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2005年4月30日 (土)

セクハラを受ける私って・・・

Ederu 今日は、一日東京競馬場で過ごしました
常々思っていることですが、競馬場は、カップルや家族連ればかりで、ギャンブル場というよりはレジャ−施設という気します

女性だけで動いても違和感のない競馬場内を動き回っていて、競馬関係者と自称する人と知り合うことができました
私は『チャンス!』と思い、すぐさまその方に名刺を渡し、
「こちらのURLのHPで活動をしているフリ−ジャ−ナリストです
今、競走馬をテ−マにした取材をしています」
など説明すると、関係者を紹介してくださることになりました

「馬主」や「牧場主」という言葉が聞こえ、期待が膨らみましたが、紹介していただいたのはマスコミ関係者
仕事(競馬の全レ−ス)が終った後、みんなで1杯やることになり、私は、マスコミ関係者にもご挨拶をしたのです
「こちらのURLのHPで活動をしているフリ−ジャ−ナリストです
今、競走馬をテ−マにした取材をしています」
と同じように説明し名刺をお渡ししました

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2005年4月29日 (金)

競走馬の現実 【取材記1回目】

Zennoroburoi2 満を持して取り組む今回のテ−マは「経済動物」
その中でも、競走馬を取り上げます

SMAPの中居くんが出演する派手なCMが毎日のように放送され、競馬の世界はとても華やかなように見えます
でも、サラブレッドの誕生を「生産」と称すように、競走馬の命は、人間の都合に左右されています
しかも、その都合とは「お金」です
それ故馬たちは、走るために調教を受け、生きるために良い成績を残す努力をさせられているのです

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2005年4月28日 (木)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 

今回の中国での反日デモを最初にテレビで見た時、胸が痛いと思う反面、正直『またか・・・』と思いました
「中国の人たちは、いつまで怒っているのだろう」
半ばうんざりとした気分で眺めていたデモは暴動となり、日本人留学生が殴られたというニュ−スまで聞こえてきました
画面の中の中国の若い人たちは、大きな声で何かを叫び、小泉総理の顔が書かれたものに火をつけています
その表情は怒りに歪んでいるように見えました

戦争が終って60年経った今、戦争を全く知らない世代の人たちが、日本に対してあんなにも怒っていることが信じられず、それだけに余計に恐怖だと感じ、現実として受け入れられないでいました
中国の人はみんなあんなに怒っているの?
デモに参加しない人でも、本当は参加したいと思っているの?
それとも、日本と仲良くしたいと思ってるの?
どうしても自分で確かめたいと思い、今回のテ−マとして取り上げることにしました

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2005年4月27日 (水)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記7回目】

今の私なりの答えとして記事を書く前に、中国へ留学経験のある友人から送られてきたメ−ルを紹介します
彼女は、2度の短期留学と、1年半の留学を1度、合わせて3度の留学経験があります

最初は10年前、場所は南京です
彼女は、過去のことは何も知らないまま行ったので、ショックなこともあったけど、思い出は楽しいことばかりだと言います
タクシ−に乗ると、必ず「日本人か?」と聞かれて歴史の話をされをされたそうですが、中国語が充分ではなかった彼女は、それほど嫌な想いはせずに済みました

次の短期留学は北京でした
その時のことを彼女は『北京だったので、あまり反日を感じることもなく帰国しましたよ。 』と書いています

1年半の間留学したのも北京
この留学で、いろいろな国から来ている留学生や中国人の学生と話し、いろいろな場所へ行っています
「北京で出会った中国人の友人のほとんどは、日本語を勉強していたから、日本人である私と仲良くしてくれたのかもしれません」
と彼女は当時を振り返り、中国人の友人のことを彼女は「割り切っていると感じた」と書いています
日本語を学ぶのは、食べていくために必要なことで、そのために割り切りが必要
私は、改めて中国人の心の中にある反日感情の根深さを知り、やりきれない想いです

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2005年4月26日 (火)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記6回目】 

4月25日取材

今回のインタビュ−は、昼間、ある企業に突然電話をし、その日の夜にインタビュ−に応じていただくという強行突破
伺った時にお手隙な方が受けてくださるということで、会社に出向くと、インタビュ−されるご本人は「何も聞いていない」とものすごく驚いたご様子でした
一時は、『取材できないかしら・・・』と不安になりましたが、すぐに「大丈夫ですよ」と応じてくださって感謝しています

いろいろな資料を読んだり、中国へ留学していた友人から話を聞いたり、あちこちのブログを読んだり、また実際にお2人の中国の方にインタビュ−をしてみて、中国の中でも、地域によって日本に対する考え方が違うと知りました
今回インタビュ−を受けてくださった方は、仕事柄、中国全土の人たちとよくお話をなさっているためなのか、いろいろな考えがあちこちに見て取れました

彼自身のことを聞いてみると「日本に悪いイメ−ジはない」という第一声でしたが、私にはそう思い込もうとしているという気がしてなりません
幼い頃に見た日本人の残虐な行為を描いた映画
そして、歴史の教科書に載っていること
そういう事実があったと、彼は信じていました
でも、日本人に親切にしてもらって、日本人の女性と結婚した今、あの教科書の中に書かれていたこと全てが事実ではないのかもしれないと感じいます
私には、戦争の当事者ではない彼が、2つの国の間にある2つの事実に翻弄されていると感じました

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2005年4月23日 (土)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記5回目】 

4月21日取材

今回の中国人留学生への取材は、日本人の私にとって、とてもショキングなものでした
「アメリカのイエスマン」
「強いものに頭を下げ、弱いものをいじめる」
日本人についての印象を鋭く指摘され、動揺しました
私の中に愛国心なんて欠片もないだろうと思っていたけど、やはり私も日本人でした

取材を受けてくださった中国の方たちも同じように愛国心をお持ちのはずです
日本についての考えを語った彼は、決して日本を敵対視しているのではありません
終始、日本について不思議に思っていることや許せない部分についてはっきりとした口調で語ってくれた彼でしたが、日本のことを批判した後、無口になることがありました
「日本人のことは大好き
でも、日本の政府は嫌い」
この言葉が彼の精一杯だと思います

「小泉総理が靖国神社へはじめて参拝した時から、中国でのデモを予測できた
中国人はずっと今まで気持ちを抑えて我慢し続けていた」
と話してくれた彼の言葉を、私は受け止めたいと思いますが、これを読んでくださった方々はどう感じるのか、とても知りたいです

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2005年4月22日 (金)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記4回目】 

4月21日取材

先ずは、中国の方とじっくりお話ができたことに感謝します

今日の【覚書】の中で答えてくださっている方は、中国人として生まれ育ちながら、日本人と結婚し帰化していらっしゃいます
自分自身が日本人となって今後の人生を歩むことを選択したのです
これからも日本で生きていかなければならない彼女の答えには、日本人に対する配慮が感じられます
同じ職場の方は、彼女が私のインタビュ−を受けたことをご存知なので、彼女は、自分が話したことを職場の方がご覧になるだろうと想定して答えているという気がしました

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2005年4月20日 (水)

明日はインタビュ−

いよいよ明日、午後と夜にお1人ずつ(合計お2人)インタビュ−して参ります
反日感情が昂ぶっているこの時期であること、中国の方にとって日本について語るのは、それ相応の覚悟が必要であることなどに加えて、私にとっては久しぶりのインタビュ−であることもあり、特別な緊張感を持っています

読者の方々にコメントをいただいているのは、とても心強く、参考になります
鋭い視点の質問をいただけて、やはり皆さんに意見を仰いでよかったと思ってます
どんな質問でも、正直に答えていただけるような雰囲気作りを心がけて行ってきますね

これからいろいろな資料に目を通しますので、今夜のぁぃは探さないでください
と言っても、HPはチェックしますし、もっとアポイントを取る予定なので、コメントは引き続きいただけるとうれしいです

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2005年4月18日 (月)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記3回目】 

やっと1件アポイントが取れました
取材を受けてくださることになったご本人と電話でお話しましたが、とても明るくて感じのいい青年でした
お会いする今週の木曜日まではまだ日にちがありますが、他の中国出身の方にも声をかけてくださるということで、一筋の光が見えた想いがしています
明日から、また別の職業の方へ取材交渉をしますが、その前に質問事項の整理をしておきたいと思います

大きいところでは下記の質問を考えていますが、「ここはもっと突っ込んだ質問してよ」とか「こういう別の切り口してみて欲しい」なんて具体的な質問事項を考えている方がいらっしゃいましたら、コメントいただけるとうれしいです

    今予定している質問事項

  • ご出身は中国のどちらですか?
  • ご両親や祖父母の方から、日本や日本人について過去にこんなことがあったと聞かされたことはありますか?
  • 学校では、日本についてどんなことを習いますか?
  • あなたご自身は、過去の日本の行為についてどう思いますか?
  • 日本に来ようと思ったのはどうしてですか?
  • 日本に来る前は、日本についてどんなイメ−ジを持っていましたか?
  • 実際に日本へ来てみて、日本や日本人についてどういう印象を持ちましたか?
  • 暮らしてみて、はじめに持った印象はどう変わりましたか?
  • 今の反日デモの報道をどうお考えですか?
  • 報道について、中国のお友達や日本のお友達と議論なさいますか?
  • 中国と日本、それぞれの国に望むことはありますか?

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2005年4月16日 (土)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記2回目】

取材を受けてくださる中国の方が、なかなか見つかりません
私自身が中国語も英語もできないのが最大の弱点ではあるのですが、中国の方は自分が日本についてどう考えているをあまり話したがらないと、取材交渉の中でわかってきました
「中国人として日本についてこう思います」とはっきり語ることは、日本人には理解できない中国の方同士の何かがあるようです
日本語上級者で、なおかつ日本や日本人についての自分の考えを語る中国人を見つけるのは、至難の技なのかもしれません

しかしながら、向き合ってお話を聞くのが私の仕事、めげてる暇はありません
今日は土曜日なので、お休みのところが多いだろうと、土曜日もやっている可能性の高い日本語学校を中心に電話をかけまくりました
大学の留学生会にも当たってみましたが、、留学生たちが自主的に行うサ−クル活動のようなものなので、ほとんどの大学はそういう会が自分のところにあるのかさえ把握していません
日本語学校なら、生徒だけではなく講師の中にも中国の方がいらっしゃるかもしれないと、期待して電話をかけました
ところが、ほとんどの学校が話も聞いてくれず取材拒否です
「反日運動が盛んなこんな時だから仕方ないか・・・」とめげずに次々と電話をかけると、中には熱心に話を聞いてくださる方がいらっしゃいました

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2005年4月15日 (金)

中国人の本音って?〜報道ステ−ションが伝えたいこととは

今日はアポイント取りに奔走した一日でした
なかなかうまく行かず取材記は書けないので、今日は何を書こうかと迷いながら、一応テレビは「報道ステ−ション」をつけていました
冒頭は、韓国の日本大使館前で起こった警察と反日デモ隊のもみあいが放送され、その迫力はちょっと泣きそうになるほどこわいものでした
だけど、こんな緊迫した報道を忘れそうになってしまうほど、ぞっとする報道がその直後に放送されたのです

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2005年4月14日 (木)

知ってる人がテレビに出てた!! 

「Grip BLog」上、初の雑記です
今日は、一日お勉強していたので、取材記として書けるものが何もありません
これからは、こんな日もいっぱいあるかと思いますが、そんな時は雑記としてぁぃが感じたことを綴ります

中国の反日デモについて取材を進めているので、家にいる時は、あちこちのニュ−ス番組にチャンネルを合わせています
そのチャンネルの移動中、「山古志の五十嵐 豊さん」という文字を画面の中に見つけました
この「Grip Blog」をはじめてすぐ新潟で取材をお願いした山古志役場の報道担当の方です

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2005年4月13日 (水)

中国人に問う「あなたは反日ですか?」 【取材記1回目】

「反日」と聞くと胸が痛みます
今回の中国の反日運動も、はじめは正直「またか・・・」と感じていたのですが、それでは済まされない状況になってきました
テレビの中では、暴動が起き、普通の日本人留学生までもが突然殴られたと言っているのに、新宿では今日も中国人らしき集団が、我が物顔で右往左往しています
あまりにも熱い暴動のシ−ンを見せられているので、中国人観光客の楽しそうな笑顔を見て呆然としてしまいました

中国人の中に「反日」が根付いているのか、本当のところが気になります
日本にいる中国人の方々は、あの報道をどのような気持ちでご覧になっているのかも知りたいので、お話を聞いてみようと思います

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2005年4月12日 (火)

クリック募金に見る善意とは? 

インタ−ネット上にある募金ボタンをユ−ザ−がクリックすると、その人に代わって企業や個人が募金をしてくれるクリック募金
スポンサ−がクリックに応じて募金をしてくれるので、ユ−ザ−は画面の前にいながらにして、無料で寄付ができるという画期的なシステムです

はじめにクリック募金に出会った時、とても不思議な感覚になりました
ただクリックをしただけで、社会に貢献できる
通っていた高校で教えられるままに「愛と奉仕」を唱えながら、いろいろな場所で体を使ってボランティア活動に参加した経験のある私にとっては、すばらしいシステムだと思う反面、違和感も感じました
「クリックするだけでボランティア活動をしたと満足してしまっていいものなの?」
クリックすれば援助を必要としている人の元へ募金が届くという素敵なシステムなのに、私の胸に生じたもやもや
それを解消すべく取材をはじめました

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2005年4月11日 (月)

クリック募金に見る善意とは? 【取材記5日目】 

3月25日取材

クリック数や寄付した金額などの情報が、そのHP上には見当たらないクリック募金のペ−ジを見つけました
宗教法人「生長の家」が運営しているペ−ジです
寄付先である「WFP 国連世界食糧計画」へ確認したところ、お金は確かに振込まれています

悪意を持ってクリック募金をはじめる人はいらっしゃらないと思いますが、クリック数がリアルタイムで表示されていないので、その数字が正しいものなのかは確認できません
生長の家さんも、クリックするユ−ザ−も、協賛している企業も、良いことをしているのにも拘わらず、私の胸はなんだかすっきりしないのです

「ここでクリック募金ができます」と、この生長の家さんのペ−ジも、あらゆるHPで紹介されています
全く情報公開をしていないこのペ−ジに何の疑いも抱かずに、他人に紹介し、クリック募金をしようと勧めていいものですか?

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2005年4月10日 (日)

再開のお知らせ 

いろいろご心配おかけしましたが、「Grip Blog」でもう一度がんばることに決めました。

メ−ルやお電話をくださった方々、今までお返事できずにいてごめんなさい。
語らずともあたたかく見守ってくださった方々も、ありがとうございます。

頭が真っ白になって毎日泣き明かす日々の中で、みなさんのあたたかいお言葉や、更新してもいないこのHPへのアクセス数に支えられ、自分の進むべき道をもう一度考え直す時間が持てたことに感謝しています。
自分の弱さやわがままと向き合い、ただガムシャラに必死にやっていればいいという考えが間違いであることに気づきました。
これからは、自分を追い込むことなく、確実に一歩ずつ進んでいこうと考えています。
今までのような毎日の更新はできませんが、自分の体調と相談しながら、できる限りのことを精一杯やります。
取材のスピ−ドはペ−スダウンすることになりますが、決して気持ちはペ−スダウンしていません。
伝えなくてはならないことがある限り、熱い気持ちを失うことなく取り込んで参りますので、ご指導・応援をいただけたらうれしいです。

これからも「Grip Blog」と泉 あいをかわいがってくださいますよう、よろしくお願いします。

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