マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記2日目】
これは、私の勝手な印象ですが、昨日から何人もの人とお話しましたが、何となく共通点があるような気がします
キャスタ−の所属事務所の方たちの話し方は、かたくて威圧感があります
テレビ局の広報は、NHK以外女性でしたが、みんな同じ人ではないかと思うくらい似ています
最初と最後の挨拶は丁寧で、てきぱきと答えてはくれるけど、どこか迷惑そう
ほとんどの人が早口で、ついていくのが大変です
突然電話して、しかもドキドキしてうまく話せないから、イライラさせてしまうのかもしれません
いきなり電話をしてるわけですから覚悟はしていましたが、変な人や犯罪者のような目で見られるのは予想以上につらいです
私の声に心から答えてくれていると感じる人は少なくて、最低限苦情を言われない範囲での対応という印象を受けることが多いです
私だから迷惑がられているのか、それとも面倒なことを言う視聴者全体を相手にはしたくないと思っているのか
テレビ局が視聴者をどう捉え、どう扱うのか怯むことなく取材をしなければならないと実感しています
今日は、読者の皆さんのご期待に応えられない結果となってしまい申し訳ありません
本当に本当に自分が情けなくて、自己嫌悪で眠れません・・・
でも、とにかく前へ進もうと思うので、見てくれてる皆さん見捨てずに応援お願いします。皆さんの声しか頼るもののない私です
ガ通信さんのアドバイスを胸に、明日は今日より何か一歩でも前進しようとがんばってきます
- 被災なさった方が精神的に追い詰められたり、負担をかけて不愉快な想いをしないように配慮した。
例えば、トイレは公共ではないところを使用し、食糧はお弁当を配送して確保し、避難なさっている方の前では食事をとらないようにした。
ニュ−ス23の時間がズレて中継する時間が遅くなってしまった時、眠っている人もいるかもしれないと、照明が避難所の窓に当たらないようにした。
被災なさった方への配慮が浸透するために、毎朝の打ち合わせの時に注意したり、本社のデスクの方からも指示を出した。
そのことが守られているかどうかは、デスクの者が見ることもあった。
車に関しては、山などの狭い道では「どうしても必要なのでここまでは使わせてください。ここからは歩いていきます。」のようなやり取りはがあったが、道をふさぐということはなかったはず。
駐車する場所など、スタッフ交代の際の引継ぎはされていなかったのかという質問には「していたはずなんですけど」という答え。
「こちらが報道することで地元には義援金が入るわけですから」と協力もして欲しいという発言もあった
インタ−ネット上で「夜酒盛りをしている」と書かれた時、TBSの社員がその中にいたかどうか調べたらいなかったし、小倉弘子アナウンサ−が孤立して自衛隊のヘリに救助されたとも書かれたが、そういう事実もない。 - 電話では先へ進みようがないと感じて、直接局へ行ってきましたが、結局受付より中へ入ることは許可されることなく、全て受付のみでの対応。
昨日の電話での「知り合いを見つけて」という発言と、電話を応対した人が名前を言わなかったことに対する謝罪はあるものの、電話での対応と同じで誰にも取り次いではもらえない。
会社として取り次がない方針だと認め、申し訳なさそうに対応された。
電話の答えと同じように、テレビ朝日の社員の名刺か問い合わせに対する返事、または紹介がないと、メ−ルがどこまで行っているのかという過程を調べてもらうこともできないという回答。
メ−ルは数がとても多いので、本気ならFAXか封書の方がいいが、必ずしも返事があるとは限らない。
スタッフが興味のあるものしか返事はしない。
【 今日行った局 】
TBS
テレビ朝日
- 広報の報道担当者の電話番号を教えてもらい、取材続行中。
- 経営広報の方から電話をいただき、メ−ルで回答をいただけることになった。
- 所属事務所の草野さん担当者が対応。
「事務所の判断として内容的にお答えすることはできないので、お断りさせていただきます」と言われその理由を問うと、「事務所としてお答えをする立場ではない」と言われ、意味がよくわからないので更に突っ込むと、「個人的な質問については、意図が見えませんし、何に使うかわからない」と言われた。
説明すると言ったが、「内容を見た状況でお断りしたい」という回答で、「今現在ニュ−ス番組もやってますし、判断しかねる部分がありますので」と言われた。
「載せる媒体は何ですか?」と聞かれたので、「HPです」と答えると、「個人の方のHPに協力することを遠慮させていただきたい」という後付の理由。
「一視聴者の場合はどうなるのでしょうか?」と聞くと、「番組の方の判断があるので、お答えしかねます。」と、どうして断られたのかは結局はっきりしない。。 - 所属事務所の久米さんの担当者が対応
「アンケ−トや質問は全てお断りをしている。」というのが久米さんと事務所の方針。
「久米さんの手元には届いているのか」と質問すると、「見なければならないっていう義務はないでしょ?それをあなたが書きたいがためにその確認を取るのはあなたの勝手であって、我々が絶対に答えなければならないという義務はない」とキレられてしまった
【 電話での具体的やりとり(要訳) 】
フジテレビ
NHK
草野満代さん
久米 宏さん
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コメント
大変でしょうけど挫けずに頑張ってください。
投稿: 神宮寺 | 2005年1月19日 (水) 20時46分
最終的にいい記事が書けなかったら何を言っても言い訳にもならんということを肝に銘じてがんばってください。(とプレッシャーをかけてみるw
まー本当はそういう気持ちと気楽な気持ちのどちらも必要で、挫けないようにうまく使い分けていくのがいいのだと思いますが。
応援してます。
投稿: き | 2005年1月19日 (水) 23時01分
トラックバックさせていただきました。勝手ながら泉さんの取材をもとに考察させていただいてます。
取材レポートを読ませていただくと、自治体・政府を含めて行政側の対応が阪神の教訓をもとに劇的に改善されてるのがわかりました。
ではマスコミ側は災害報道での報道被害をおさえるために、取材の連携や統一指揮がとれるような体制やマニュアルを準備しているのか?
行政の指示に従っただけなのか、それとも自発的に災害報道体制をとったのか?
そのあたりが気になるところです。
投稿: トモフ | 2005年1月20日 (木) 00時17分
みなさん ありがとうございます
「頑張ってください」や「応援しています」というみなさんの声が、今の私の支えです
神宮寺さん
予想以上に大変ですが、精一杯やります
きさん
おっしゃる通りで、答えを出さないと取材してきた意味がないと思っています
今は気楽になれる余裕がないのですが、たまに深呼吸してみようと思いました
トモフさん
私も、山古志村のマスコミ担当の方に取り決めがあるとうかがった時、それは困ったことが起きたために、対策本部から提示されたことなのか、それともマスコミ各社の方から申し出たのかという疑問を持っていました
「どういう点に配慮しましたか」と質問するのが精一杯で、そのことを確認していませんでした
再度、問い合わせてみます
投稿: ぁぃ | 2005年1月20日 (木) 12時48分