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2005年2月28日 (月)

2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記7日目】

2/27(日)「グロ−バル・ユ−ス・フォ−ラム」

「I see you」

Dsc_0407 「グローバル・ユース・フォ−ラム」の会場である長野県庁にみんなの「I see you」の声が響きます
「私にはあなたが見えていますよ」
アフリカのある民族は、「こんにちは」や「ハロ−」の代わりにこう意味する挨拶をするそうです
私はあなたを避けてなんかない
ちゃんと見つめています
「すばらしい挨拶の仕方だと思いませんか?
私たちは、人生の大半を相手を見ないで過ごしてはいないでしょうか。
みなさんは美しい。そしてあなたの美しさをたくさんの人たちに見せてあげてください。」
そう挨拶したのは、なんと第42代アメリカ大統領ビル・クリントンです!!

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2005年2月27日 (日)

2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記6日目】

2005/02/26(土)

長野駅に到着すると、雪混じりの冷たい風が吹いていて、指の先っちょがカキンとなるくらい凍りつきます
改札口へ上がると、どこからかライブのコ−ラスが聞こえ、いっぱいいる人たちはみんな笑顔でした
スペシャルオリンピックスのスタッフジャパ−を来て、首からパスをぶら下げた人たちが駅の中にも大勢います
駅の外には、20年ぶりに見る懐かしい山並み
落ち着いた冷たい空気を吸って、「来てよかった」と思いました
先ず私が向かったのは、メインメディアセンタ−
東京にいる時に電話でどのような取材がしたいか話してあったので、顔を見ていただいて、私が悪人ではいことをアピ−ルしに行きました
選手やコ−チの取材をまた別の担当になりますが、「大丈夫でしょう」というお言葉をいただけたので、アポイントは取れそうです
パスこそいただけないものの、希望とおりの取材はできそうな感じです
ほっと安心して、ホストタウンプログラムで選手を家庭に受け入れたファミリ−を紹介してただくために長野市役所へ向かおうとした時、その関係者パスの重要性を思い知らされました

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2005年2月26日 (土)

2/26スペシャルオリンピック記事につてい

スペシャルオリンピックの取材は来週も続けて行いますので、今週土曜日の記事は引き続き「取材記」になります
今日から長野入りしていて、今晩は遅くまで取材があります
ですので、今日の取材記は明日のお昼頃にアップします
ご了承ください

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2005年2月25日 (金)

2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記5日目】

慌てて眠って、慌てて目が覚めています
当たり前のように朝が来ること、うざったいっていつから思うようになったのでしょう
ただ移動するだけのために歩いています
風をきって歩くことは、元気じゃないとできないんだってことすっかり忘れていました

私にとって大切なものって何だろう
私は笑いたいの?それとも泣きたいの?
自分が何のために必死になっているのか、見失ってしまうことがあります

J'sてんてんてまり

みんないろいろ、みんな、それぞれ、そして生きている。

「命って、なんなのだろう」を、それぞれに現しながら。

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2005年2月24日 (木)

2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記4日目】

今日伺ったのは、財団法人 日本ダウン症協会
事務局長さんと、「500万人のト−チラン」に参加なさったダウン症のお子さんをお持ちのお母さまのお2人にお話を聞きました

意外だったのは、ト−チランに参加するまでスペシャルオリンピックスをご存知なかったとおっしゃるお母さまです
同じダウン症の方のご家族もご存知なかったということで、改めてスペシャルオリンピックスの知名度の低さを感じました

ト−チランに参加なさったご本人も、最初は何のことだかわからない様子だったそうですが、走っているうちに、最後まで走ろうと気分になっっちゃいました
でも、お母さまの方が着いていけなくなって、区分2つ分走ったところで止めたそうです
「この日走ったことが、テレビで見るスペシャルオリンピックスへつながっているんだという会話もできるし、学校でも走りたいという気が出てきました
走ること以外のことへのとっかかりになるかもしれないし、いい体験ができたと思います」
とお母さまが、お子さんと一緒に走ったト−チランを振り返りました

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2005年2月23日 (水)

2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記3日目】

Hina 今日は、スペシャルオリンピックス日本・埼玉の鯨井辰夫会長と鯨井さんが理事を務めていらっしゃる「めだかすとりぃむ」(障害のある人たちの就労と生活と社会参加を支援する施設)へ行ってきました
埼玉からスペシャルオリンピックス冬季世界大会へは3人が出場します
私は今日はじめて知ったのですが、「アスリ−ト」と呼ばれる選手たちは、予選を勝ち抜いた人だったり、いくつかの大会で成果を上げた人が世界大会の出場権を得られるのではなく、応募した選手(応募資格として規定はあるそうです)の中から抽選で決定されるんだそうです
そもそもアスリ−トの中に競争心というものがほとんどなく、自分が最後まで競技をすることができたことを喜んだり、お友達がゴ−ルするところを見て喜んだりする
最後まで頑張ったこと全員を表彰するのは、勝ったり負けたりということにアスリ−トたち自身がこだわっていないのかもしれないのだと思いました

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2005年2月22日 (火)

2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記2日目】

NPO法人 スペシャルオリンピックス日本 HPより

スペシャルオリンピックスのスポ−ツ活動に参加する知的発達障害のある人を「アスリ−ト」と呼んでいます。

2005年のスペシャルオリンピックスが日本の長野で開催されるということで、一気に注目度を高めたという印象です
スペシャルオリンピックスでのアスリ−トとはどういう人たちのことを指すのか、NPO法人 スペシャルオリンピックス日本の事務局へ問い合わせてみました
知的発達障害とは具体的にどういう方のことでしょうか?」
という問いに、
「大きく言うと、ダウン症と自閉症の方です」
というお答えでした

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2005年2月21日 (月)

検査

『2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記1日目】』のつもりでしたが
病院で検査を受けていたため、取材ができませんでした
検査の結果は、「元気」
また明日から活動しますので、よろしくお願いします

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2005年2月19日 (土)

ニートってなに?

ニ−トという言葉を聞くと、胸が苦しくなります
それは、私の身近なところに仕事を持たない人がいるからです
その友人は、ただ純粋なだけ
人のために良かれと思ってやっても、会社の営利に結びつかなければ余計なことだと言われる
人を欺くことができないこどものような人です
深い人間関係しか築けない性格は、職場という社会には向かないのかもしれません
だけど、仕事をしていないというだけで、社会全体から除け者にされるのは、人格を否定されているかのようだと感じます
どんなに必死に生きていても、仕事の内容でその人自身が評価されてしまうのは、悲しいことだと思いませんか

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2005年2月18日 (金)

ニ−トってなに? 【取材記5日目】

ニ−トの定義を知らなければ、どういう人にインタビュ−したらいいのかわからない
それで、今週1週間は誰にもお会いするというところまでには至らず、資料にどっぷり浸かった1週間になりました

ニ−トという言葉はイギリスで誕生したので、先ずはイギリスの事情を知る必要があります
何日か図書館に通いましたが、イギリスのニ−トに関する文献はずっと「利用中」になったままで、私が手にすることは残念ながらできませんでした
仕方なく、片っ端から雑誌を読み漁ると「青少年問題 12月号」(平成16年)の「イギリスのNEET(ニ−ト)と、コネクションサ−ビス」で井田敦彦さん(国立国会図書館調査及び立法考査局 社会労働課)が書かれているものを見つけました
「イギリスでNEETの問題が明らかになったのは、政府の社会的排除対策本部の報告書によってである。」
社会的排除というのは、
「特定の者が、社会に利害関係者として関わっておらず、のけ者にされてしまっている状況をいう。」
例えば、貧困家庭、エスニック・マイノリティ(少数民族)、障害者等など社会的弱者が社会的に排除される危険性が高く、犯罪や薬物乱用との関係も指摘されるというようなことが書かれています
日本に於いて、民族的な階級の問題は考えにくいので、日本版ニ−トというものが存在しているようです

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2005年2月17日 (木)

ニ−トってなに? 【取材記4日目】

ニ−トについて考えてみようと思い、当事者である人に会いたくてひきこもりの支援団体に電話をしてみたら、
「ひきこもりはニ−トには入ってないはずですよ」
と言われて、では、ニ−トと呼ばれる人たちとはどんな人のことを言うのかを知るために、いろいろな資料に目を通しています

【取材記3日目】にも挙げましたが、労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子さんが分類する4つのタイプの中に、ひきこもりという文字がはっきりとあります
「ほらぁ、やっぱりひきこもりもニ−トなんじゃんか」
とひとりつぶやきながら資料を読んでいると、私の中に違和感が生まれました

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2005年2月16日 (水)

ニ−トってなに? 【取材記3日目】

ニ−トの現状を知るために下調べを重ね、いろいろなことを知れば知るほど、ニ−トという言葉のいい加減さと、言葉の必然性に疑問だらけになってしまっています

どういう人をニ−トと呼ぶのか、先ず統計を調べてみると、あちこちで挙がっている「2003年の平均は52万人(PDF)」という数字は、総務省統計局「労働調査(詳細集計)」を厚生労働省労働政策担当参事官室にて特別集計と書いてあります
注意書きとして、「非労働人口のうち15〜34歳で卒業者かつ未婚であり、通学や家事を行っていない者について集計した。」とあります
一方、労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子さんは、2000年の国勢調査を基に76万人と推計しています
そして、ニ−トに関する唯一の書籍「ニ−ト フリ−タ−でもなく失業者でもなく」には、15歳以上25歳未満の若者のうち「89万人は働こうとして仕事を探しているわけでもなく、かといって学校に通っているわけでも、進学しようとしているわけでもない」と書かれています
なんだかいろんな数字があって、どれが本当なのか確認してみようと思いました

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2005年2月15日 (火)

ニ−トってなに? 【取材記2日目】

今日は体調を崩して一日休んでいました
今日の取材記を楽しみにしてくださった方、申し訳ありません
たっぷりお休みをいただいたので、明日からまた頑張りますので、よろしくお願いします

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2005年2月14日 (月)

ニ−トってなに? 【取材記1日目】

ニ−トという言葉を去年くらいから聞くようになって、インタ−ネット上で検索をかけるとおそろしいくらいヒットします

三省堂提供「デイリー 新語辞典」より

〔Not in Employment, Education or Training〕
無職の人。無業者。職業にも学業にも職業訓練にも就いてない(就こうとしない)人のこと。
〔イギリスの労働政策において用いられる語。近年,国内でもこのような若者の増加傾向が指摘されており,問題視されている〕

辞書には簡単な説明が載っているけど、「ニ−ト」と略された言葉の裏には、いろいろな社会問題が絡みついているように思えます
トラックバックしようかしらと思ったって、各々書かれてあることにそれぞれ「なるほど」と思ってしまい、次から次にトラックバックされていていくら時間があっても足りません

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2005年2月12日 (土)

ネットジャ−ナリズムの行方 

昨年末まで普通のOLだった私が、「ジャ−ナリストです」と自称して活動できる場は、インタ−ネットしかありませんでした
私のこの目で見てきたことを発言する場として、ネット上に自分のHPを持つこと以外に考えた方法は1つもありません
どこの誰にお願いしたとしても、実績ゼロ、経験セロ、知識ゼロの私に原稿を書かせてくれるお人よしなんているはずありませんから
「ここで地道にやっていこう」
そう決めて1月5日にスタ−トしてからこの1ヶ月、インタ−ネット上で活動することを認知してくれない人たちがいると痛感しています
アメリカでは、ネットジャ−ナリズムが確立していると聞き、日本ではどうなっていくのか、いろいろな人のご意見をうかがうことにしました

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2005年2月11日 (金)

ネットジャ−ナリズムの行方 【取材記5日目】

Yokokei 今日は、新聞と名がついていながら、インタ−ネットだけで発信している「ヨコハマ経済新聞」さんを取材しました
お話を聞かせてくださった杉浦編集長は、本職は舞台監督をなさっていらっしゃる方で、その風貌を見た時には
「編集長?うそぉ〜!」
と思ってしまいましたが、舞台監督と聞くと「なるほど」という感じがします

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2005年2月10日 (木)

ネットジャ−ナリズムの行方 【取材記4日目】

Kanaroko1 今日は神奈川新聞社さんへ行ってきました
新聞社でありながらブログを導入したことで、今注目を浴びています
そのHP「カナロコ」は、なんだかあったかいまったり〜とした空間で、私個人的にはすごく居心地がいいHPのひとつです
「カナロコ」は地域に密着したニュ−スや沿線情報、地元球団のブログなど、いくつかのブログがあって、いろいろなユ−ザ−さんに対応できるコンテンツになっています
こんなHPをどんな方たちが作り上げているのか、非常に楽しみに出かけました

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2005年2月 9日 (水)

ネットジャ−ナリズムの行方 【取材記3日目】

今日はアポイントを取りながら、一日中いろいろ考えました
今日の内容は【取材記1日目】と重複してしまいますが、私は今、自分が見えなくなっています
自分が正しいと思ってやっていることを皆さんはどう感じていらっしゃるのか、お聞かせください

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2005年2月 8日 (火)

ネットジャ−ナリズムの行方 【取材記2日目】

Yukawa1 ネットジャ−ナリズムを語っている有名なブログを探していたら、HP上に素顔を公開している人を発見しました
メ−ルアドレスを公表するのは当たり前なのかなと思っていましたが、超有名なHPでは、メ−ルアドレスも公開していないというところがいっぱいあります
あまりにもアクセズが多くて対応できないのでしょうが、私が見付けたHPでは、メ−ルアドレスでけではなく、顔写真と電話番号まで明記してありました
「携帯電話にお電話いただいても結構です。」と書いてあったので、即行かけちゃいましたょ
電話に出られたのは、湯川鶴章さんという、ある報道機関に所属しながらブログを持っていらっしゃる方です
いきなり電話したのに、全く嫌そうな素振りはなく、早速今日お会いしてくださいました

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2005年2月 7日 (月)

ネットジャーナリズムの行方 【取材記1日目】

米国のブログは、日本の日記サイトからの転用による発達とは異なり、ジャーナリズムやメディアとしての特徴が評価されていると言う話を耳にします。

Unforgettable Days...より引用

私もこのような話を聞いて、インタ−ネットの将来性を信じ、インタ−ネット上で報道するという形にこだわっているひとりです
上記は「Unforgettable Days...」さんから引用したものですが、こちらのエントリ−の中にはブログのジャ−ナリズムやメディアとしての可能性が詳しく書かれています
とても詳しく分析なさっている方がいらっしゃるのに、私はこんなことは全く考えずにブログを採用してしまいました
だって、実績のない私が活動できる場所としては、インタ−ネットしか思いつきませんでしたから・・・
そして、長い間お洋服やお化粧品のことしか考えないお気楽OLだった私(社会に対してあまり疑問を持たないという意味での気楽であって、お仕事に対して気楽と感じたことはありません。OLが気楽という意味で使ったのではありません)が、いきなり難しいことを言えるわけもなく、出した答えが今の「Grip Blog」の形です

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2005年2月 5日 (土)

社会が作るこどもの傷 

Group 私がこのテ−マを選んだのは、養育されない子供たちは全く自分に落ち度がないのに、後ろめたさを感じて生きていることに疑問を感じたからでした
被害者である子供たちが、偏見の目にさらされるのはおかしい
それを考えるのに、養育してくれる親のいない子供が難病にかかった時、その治療を知ることで、親のいる子といない子の置かれている環境の差が明確にわかると思い、まずは病気の子供を支援するNPOを取材しました
そのNPOのHPに「多くの人は病気とは無縁のところで生活しているが、病気の問題は当事者である子供や両親だけの問題ではない。社会の人間観や生命観が反映するもの。」と書かれてあり、それがどういう意味なのかとひっかっかったまま取材へ臨んだのです
そしてお話を聞くと、病気や障害を抱えた子供たちが学校を選ぶ権利を行使できていないとNPOの方はおっしゃいました
「学校には大勢の生徒と教師、そして父兄という厄介な人たちもいます。厄介と言ってはいけないな。」
と聞いて、親というものは、自分の子供のことは必死に守ろうするものだと思いました
特に自分の子供が病気であったら、NPOの助けを借りたり、行政に働きかけたりすることもあるでしょう
では、親のいない子供たちのために、誰がどう動いているのだろう
養育してくれる親のいない子供たちの現状を知るために、子供と係わるいろいろな立場の人に会ってきました

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2005年2月 4日 (金)

社会が作るこどもの傷 【取材記11日目】

Satogo 今日は2人の方にインタビュ−して来ました
ひとりは大所帯の児童養護施設出身の方で、ひとりは里子を経て今は自立なさっている方です

このお2人は、似ているようで、とても対照的だと感じます
里子経験のある方は、実親の顔も知らずに他人に育てられ、今はその他人を親だと思い、施設出身の方は、実親に反発しながら施設の職員さんに世話をしてもらい、親を亡くした今、父以外を親だとは思えないと言います

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2005年2月 3日 (木)

社会が作るこどもの傷 【取材記10日目】

児童養護施設を卒園した人たちが、どんな苦悩を抱えているのか、とても悲痛な現実もあるだろう
それこそ目を向けるべき現実だと思い、自立援助ホ−ムを訪ねました
自立援助ホ−ムは東京都内に8箇所あり、これは全国的に見るととても多いと思える数字ですが、1軒のホ−ムの定員が6名と少人数のホ−ムがほとんどなので、需要と供給は成り立っていないと思います

今日伺った自立援助ホ−ムは、特殊と言っていい形式を取っていて、また今回もいい意味で期待を裏切られました
設立からまだ2年で、
「うちはみんな未熟よ、職員のベテランはいないけど、人生のベテランがいっぱいいるでしょ」
と代表の方がおっしゃる通り、私が通された空間(食堂兼リビング)には、いろんな人がごちゃ混ぜにいらっしゃいました
「どうぞ、そこから見て感じたことを書いてください
役所の人や取材の人がよく来るけど、自立援助って私たちは何を教えたかなと考えるんだけど、何も教えてないのよ
教科書はないけど、いろんな人と触れ合ってその子その子が感じたことが教科書になってくれればいい」
と言われ、私はその部屋全体が見渡せる場所へ座らせていただきました

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2005年2月 2日 (水)

社会が作るこどもの傷 【取材記9日目】

Sakamoto

はじめて有名人の取材ができました
5月12日、後楽園ホ−ルで復帰が予定されているプロボクサ−の坂本博之さんです
坂本さんが施設出身者で「こころの青空基金」を立ち上げていらっしゃるとインタ−ネットで知り、角海老宝石ボクシングジムへいきなり電話をし、取材が成立しました
HP上で坂本さんのお顔を拝見した時「見たことあるなぁ」と戦歴を確認したら、畑山隆則さんとの世界タイトルマッチをテレビで見ていたんだと思い出しました
あの時、坂本さんを応援してたんですよ・・・負けちゃったけど感動的ないい試合でしたよね

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2005年2月 1日 (火)

社会が作るこどもの傷 【取材記8日目】

Gakuen600 児童養護施設では、卒園生が人間関係をうまく築けなくて、具体的にどう影響が現れているのかを聞くために行ったのですが、いい意味で期待を裏切られました
どんな質問を投げかけても、
「一般の若年層の方たちと変わらないと思います」
という回答で、「そんなはずはない!何か隠してるんじゃないの〜?」と思い更につっこんでも、やはり大きな問題は起こっていないようです
かなりねばった挙句、もうこれ以上は聞けないと判断し取材を終えようとした時、施設の中を案内してくださいました

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