
のか決断する時、今回の問題の真相を見る
ことができるかもしれません。

投稿: 某S | 2005年5月13日 (金) 11時12分

 凄く大事なことですが、馬を所有しているのはあくまでも、「馬主」ですよ。JRAは、あくまでも「競馬」の環境を提供していて、「馬主」が、競走馬を所有し、移籍、処分を決定している訳です。

 JRAが馬を処分しているのではなく、「馬主」が、処分を決定しているのです。逆に、馬主が、「ワシが買った馬は、ワシの牧場で死ぬまで放牧させる。」と言い切れば、余命は守られる事でしょう。

 地方競馬への移籍ですが、再度の転入とか、色んな思惑が絡んでいます。高齢馬だけが地方競馬へ移籍するわけではないです。

 書類上の数字は正確だと思いますよ。

 ただ、毎年1000頭以上が乗馬に出ているとして、乗馬センター、大学の乗馬クラブ、JRA馬事公苑、その他諸々、新しい馬が入ってくれば、そこから出て行く馬もいる、その馬たちはどうなるの?って話なのでは?

 つらつらと書きましたが、取り急ぎ。
 

投稿: 馬吉 | 2005年5月13日 (金) 11時42分

ぼこ。 さん
動物園に電話をして、動物たちのえさが何なのか聞いてみました
やはり馬とのことでしたが、その馬肉は中国や南米からの輸入物でした
食肉市場にも電話をしましたが、東京都で解体されている馬は、全て競走馬だということですが、その数は去年1年で3頭です
全国には、そのような解体場所は200箇所あり、馬のような大型の動物を解体できる施設は120箇所だと聞きました
食肉市場では、運ばれてきた馬が競走馬であったかどうかを確認する必要性がないので、競走馬がどのくらい肉食になっているのかはわかりません
また、大きな食品工場には、直接の流通経路があるので、競走馬がどのくらい食肉になっているのか、食肉市場から割り出すのは不可能でした

hideさん
「引退馬ネットワーク」「引退馬の余生を考えてみませんか」というHPは、私も存じておりましたが、久しぶりに読んでみました
私が突き当たったことから更に一歩踏み込んだことが書かれていましたので、大変参考になりました
「軽種馬の流通に関する馬主意識調査」についても、同じことが書かれているのかなという感想を持っています
現実をどう受け取るのかということです
競走馬が食用になっている事実は変えられないことですが、それらの馬たちを競馬フアンがどう送り出すかということ
その意識によって、事実は変わるかもしれないということですよね

某Sさん
セイウンスカイの父シェリフズスタ−のことには、当時から疑問を持っています
実際に馬主になろうとお考えの某Sさん は、馬の引退についてどのように考えていらっしゃいますか?

馬吉さん
おっしゃるとおりです
それが競馬の摂理なのだとも考えています
でも、果たしてそれでいいのかという疑問が出てきます
競馬を楽しむ者が、処分される馬に対して考えることはエゴなのでしょうか

投稿: ぁぃ | 2005年5月13日 (金) 20時15分

>管理人さま
すっかり流れに遅れているようですが(^^;
驚いたのは、凄く競馬のことご存知だなと。
引退については、どう決断するか解らない
としか言えないです。迷うと思いますね。
その時、できることをするだけです。それは
行き先を探すことなのかも知れません。
前は、種牡馬にすれば幸せだと思ってま
した。でも、そうでもないことを知りました。
理想は、自分で牧場を運営することなので
頑張ります。競走馬のオーナーになることが
10年来の目標になってますから。
それゆえにオーナーブリーダーには頑張って
貰いたいです。エイシンの平井氏とか凄い
の一言です。

投稿: 某S | 2005年5月14日 (土) 19時03分

某S さん
そんなに競馬のことは詳しくないです
JRAが主催する競馬の試験を受けたことがありますが、後ろから数えた方が早かったですょ・・・
エイシンの馬では、エイシンシャ−マンとぉ友達です
いつもあくびしているシャ−マンですが、皮膚が薄くて鞍ズレや湿疹ができやすいんです
東京競馬場でいつでも会えますょぉ

種牡馬になることはしあわせではないのかもしれないけど、生きることさえ選択できない馬たちがいっぱいいるので、馬にとって何がしあわせなのか、馬に聞いてみないとわからないと思います
明日までに風邪が治れば、誘導馬に「しあわせ?」と質問してみます
外国産馬でない限り、日本語は通じますょ
ただ、馬なので日本語はしゃべれません

投稿: ぁぃ | 2005年5月15日 (日) 00時30分

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