セクハラを受ける私って･･･

今日は、一日東京競馬場で過ごしました
常々思っていることですが、競馬場は、カップルや家族連ればかりで、ギャンブル場というよりはレジャ−施設という気します

女性だけで動いても違和感のない競馬場内を動き回っていて、競馬関係者と自称する人と知り合うことができました
私は『チャンス！』と思い、すぐさまその方に名刺を渡し、
「こちらのURLのHPで活動をしているフリ−ジャ−ナリストです
今、競走馬をテ−マにした取材をしています」
など説明すると、関係者を紹介してくださることになりました

「馬主」や「牧場主」という言葉が聞こえ、期待が膨らみましたが、紹介していただいたのはマスコミ関係者
仕事（競馬の全レ−ス）が終った後、みんなで1杯やることになり、私は、マスコミ関係者にもご挨拶をしたのです
「こちらのURLのHPで活動をしているフリ−ジャ−ナリストです
今、競走馬をテ−マにした取材をしています」
と同じように説明し名刺をお渡ししました

一同で乾杯した後、ほんの少し経ってから、そのマスコミ関係者は、「○○へ連れて行ってやる」とあまい言葉を囁き始めます
取材の主旨など、まだ何の説明もしていないし、私の活動をご存知のはずもないのに、こんなうまい話があるはずありません
私の実家は飲食店
かつては『お水』と呼ばれる仕事のプロでした
そんな私は、年齢が年齢だし、もうすっかりかわいげはなくなって「男性の調子良い話は眉唾ものだ」と思っているのです
それでも、仕事の後の楽しい時間だからと、私はにこにこすることにしました

帰り道、そのマスコミ関係者は、電車の中で私の隣の座席をゲットすると、信じられない手の動きをさせてきました
そしてはっきりと、
「俺はあいちゃんとしたいよ」
と、数回言われて『私は今セクハラされている』と感じました

こんなにもはっきりとしたセクハラを受けたのは久しぶりです
彼を取り巻く方たちは、
「すごくいい人だから」
と言うから、私は余計に困惑します

20代の私だったら、大暴れしていたことでしょう
30代もそろそろ終わりになれば、こんなことをされる自分がすごく悲しいと考え込んでしまいます
「私は、ジャ−ナリストです」
という言葉の中に、彼らは私の職業意識を感じられなかったのでしょうか
今日の私は『セクハラしてもいい女』または『体を使って情報を手に入れる女』と思われる女性に見えたのか
それとも、『さびしい女』『モテない女』『軽い女』に見えたのか
なんだか自分が惨めにさえ思えます

こどもの頃、父が何度も私に言い聞かせてくれたことを思い出しました
「知らないおじさんが『チョコレ−トあげるよ』と言ってもついて行っちゃだめだぞ」

今回のテ−マは、私自身にとって特別なもの
競走馬が怪我をして安楽死させられると知った時から抱えている疑問で、今私がこうしているのも、その疑問を明らかにしたいという強い想いがあるからです
だから今、私はとても大きなプレッシャ−と闘っていて、少しでもビッグなコネクションが喉から手が出るほど欲しいと思っています
私の心の奥底に『アワヨクバ』という気持ちがあったことは、否定できません
誰の目から見ても毅然だと思える態度を取れなかったのは、そういう気持ちがあったからなのだと、自分を恥ずかしく思います

今日お会いした方々は、とても良い人たちです
プライベ−トで、いろいろな裏話を聞かせていただくには、とても楽しいでしょう

女性ひとりで、これからもこの活動を続けて行く上で、今日は勉強になった一日でした
友人が言った言葉に止めを刺されました
「ぁぃちゃんは普段、乗馬センタ−の優しい人たちと触れ合っていて、競馬のきれいなところしか見てないけど、こういうギャンブルの世界でもあるってことだよ」
と年下の友人の方が、私よりもずっと世の中を知っていて、大人なのかもと、がっくり肩を落としています

　画像はこどもたちが乗りたいと行列を作る馬車（引いている馬の名は「エ−デル」サラブレッドではない）