« 鎌倉へ行ってきました  | トップページ | 眠れぬ夜もある »

2005年5月24日 (火)

記者クラブの表と裏 【取材記5回目】 

Mediacenter 5月23日(月)取材

鎌倉市役所で広報メディアセンタ−についてお話を聞いてきました
取材記3回目」にも「鎌倉市は記者クラブを廃止し、広報メディアセンタ−を設置しています」と書きましたが、朝日新聞の記者出身である竹内謙前鎌倉市長が、広報メディアセンタ−を設置したことは、当時あちこちのメディアで取り上げられています
「画期的な試み」として書かれているものが多いのですが、インタビュ−してみての感想は、「どこが変わったの?」というのが正直なところです
いちばん驚いたのは、「鎌倉記者会」というものがそのまま残っているという点
「記者クラブを廃止してメディアセンタ−を設置した」という認識は間違いで、鎌倉記者会という記者クラブにタウン誌やFMラジオが加わったという形です
それは、市民にとっては特に大きな変化ではなく、新しく加盟できた会員が少し優遇されたかのかなという程度のものです
結局のところ、広報メディアセンタ−が設置されてから、鎌倉市のメディアはどう変わったのか、他の自治体と何が違うのかは、どうもはっきりしません
それで、登録している会員のメディアに問い合わせてみました
鎌倉記者会の会員と会員以外のメディアの両方に話を聞きましたが、大きな変化がないというのが結論です
記者会のメンバ−ではないメディアでも、メディアセンタ−が設置される前から、市からは直接情報をもらうことができたので、記者会見に参加できるのは、優遇されたことに変わりはないのですが、実質は大きな変化はないのです
ただ、鎌倉記者会以外の方が、「広報メディアセンタ−を使えるようになった」と鎌倉市は認識していますが、実際のところ、記者会以外の会員はデスクを使わせてもらえていないのが現状のようです
そのことを会員以外の記者が不満に思っているわけではないので、改良への動きはないのだと思います

余談ですが、今回電話で問い合わせたメディアの方は、全てすごくいい対応で、新潟の取材をしている時のような疎外感は、全くありませんでした
突然電話をしてきたどこの誰ともわからぬ私に対して、すごく協力的で、同じジャ−ナリストなんだという尊重の意識さえ感じ、すごくうれしく身を乗り出すような取材で、あの時の疎外感とのギャップは何だ?という感じです

残念ながら、鎌倉市役所の広聴広報課の課長さんからは、本心を聞きだせたとは思っていません
鎌倉市役所としてどうだという話ももちろん聞くべきことなのですが、私は人と会って話を聞いているわけですから、相手の本音を聞きたいと思い質問を投げかけています
市役所の職員として個人的な話はできない立場なのかもしれませんが、オフレコでもいいからこの人の本音にもっと触れてみたかったです
インタビュ−の難しさを痛感した1時間半でした
インタビュ−を受けてくださった広聴広報課の課長さんの言葉には、当事者意識を感じることができず、肝心なところでは「担当してから1年しか経っていないのでわからない」「10年近く前のことなのでわからない」の連発に、OL時代の私だったら「そんな答えをして恥ずかしくないの?」と言っていただろうなぁと振り返ります
録音したものを聞きなおすと、私の声が大きくなるのに反比例して、課長さんの声がどんどん小さくなっていたので、私の質問で疲れさせてしまったと反省もしています

このままだと鎌倉市役所で広報メディアセンタ−が設置された意義が見出せません
「実情は変わらない」と言われてしまう現状を発案なさった竹内謙前鎌倉市長は、どう受け止めていらっしゃるのか知りたいです
朝日新聞の記者であった竹内前市長が作ろうとした広報メディアセンタ−は、後輩記者たちへの愛の鞭ではなかったのでしょうか
竹内謙さんへ取材交渉します

明日から土曜日まで、現役記者さんや記者を経験なさって今はフリ−という方へのインタビュ−の予定が入っています
質問の内容を考えるのに集中したいので、覚書としてインタビュ−の内容をUPするのが遅れてしまうかもしれませんが、昨日の鎌倉見物のような取材に絡んだ雑記を簡単に書こうかと考えています
もちろん、インタビュ−の取材記をUPできるよう最大限の努力はしますが、良い取材記を書くためにはインタビュ−を充実させないと話にならないので、インタビュ−への集中を優先させていただきたいと思います
質問してもらいたいことがあれば、コメントくださいね

    【 覚書 】

  • 鎌倉市役所 企画部 広聴広報課 課長山田幸文さんへのインタビュ−

    Img003 資料として「鎌倉市広報メディアセンタ−の設置及び運営要領」(A42枚)と「鎌倉市広報メディアセンタ−登録社」(21社)をいただいた。
    広報メディアセンタ−の場所は広聴広報課が置かれている部屋のすぐ隣。入り口が同じなので、区切られているが隣と言うよりは、広聴広報課の中の部屋という感じ。

    はじめに「鎌倉市広報メディアセンタ−の設置及び運営要領」に沿ってのご説明
    書かれていることを補足していただいたのは、(設備利用に当たっての費用負担)「原則としてメディアの負担とする。ただし、市庁舎の設備等の関係で、利用したメディアの区分ができてない間は、市が負担とするものとする。」となっているが、電話やFAXなどの通信料は、内線電話で鎌倉市のものと区別ができないので、市が負担している。高熱費も同じで市が負担。

    Img004 Q.この「鎌倉市広報メディアセンタ−の設置及び運営要領」はいつ出されたもの?
    A.平成8年4月1日にメディアセンタ−を設置していたので、その時から変わっていない。
    それまでは、記者クラブ室っていう部屋は、市の庁内のスペ−スを使っていたが、記者クラブに属している方専用のものであったということで、公共スペ−スを専用的に使っているのはどうかなということがあり、それを実際にはどなたでも使えるオ−プン型のスペ−スにするということで変えた。
    市の方で情報提供する時も、記者クラブが対象っていうのが強かったから、そういったものも改めて、市の方もいろいろなメディアの方に広く情報提供していただくという、その2つを改めたというところが大きな視点。
    メディアセンタ−に登録している会社の常時利用メディアで「鎌倉記者会」が任意で構成されている。(朝日新聞 鎌倉支局・毎日新聞 鎌倉通信部・神奈川新聞社 鎌倉支局・読売新聞 湘南支局・東京新聞 鎌倉通信部・NHK 横浜放送局・産業経済新聞社(サンケイ)鎌倉通信部/準会員として鎌倉ケ−ブルコミュニケ−ションズ・テレビ神奈川)
    これは、ご自分たちで作っている任意の親睦団体で、それを市の方でどうこうしろということはないわけで、場所の提供を記者クラブの方だけではなく、広くオ−プンにするということ。
    記者会見の話だが、市の取材する記者会見と記者会が要請する記者会見の2つがある。
    市の主催する記者会見は、議会が年に4回あり、その時にどんな議案を出すかということを発表する。予算を作って議会に提案しますというのと、市長の年頭記者会見で、全て合わせると年に6回ほど市の方で主催して行う。
    特別なものがあればそれに応じてやるが、定例的なものは年に6回。この6回については、記者会だけではなく、登録している21社へ日時をFAXで通知して開いている。
    それ以外の月は、記者会の方が要請して行うという形を取っていて、実際には記者会でやっているが、うちの考え方としては、メディアセンタ−に登録している団体ということで受けてやっているので、もちろん記者会以外の登録なさっている方から要請があれば、お受けするということは考えているが、実際には要請はない。

    Q.市が主催している記者会見は、希望すれば市民でも参加できる?
    A.一応報道機関相手にやっているので市民はちょっと・・・

    Q.では鎌倉市のHPにいついつ記者会見をやりますという日時を載せることはない?
    A.ええ。登録されているメディアの方を対象にやっているので、登録のメディアの方には連絡している。市民の方からそういう依頼があれば、また考えなければいけないこと。

    Img0051 Q.「新聞報道[検証]SERIES 記者クラブ」(現代ジャ−ナリズム研究会・編)という本を存知?メディアセンタ−が設置されるまで検討期間があったと聞いているが、この本に書かれている「広報メディアセンタ−開設までのうごき」で間違いない?(参考)
    A.そうですね。1月9日に竹内市長がそういうような話をされた。

    Q.この日に突然ですか?それまで市の中ではどういう動きが?
    A.それはちょっと私もわからない。残っている経過から言うと、市長が記者会見でこういう発言をしたと。

    Q.市としてそれまでの動きの記録がないってこと?
    A.そうです。この前の部分はない。

    Q.じゃあ、やっぱり市長さんが突然?
    A・・・・・。(沈黙の時間が流れて)で、その後、記者にも記者会にも説明をしたりとか。

    Q.今日持参してない本には「1年の検討期間」と書かれてあったが、実際には1年もなかったんですね?
    A.そうですね、1月から4月ですからね、4ヶ月ぐらいの話なんですかね。その時も10年近く前なもんですからね、確かにこの頃には記者クラブの問題とかも指摘されていたり、うちの竹内市長は朝日新聞の記者でしたから、メディアセンタ−を作るということでは精神的にやられたんだと思うけど。

    Q.精神的にやられたとは?
    A.メディアセンタ−を設置してからですね。

    Q.今JR西日本の記者会見での記者の暴言などが報道されているが、最初の記者会見で、記者クラブをなくしてメディアセンタ−を設置すると市長が言った時、記者の中から反対の発言があったり、横柄な態度を取る人はいなかったの?それとも、みんなで良くしていこうという空気だった?
    A.う〜ん、そこまではわからない

    Q.その時いらっしゃった方はもういらっしゃらないの?
    A.いや、職員としてはいますけど、担当しているうちの課にはいませんので。

    Q.市の職員として注目度は高くなかったの?
    A.注目された内容だと思う。いろいろ雑誌にも取り上げられたし。

    Q.市役所の中にいらっしゃって、記者が反発してるよなんて声を聞いたことはなかった?
    A.詳しくは私もその時は知りませんけれども、記者の方から考えがあったとは、記者会から「ここを改めてほしい」というようなものが文書で出ているから、すんなり記者会の方がそのまま受け入れたということではないと思う。

    Q.その後4ヶ月というのは短いという気がするが、実際にメディアセンタ−が動きはじめてからでも、試行錯誤はあった?
    A.ちょっとその辺の実態はわからない(苦笑)経験してませんから。ただ4月2日にこの運営要領ができてから以降は、特に運営要領をいじったりとかは、利用制限とか鎌倉市の方が登録された方を審査するという表現を変えたりとかして、一部変わっていますが、それ以降は変わっていませんから、そのまま受け入れられていったということなんだと思う。

    Q.要領にある(センタ−を利用できるメディアの範囲)で宗教の機関紙やなんか・・・
    A.それはちょっといろいろ議題なんかでもね。

    Q.今でも問題に?
    A.今はもうないが、当時の議会やなんか「なぜ宗教や政党の機関紙を除くのか」という論議はされたようだ。

    Q.今は問題とする声はあがってこない?皆さん納得した?
    A.納得しているかどうかは別として、特に登録したいということはない。

    Q.プレスリリ−スについては、随時出ている?どれくらいの割合で出るの?
    A.はい随時出ている。定期的に決まって出すわけではなく、例えば市の方から出しているものは、発表の時期がある。16年度で164件、外郭団体を含めて175件。ない月もあれば多い月もある。

    Q.だいたい1ヶ月に14〜20件ですね。2月3月って年度末前で多いのかなって思うが、逆に0なんだ
    A.予算とかは記者会見でやるから。これは情報提供の方だから、そういう関係だと思う。

    Q.登録しているメディアの中で、常時で登録しているメディアの記者さんは、いつもずっといるの?
    A.そうですね。

    Q1日ずっと?
    A.1日中ってことではなく、社によっては鎌倉だけじゃなくて、例えば葉山とか逗子を受け持ち区域として回られている方もいらっしゃるので。

    Q.1日1回は必ず来るんですね?
    A.だいたいいらっしゃる。

    Q.記者の方ってどのくらいの時間ここにいるものなの?
    A.それは人それぞれ。そんなにずっとはいない。

    Q.1時間くらい?
    A.時間までは何時間とかは言えない。(笑)朝9時ぐらいに来られて午前中いらっしゃる方とか、記者によっていろいろ。

    Q.「おはようございます」とか声をかけて入ってくるの?
    A.隣だから、そこを通るのでだいたい声をかけて入られる。

    Q.1社ひとり?
    A.だいたいそうですね。

    Q.男性ばかり?
    A.そうですね。ついこないだまでは女性の方もいらっしゃったけど。

    Q.挨拶した時に雑談とかは?挨拶だけ?
    A.仕事の関係があるので、記者会見のこととか話したりする。

    Q.世間話はしないの?飲みに行ったりとか?
    A.しない。

    Q.記者の人で、朝の報告を終えたら職員の人とマ−ジャンをするのが日課と書いている人がいるが、そんなことはないんですね?
    A.私はそういうことはしたことない。

    Q.昔はあったりした?聞いたことない?
    A.ん−−−−−その辺はわかんない。それは個人的なことだから。聞いたこともない。

    Q.メディアセンタ−ができていちばん変わったことは?
    A.情報提供の範囲が広がったということ。地域メディアの方が、記者会見に参加されるようになった。登録してある地域メディアの方、タウン誌のようなものの方とか、FM放送とかケ−ブルテレビとかが来るようになったんじゃないかと思うんですけど。登録しているだけで、来ないところもある。

    Q.タウン誌などに広がったということは、市民により身近になったということ?
    A.そうですね。前は通常の新聞だったが、今はタウン誌的なものにも行政の情報が出るようになった。

    Q.それは大きなメリット?
    A.はい、市の行政のことがメディアに載るというのが目的だから。

    Q.他にメリットは?
    A.私は直接的には聞いてないが、市民の方が情報提供をされる時に、こちらの部屋を使ってやっているので、例えば記者発表、レクチャ−、資料の投げ込みだけではなくて、実際にこちらに来られて説明したりする。

    Q.直接記者が、市民から情報がもらえたりというコミュニケ−ションが取れる空間でもあるわけですね?
    A.前から記者クラブ(鎌倉記者会)に対して市民の方が、情報提供をすることはあったが、今は市民の方が記者クラブの方だけでなく、タウン誌みたいな方を呼んでここで記者発表したいということであれば、ここでできるから、そういう意味では、市民の方の情報提供の場が広がった。

    Q.市民の記者発表とは、例えばどんなの?イベント?NPOの方?
    A.イベントもありますね。いろいろな方がいらっしゃるので、我々も全てを把握はしていない。投げ込みだけのこともある。

    Q.投げ込みとは、企画書のような資料をここへ置いていくということ?
    A.そうです。

    Q.では、市役所としては場所を提供しているだけ?内容の管理はしてないの?
    A.こういうことでというようなものはもらっているが、中には突然来て資料を渡して行く方もいる。

    Q.他にメリットは?
    A.まあそういうとこでしょうかね。

    Q.逆にメディアセンタ−ができてからの弊害は?
    A.できてからと言われると、そんなに私もまだ1年くらいしかいないので(笑)そこまでは言えないし・・・、特に弊害ということはないと思うけど。

    Q.大きいことではなくても、もっとここを細かく設定した方がいいんじゃないかとか、検討した方がいい部分はない?
    A.運営する上ではないと思う。

    Q.市民や記者の方から要望は上がって来ない?
    A.特に聞いてない。

    Q.使っている方は、困ることはないんですかね?
    A.個人的に会いたい方は、来られているし、特に・・・、あとは発表したいレクチャ−したいという方は、鎌倉記者会の方といつがいいのかなどを話して、直接市民と記者会の幹事者の方がする場合もある。

    Q.それは市民にとってはすごくメリットがあることだと思うが、メディアに取り上げられることは少ないですね?政党や宗教の機関紙が登録できないという部分が問題だと取り上げられることが多いのに、市民の情報提供する場であるというメリットを書いた記事を見たことがないのですが
    A.記者クラブの昔の時代から、そういうことはみなさんやられていましたからね

    Q.あっそうなんですか?変わってないんですか?メディアセンタ−として・・・
    A.だから、今までの記者クラブは、そこに行っても限られた方しか会えなかったが、今はオ−プン型にして登録されている方は使えるということになったから、例えば市民の方がここに登録されている方に会って記事を書いてもらいたいなと思えばここを使えるわけですから、そういう意味では範囲が広がったということと、部屋が使えるという意味でオ−プンスペ−スになったということ。

    Q.それは、すごくいいことだと思うけど、メディアには取り上げられないですね?
    A.現実、今までの鎌倉記者会が常駐しているから、そういった方がどうしても実際には中心になるから。

    Q.では、特に大きな弊害もなく・・・
    A.まぁ、弊害があってはいけないから。

    Q.メディアセンタ−が設置された当初は、登録を保留するメディアが多かったと聞いているが
    A.それは、当時の記者会の方は、最初の話し合いがまだ充分ではないんじゃないかということで、登録をすることでなく保留したと聞いている。要領によると、登録する際申し込み用紙を提出することになっているが、今までいらっしゃった方(鎌倉記者会)は、口頭で構わないということで、登録してもらう形を取った。

    Q.では、鎌倉記者会の会員が、登録するまで1ヶ月から2ヶ月の間があるが、それまではどうしてたの?記者会見には出ず?
    A.う−−−そんなことはないと思うが、そこまで確認してないので、私はわからない。

    Q.その間に、市の方から「登録してください」とか・・・動きは?
    A.そういうことですよ。保留しておられたから「登録してください」ということで口頭で結構ですからと。市の方はメディアセンタ−を開設したということで記者の方とわだかまりがあったから、その辺も踏まえて口頭での登録ということでやったみたい。

    Q.そのわだかまりはとけたの?
    A.まあそうだと思うけど。記者の方もメンバ−が変わられるから・・・。

    Q.市民の情報提供の場が広がったという話があったが、逆に市民の方が情報が欲しい場合に、メディアセンタ−が大きな役割を果たしている?
    A.特にメィデアセンタ−から市民に情報を出すということではないので・・・。どういう意味でおっしゃられているのかわからないが。

    Q.市民の知る権利は満たされているのかということなのだが
    A.そういうことを狙いとして設置されたのだから、そういうことは言えると思う。メディアがある程度広がったということだと思う。

    Q.メディアセンタ−ができてからタウン誌などに市役所の情報が載るようになってすごく便利になったとか、具体的に市民からの声は聞こえてくる?
    A.そういう意味では、目に見えてという部分では、今までそういう話は聞いてない。

    Q.メディアセンタ−が設置されてから、新しく地域メディア7社からは声が上がっている?
    A.直接聞いてないが、記者会見に来られるということは、自分たちの報道の中に活かされるということだと思う。

    Q.毎回来てる?
    A.毎回は常駐である7社と記者会の準会員であるケ−ブルテレビとテレビ神奈川の方や、鎌倉朝日とかは必ず来られるが、来られなくても、14社については私の方で情報提供をしているので、市の記事を取り上げられるということは、昔もそれぞれのタウン誌なんかでも、市役所の中を回ったりしてそれなりに取材してたんでしょう。

    Q鎌倉朝日は朝日新聞と別会社?
    A.朝日新聞に折り込まれている新聞なので、協力してもらっているのではないか。

    Q.ではタウン誌のような広告的要素が強い?
    A.そうですね。ただそれに市の情報なんかも記事として入ってきている。

    Q.要領の最後(その他の事項)で「この要領に定めるもののほか必要な事項は、市長が定める。」とあるが、今までこういうことはあった?
    A.ないと思いますけど。

    Q.もっと市民の方とか記者の方と練り上げようということはない?
    A.平成8年に設置したということで、もう今は、運営要領に則って運営しているという段階なので、それを更に変えていくという動きは、今のところはない。

    Q.現実としてそのような問題も出てきていないということ?
    A.ないですけどね。

    Q.設置当時の記事には「画期的」だと書かれており、問題提起をしたのかなと考えるが、その後他の自治体で同じような動きをしているのは、私の知っている限り長野県だけだが、問題提起をしたと考えている?
    A.当時としては、そういう精神で竹内市長がやられたと思うが、ただあと他がどうこうするかと言うと、それぞれの考え方だから。

    Q.当時の取材はすごかった?
    A.新聞や雑誌にはすごく書かれたが。

    Q.最近では?
    A.こないだ久しぶりに神奈川新聞に書かれた。当時どういう目的でやったかとか、長野との比較とか、費用負担の問題などの記事。費用負担については、記者クラブが存続するところであっても、記者個々それぞれが払う形となってきていると。記者会見をどこが主催するかなども。

    Q.鎌倉市では、実際には市が負担しているんですよね?
    A.電話なんかは、今はみなさん携帯電話を持っていらっしゃるので、そんなにかかっていないと思う。コピ−とかFAXは使われていると思うし、高熱費ということもあるし、鎌倉市の場合は、区分できないということで。

    Q.それは建物構造上?
    A.そうですね。

    Q.山田さん個人としては、他の自治体でも鎌倉市のメディアセンタ−のようにオ−プンにするべきだと思う?
    A.私個人的にはどうこうっていうのはない。それぞれの市の状況っていうのもあるだろうし。

    Q.他の自治体から、話をきかせてくださいということはない?
    A.当時はあったでしょうけど、記録にないからわからない。日本広報協会から5年ぐらい経ってからあったが、今はない。

    Q.竹内市長さんが朝日新聞の記者ご出身ということで、メディアセンタ−の設置は記者に対する愛の鞭だと思える?
    A.ご本人もいろいろ書かれているが、先輩記者としての話でしょうから、私の方でどうこうとは言えないが、市長が書かれているのを見ると、記者クラブと市の間で、市の方から見れば情報操作をしたとか、記者の方は取材をしなくても、市の方から情報が来るみたいなことを書かれていたみたいだが、記者を経験された方だからそういうことを言われたのだと思う。

    Q.記者会も、実際にはそこに人間がいるわけで、その記者個人の資質や姿勢が問題ということもあった?
    A.そんな個人レベルのことは市長も言ってないと思うが。

    Q.今もメディアセンタ−は、設置前と後では人数の変化はあっても、記者が集まる場所という意味では、変わらないですよね。山田さんの目から見て個人の資質を問うようなことはある?
    A.(笑)それはないと思うけど。

    Q.鎌倉市役所で問題が起きたわけではないので、参考にはならないが、JR西日本の記者会見のようなあそこまで行かなくても、記者会見で横柄な態度を取る記者はいる?
    A.そういうことはないと思うけど。JRのテレビを見たわけではないので、よくわからないが、あの話と鎌倉市役所では別の話ではないですか。

    Q.もう一度聞きますけど、メディアセンタ−設置当時の記者会見での記者の態度は・・・わからない?
    A.その時の情報は前の担当からもらってないんでね。なかったとは思うけど、今残っているのは文書のやりとりで、「最初の市長の意図していることがよくわからないから文書で出してくれ」とか。

    Q.文書でやりとり?紙をここに持ってくるの?直接口頭ではやりとりしないの?
    A.最初に立ち上げる時には、市の方でこういうことをやりますと言うと、記者会の方では後日「こういうとこを注意してほしい」という要望書を持ってくる。記者会としての意見をまとめて持ってくる。

    Q.個人的にやりとりはなかったの?
    A.どういう状況だったのかはわからない。もう10年近く経っているので、その時どうだったこうだったというのは、今は運営要領でやっているので、何かを引きずっているということではないから。

    Q.特に問題もないし、不満も出てきてはいない?
    A.そうですね。

    Q.記者クラブは、監視役という役割もあると思うが、監視されていると感じる?
    A.報道によっててこと?

    Q.プレスリリ−スをそのまま横流しするのではなく、市の発表に偽りはないかなどを取材して監視するという意味
    A.記事の内容によって、更に取材をして記事にされているいう部分ももちろんあるでしょうね。

    Q.監視されていると実感したことはある?
    A.監視されているという言葉の意味合いではないと思う。記者の方は更に取材をして記事を深めていくというのは、個人の考え方でやられているでしょうから。

    Q.監視という重たい意味ではなく、市が発表したことを更に掘り下げて記事にしていると思う?
    A.そういいうこともありますね。だいたいみなさんは、ある程度のことは取材して書かれていると思っているんですけどね。

    Q.記者の仕事がぬるま湯だと問題視されたり、記者の方ご自身が個人のブログでプレスリリ−スをそのまま横流しするのが現実だと書いている人もいるが
    A.そうですか(笑)横流しっておっしゃっていることがわからないが、市の方で書いた記事をそのままということでしょうが、そういうことはないと思う。記者の方は、それなりの視点で記事を書いている。

    Q.では、ぬるま湯という仕事ではないんですね?
    A.そんなことはないと思いうけど、それぞれみなさん同じ記者会の中でも記事は違うから。

    Q.記者クラブという空間がどんなところなのか、全くわからないので
    A.記者会と言っても、記者個人としては競争相手という感じはある。

    Q.じゃ「ネタないですか?」って聞かれるの?
    A.そういうことはないが、ご自分たちで市政情報だけじゃなくて、街の情報も他とは違うところを取り上げているとか、みなさん自分ところの個性を出そうとやられていると思う。記事の扱い方も本当にそれぞれだから。1つの情報提供をしても、同じ分量になって出るなんてことはない。

    Q.それは、出した方として対比するのは面白い?
    A.そうですね、モノによってですけど非常にあっさりと書いてこられるところもあるから。3つのことを発表しても、1つのことしか取り上げないところもあるし、記事の大きさというか分量なんかはすごく違う。発表したことになんかプラスしてあるとか、後から取材をして付け加えたんだなという感想はある。

    Q.市として「この部分をもっと書いてほしかった」とかある?
    A.そういう感じでは見ない。ぜんぜん取り上げられなかったこともあるし。

    Q.そういう記事を見た後、毎朝そこの入り口で会うわけだから「ちょっとちょっと、あそこんとこもっと書いてくれたらよかったのにぃ」と話すこともある?
    A.私はそこまではやってない。それぞれの社の都合や方針、その日の記事の量とかあるでしょうから。

    Q.それで納得するわけですか、大人ですね
    A.それしか。記事としての扱いは新聞社の考え方でやってるわけですから。

    Q.それは何度もそういう記事を見てのこと?
    A.そんなことはない。それぞれの受け取り方でしょうけど、他の方はどう思ってるか知らないけど。記者発表を出す担当の元局の人はそれなりの想いでやっていると思う。

    Q.悪気はないけど、勘違いして意味を履き違えて記事を書かれて、元局の方から広報を通して言ってくれということは?
    A.重大な誤解を与えるようであれば、記者の方にはこういう主旨のことですよとお話しておかないといけない。

    Q.冗談レベルのことで「あれはないよ」ってことは?
    A.冗談ではない。主旨が若干違って公表された場合は、お話だけはしておかないと・・・、私はまだしたことはないけど。

    Q.とても近い部屋にいて、お昼にたまたま出口で一緒になった時やなんか、ランチを一緒にってことは?
    A.(笑)そういうことは私はないですけど。

    Q.それは意識的に?そんなに親しいわけではない?
    A.そういう話じゃないと思う。

    Q.癒着が問題視されているので、意識的に親しくしないようにしているとかってことはある?
    A.いやいや、そんなことはない。癒着という指摘はない。

    Q.毎日常駐している記者さんがいらっしゃると、顔見知りになったりするでしょ?
    A.もちろん顔見知りになったり、仕事上の付き合いでやってるから、それは当然のことでしょ。それを癒着と言って、癒着が結論でありきみたいに聞かれても困る。

    Q.いえいえ、癒着をしているということではなくて、癒着が問題視されているので、実際の現場ではそれをどう受け止めているのかを知りたい。
    A.どこでそんなに問題されている?

    Q.癒着については、いろいろ記事が書かれています。具体的に書かれた記事を持ってきてはいないが、ここが癒着しているどうこうということではなくて、現場の空気を知りたい。記者と職員は普段どんなやりとりをしているのかは、私も読者も想像するしかないので、かんぐったりもする。本当のところはどうなのかを知りたい。世間的に癒着と言われているので、意識的になるべく話さないようにするのと、機会がないから話さない、親しいわけではないから話さないというのでは、意味合いが違ってくる。
    A.あくまでも仕事の上のお話をしているから。当然。だっていろんなことで打ち合わせっていうか、発表のこととか資料のこととかお話をしなければいけないわけですから、それだけのこと。

    Q.では、本当に仕事だけのお話?当然人間なのでコミュニケ−ションを取ろうとして雑談なんかもするのでは?
    A.そうでもないですね。普通のコミュニケ−ションを取るけど、癒着に結びつくか結びつかないかとか、そういう雰囲気のことはないってことですよ。

    Q.癒着って問題視されているけど、それを職員の方がどう受け止めているのかという意味なので、癒着と言われていることを意識しているか、それとも癒着なんて全く無関係で意識していないで話してますよということなのか
    A.そういうことですね。そういうこと(癒着)はないから。

    Q.「風邪ひいちゃった」とか「日に焼けたね」とかいう雑談はするでしょ?
    A.あんまり私はしないですけど。

    Q.今日は暑いとか寒いとかも?
    A.それくらいはしますけど。どうしてそんなことを聞かれるのかわからない。

    Q.記者クラブという空間を全く知らないので、どういう空気なのかを知りたい。
    A.仕事上のお付き合いということですから。

    Q.和やかな雰囲気とか、和気あいあいといった雰囲気とか。
    A.もちろん仕事上のつきあいだから、和気あいあいとやっている。それ以上のことではない。

    Q.記者に対して不満や感謝などある?
    A.記者の方だから、記事を掲載していただいて、市に対して批判的な記事もあるが、それも報道機関の役割だから。

    Q.「その態度はないんじゃない?」ということはない?
    A.全くない。そんなのどうこう言うことじゃないから。

|

« 鎌倉へ行ってきました  | トップページ | 眠れぬ夜もある »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。