2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会−長野がはじまるよ!! 【取材記6日目】
2005/02/26(土)
長野駅に到着すると、雪混じりの冷たい風が吹いていて、指の先っちょがカキンとなるくらい凍りつきます
改札口へ上がると、どこからかライブのコ−ラスが聞こえ、いっぱいいる人たちはみんな笑顔でした
スペシャルオリンピックスのスタッフジャパ−を来て、首からパスをぶら下げた人たちが駅の中にも大勢います
駅の外には、20年ぶりに見る懐かしい山並み
落ち着いた冷たい空気を吸って、「来てよかった」と思いました
先ず私が向かったのは、メインメディアセンタ−
東京にいる時に電話でどのような取材がしたいか話してあったので、顔を見ていただいて、私が悪人ではいことをアピ−ルしに行きました
選手やコ−チの取材をまた別の担当になりますが、「大丈夫でしょう」というお言葉をいただけたので、アポイントは取れそうです
パスこそいただけないものの、希望とおりの取材はできそうな感じです
ほっと安心して、ホストタウンプログラムで選手を家庭に受け入れたファミリ−を紹介してただくために長野市役所へ向かおうとした時、その関係者パスの重要性を思い知らされました
長野市内では移動しようと思っても、その手段が全くありません
ボランティアや各メディアの人のためには、シャトルバスが用意されていて、長野市内からはかなり離れたスキ−場までもそのバスを利用して行くことができます
ところが、パスのない私は、そのバスには乗れません
路線はバスはない
市役所から開会式の会場までは、
「タクシ−しかないですよ」
と市役所の方がタクシ−を呼んでくださって、移動については先が思いやられます
開会式は抽選で既に申し込みも締め切られて、「テレビで見るしかないか」とがっくりしていた私に、地元のいとこが関係者でチケットをくれたんです!!
途中からだったのですが、開会式会場へ入れた私は、
「私のいとこ、でかした!!」
と心の中でつぶやくのでした
ところが、タクシ−が降ろしてくれた入場口は関係者口
「あちらに回ってください」
とものすごい歩いて向かった先で、
「反対側に回ってください」
開会式はもうはじまっているし、ものすごい寒い中を延々歩かされてキレそうになりました
腹立っているから目についたのでしょうけど、とにかくスタッフジャンパ−を着ている人だらけ
一般の観客よりも関係者の方が多いんじゃないかなという印象です
そんでもって、みんなでくっついてただ盛り上がっていて、席がどこだかわからない私を誘導してくれそうな人はひとりもいませんでした
しかも、全員に配られるはずの、光る内輪やオペラグラスやプログラムが入ってる袋はいただけず、みんな光る内輪を振っている時も、私ひとりだけ参加できてない気がしてさみしかったです
でも、開会式そのものはすばらしかったです
会場はエムウェ−ブは超段円形で、その先っちょの私の席からは、司会のケイン・コスギさんも西田ひかるさんも、どの人なのかさえ識別できなかったけど、会場がひとつになって楽しんでいるム−ドを感じらて、とてもハッピ−でした
「勇気の翼」に包み込まれて、優しい気持ちになって、涙がこぼれそうになったなんて、私の心は少しだけ疲れているのかもしれませんね
その後の「ラブジャンクス」が感動でした
ダウン症の方で構成されているダンスは、情熱があり、すごく盛り上がりました
逆立ちしたり、頭でくるくる回っているダンサ−を見て、私の隣のおばあちゃんが立ち上がって、
「すごいすごい」
と大拍手
みんな光る内輪を左右に振って、大盛り上がりです
このラブジャンクスのメンバ−の方には、東京に帰ってお話を聞かせていただけることになっているので、とても楽しみ!
応援ソングやテ−マソングも客席の方たちみんなプログラムを見て歌っていました
トイレが少なくて、しかも和式
私の前にいたブラジル人の団体さんが、普通に入って行ったのに驚きました
帰りには、スペシャルオリンピックスのロゴ入りのリンゴをお土産にいただいて、うれしかったです
長野のりんごは特別おいしいですから、世界中の人たちに味わってほしいです
明日は、「グロ−バル・ユ−ス・フォ−ラム」を取材してきます
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