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2005年1月19日 (水)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記3日目】

Tva いろんな人と話をして、いろんな対応をされ、頭の中がぐちゃぐちゃするので、ここで各テレビ局への質問を明確にしておきたいと思います

1)新潟中越地震に於ける取材活動で、現地の被災なさった方へ迷惑にならないようどのように配慮したのか、その具体的な取り組み方を知りたい
2)阪神淡路大震災の教訓から、この10年間でどのような取材活動の変革を行ってきたのか
この2つです

今日の取材で感じたことは、私が無力だということです
実績はゼロ
バックもない。取材仲間もいない。ノウハウも知識もない、何にもないのです
今私にできることをやるしかなくて、無茶かもしれないけど、そうやって実績を作り上げていく方法しか思いつきません

電話がつながった人には、話したくないビ−ムを受けても、何とか聞き出そうと努力しました
フジテレビの広報の方には逆に突っ込まれたので、新潟での取材があまかったのかと自分を振り返っています
私が新潟でして来たことは、プロに言わせると取材ではないのでしょうか
日付や、どこの誰だか名前がはっきりわからないという点で、”どこかの記事に書かれたことを持ち出した”というふうな言われ方をされたのは、正直ショックでした
実際に足を使って見て来たことにはならないという評価なのなら、何のために長岡まで行ったのかわからないし、インタビュ−に答えてくださった方に申し訳ないと思います
インタビュ−する時に、もっと具体的に質問する必要があったのかもしれません
ただ、仮設住宅の方に名前まで聞けるかどうかは悩ましいです
インタビュ−が取材の基本で、インタビュ−で得られた生の声が情報として生きてくると思うので、ノウハウを一から勉強しなければならないと実感しています
インタビュ−の仕方を勉強するのってどうすればいいのでしょうか?
本を読んだり、学校へ行くしかないのかなぁ

回答を得る糸口がないテレビ朝日
昨日も受付で門前払いをされてしまったので、門前で知り合いを作る決意をしました
テレビ朝日に出向いた時は、どうにかアポイントを取るという勢いだったので、声をかけた人に私の切実感が伝わったようです
皆さん時間がないと言いながらも、立ち止まって私の話を聞いてくださるまではうれしかった
だがしかし!「お気持ちはわかるのですがどうしようもできません」「冷たいようですがお役に立てません」ばかりです

実は昨日も声をかけてみたのですが、「テレビ朝日の方ですか?」と話しかけただけで、社員証を上着で隠され、犯罪者を見るかのような視線
そういう視線を向けられたのは、生まれてはじめてでした
本当なら、昨日の時点でもっと多くの人に声をかけるべきだったのに、一人目のリアクションで、動けなくなった私
だから、今日の体当たりはかなりの勇気が必要で、たった7人にしか声をかけられなかったけど、自分ではがんばったと思います
でも、昨日アポイントを取りますと宣言したのに、今日も取れませんでした
必死に話したら、いきなりでも聞いてもらえることはわかったので、がんばったらイケるかもという期待は持っています
おしゃれスポット六本木ヒルズ
回りの人はみんな楽しそうだけど、私は玉砕覚悟で体当たり
明日も行って来ます

    【 電話での具体的やりとり(要訳) 】

    フジテレビ

  • 広報の報道担当者が応対してくれた。
    「媒体は?」と聞かれて「インタ−ネットの・・・」と言ったところで「あのね、広報部というのは、個人のものではなく雑誌などの媒体を通して取材をお受けするところです」との説明をいただく。
    質問に対しては、「被災者の心情に当たって最大限に努力をして取材活動を続けております」という答え。
    「具体的にどういう方法で?」と質問すると、「個人のHPで意見を述べるというのは媒体とは違う。視聴者からの意見ということで受けることはない。媒体に対しての答えはするが、上記の答えをフジテレビのコメントとして使っていい。」
    更に突っ込むと「あなたのことをどういう人か知らないし、どういう風に書いているのかもわからないので、取材を受けることはできない。正式な企画書を出されても、個人のHPは取材を受ける対象とはならない。」
    全く相手にしてもらえないので、「現地を取材したら、『フジテレビ』という声がありました。はっきり名前が出たのは1社だけでした」と切り込むと、「いつ頃の話ですか?確認をしたが、中継車で道をふさいだりとかはないと聞いている。
    日付、どういう状況で何時ごろにどこでどういうことがありましたという基本情報を押さえて、それに対して、そういうことがありましたかどうかというふうに聞いていただきたい。」と言われ、「そういうことがあったかのかなかったのかということが聞きたいのではなく、具体的にどういう方法で迷惑をかけないように取り組んだのかを知りたい」と言うと、
    「FNS系列局も一緒に取材活動を行い、11項目に渡る留意点を作り文書を与えて現場に徹底している」との回答があった。
    そのうちの3項目だけ聞くことができた。
    1.被災者の心情に当たって取材をするということ。
    2.警察・消防・自衛隊などの公的機関救済対象は、あくまでも被災者であり、便宜を図ってもらう場合でもマスコミの優先順位は最後である。
    3.空家となっている被災者の家ども勝手に入り込んだり、被災者の所有物を無断使用しない。
    「それが守られたのか?」という問いには「報道の方に確認したら、迷惑をかけるようなことは一切していないというふうに認識している」
    更に「取材をされるのであれば、いつどこで誰がどんなことをどんな風にしたかという最大限の情報という材料が揃ってないで、質問を簡単にしてはいけないと思う。具体的にあったなら、被害にあった人たちの名前をうかがったほうがいいかもしれない。取材は、いい加減なことではやってはいけない。個人の方で大変だと言っても、どんな形で報道されるかとか、それがどんな風に人に触るかとかを考えるべき。記事書きだけの判断ではなく、自分で見たことで確認しないとこわいですよ。がんばってください。」と渇を入れられた。

    【 今日行った局 】

    テレビ朝日

  • 「知り合いを見つけて」と視聴者センタ−で言われたように、テレビ朝日のコメントをもらうには、テレビ朝日の社員の知り合うを作るという方法しかないと判断し、社員通用口付近に立って社員であろう人にいきなり声をかけた。
    7人に声をかけ、それぞれの人が話を聞いてくれアドバイスをくれたが、「お気持ちはわかりますが・・・」と言われ、取材窓口である広報につないでもらうことはできなかった。
    「窓口が厳しくなったのは、最近取材と称して売り込みをする人がいて、社員を訪ねて紳士服を売り込んだりしたせいだ」と話してくれた。
    「取材の主旨を書いて郵送したらいい」とか、「もう一度視聴者センタ−に電話してみたら」とアドバイスをしてくれる人がいた。
    「取材の窓口は広報なので、ここで声をかけても答えられない。何とかしてどこからか経由して広報の人を捕まえるしかない。個別に対応するのは禁止されているので、何とか方法を見つけるしかない」と、出入り口に立っても無駄だと言う人がいた。
    一方では、「あなたの取材内容を理解してくれる人がいて、その取材を受けるべきだと思う社員がいれば・・・」や「出入り口にいると、報道の人間も出てくるかもしれない。親身に話を聞いてくれるかもしれない」、「私は関連企業なので、絶対局員のがいいですから、もう少し頑張って正社員をつかまえるのがいい」と、通用口に立っての声かけを寛容してくれる人もいた
    「自分は広報じゃないが、取材の申し込み全てを対応しきれないと思う。誰かに対応すると「あいつには対応してなんで俺には対応しないんだ」ということになる。ある程度の出版社だとお互いの付き合いがあるので、お互いのためにするけど、関係がないところには一律断っているのかな」という現状を知った

これを読んでくださっているみなさんにお願いがあります
日本テレビさんから、取材申込するなら企画書を提出するように言われているのですが、取材用の企画書というものを書いたことがなくて、どのように手をつけていいのか全くわかりません
何をどのようにどうやってどういう形式で書けば、受け入れていただけるのか、ご存知の方がいましたらヒントをもらえないでしょうか
お願いします

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コメント

あいさんへ

お一人で報道機関に立ち向かう勇気に感銘し、応援させていただきます。

報道機関が企業に対して取材を申し込む際に、全てが書面でくるわけではありません。記者がフラッとやってきて「○○について聞かせて欲しい」ということも多々あります。
そういう意味では、マスコミ自身は取材することは上手でも、取材されることは苦手、というよりはイヤなのでしょう。

さて、では、どうやって取材申し込みがあるかといいますと、まずは電話で問い合わせが入ります。
簡単な用件であれば、そこでメモをとって完了となりますが、あれこれ盛りだくさんであれば、文書でいただきます。
特定のフォーマットはありません。記者・報道機関によりマチマチです。ただ、聞きたいこと、聞きたい人、どういった手段で公表するかなどが明確に記載してあれば問題ないと思います(いわゆる5W1H)。

ということで、震災発生から一ヶ月たって、弊社に新聞社から取材要請があった際の文書(FAX)を紹介いたします。互いの企業名がバレるとアレなので、若干脚色していますが、ヒントになれば幸いです。

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お忙しいところ恐れ入ります。昨日電話でお伺いした件についてご連絡します。
震災から一ヶ月を過ぎましたので、未曾有の災害が起きたその時、さまざまな現場の人たちがそれぞれ被災し苦闘しながらも、いかに対応されたのか、行政、公共機関、企業の対応をまとめたいと思っています。今のところ、1ページの特集というのではなく、何回かに分けた連載形式を予定しています。
それぞれの立場の人たちが、震災直後にどのように動かれ、どう復旧に携わっていったのか、その初動を記録、検証することは重要と思います。
まだ、全ての対応が終了していない段階で、お忙しいと思いますが、どうぞご理解くださり、ご協力くださいますよう、お願いします。
お聞きしたいのは、23日の地震発生直後のことです。できるだけ臨場感のあるお話をお聞きできないかと思っています。

・地震発生時、被災地域を管轄する事業所には何人の方がいて、どうやって災害の状況を把握されたのでしょうか。
・事業所自体の被災状況はどうだったのでしょうか。
・当日出社していなかった事業所員にどうやって出社を求めましたか。また、地震発生から何時間で態勢が整いましたか。
・事業所には一般市民の方からの問い合わせなどはたくさんあったのでしょうか。
・発生直後、もっとこんな態勢が取れていたら…、あるいは、復旧に向けて動く中で、こうだったらもっと良かったのに…などと思う課題はありますか。

以上のようなことをお伺いできればと思います。できましたらその日、その場にいらした方(あるいは急きょ駆けつけた方)にも状況をお聞きできれば幸いです。
是非、これからいつ起こるともしれない災害に備えるためにも、ご協力いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
===============

質問項目は大まかなものでも構いません。「書面に書かれていない質問には答えられない」とは先方は言えないはずです。
彼らだって、書いてこなかった件について質問してくるのは日常茶飯事なんですよ。
ご検討を祈りますっ!(^o^)/

投稿: hiro_f | 2005年1月20日 (木) 09時51分

勝手に撮影するなり録音するなりすればいい。記録に残るし。なにマスコミだって勝手に
やってることじゃん。

投稿: はじめてみにきた | 2005年1月20日 (木) 10時57分

こんにちは。
突然のメールすみません。
「立ち上がれ!中越」プロジェクトと言います。
新潟県中越地震の記憶が徐々に皆さんの中から薄れていく中で、こうしてblogで未だにフォローして下さるのは本当にありがたいです。
これからも宜しくお願いします。
もしよければ当方のblogと公式HPにもご訪問頂ければ幸いです。

投稿: 立ち上がれ!中越 | 2005年1月20日 (木) 12時08分

hiro_f さん
貴重のものを見せてくださってありがとうございます
ものすごく具体的なので、とてもわかりやすいです
早速企画書を作ってお送りします
ありがとうございます

はじめてみにきたさん
書き込みありがとうございます
録音はしていますが、それは私は取材記をまとめるのと、インタビュ−時の自分を反省するのが目的ですので、それを公開するつもりはありません
なんだか怒っていらっしゃるように感じますけど、何か不愉快なことでもあったのですか?
差し支えなければ教えてください

立ち上がれ!中越さん
これから取材に出かけますので、まだblogは拝見させていただいておりませんが、帰ってゆっくり見させてください
新潟中越地震に限らず、ニュ−スに取り上げられたことは、すぐに忘れ去られてしましますよね
忘れてはいけない事件もありますね
特に地震は他人事ではないし、復興はこれからなわけですから、今後もっと注目すべきだと思っています
書き込みありがとうございます

投稿: ぁぃ | 2005年1月20日 (木) 13時11分

はじめまして。ガ島通信からたどってきました。おもしろいことしてますね〜。
ぼくはTV番組制作系の仕事をもっぱらしています(詳細はプロフィールとかで公開)が、反対に、「報道機関で仕事をしているけどもプライベートな取材」みたいなややこしさをどうクリアしようか悩んでます。
「フリーのジャーナリスト」と名乗るのがよろしいのではないでしょうか。明確な基準はありませんが、フリーライターは編集部からの依頼ありきみたいな感じが強く、どこからの依頼もないのに独自に取材をするというのは、むしろジャーナリストと名乗ったほうが、取材先に理解してもらいやすいかと。
それから各社に送付した質問状ですが、事実確認というより主張調、詰問調、糾弾調な感じがするので、広報マターというよりは視聴者センターマターという感じがします。
それから、各社広報は現場ではなく、公式コメントしか出せないので、むしろ、広報を通じて各社報道責任者、あるいは、特定のニュース番組を統括する立場にあるプロデューサーに質問すべき内容でしょう。それでもやはり公式コメントしかもらえない可能性が高いと思いますが。
つまり、この取材は最初から、実のない公式コメントしかとれない結論が待っているともいえるわけで、公式コメントしか出せない各社の姿勢を批判する結末が最初から用意されているとみることもできます。
(辛らつですみません、悪気はありません)
また、画面に顔を出してるキャスターに質問状を出すのはちょっと短絡的では。たしかに彼らの裁量部分はありますが、それが全てではなう、むしろ大半の台本を書いているのは、画面に出ない人間です。
それから、現場で取材にあたるのは、(NHKを例外として)テレビ局の社員だけではなく、むしろ制作会社や、あるいはぼくのようなフリーのスタッフが多いでしょう。彼らに話を聞かない限り、本当のところは見えてこないのでは。
新聞の取材は、記者とカメラマンだけで成立しますが、テレビの場合、大勢のスタッフが必要になります。ディレクター、カメラマン、VEさん、照明さん、音声さん、車両さん…。大所帯になればロケマネージャーも必要ですし、みんなの弁当やら飲み物やらを調達するのも大変です。現場には頭脳も必要ですが、それ以上に、黙々と手足をこなす存在もたくさん必要です。
現場で働く彼らの声を聞くことができれば、リアルにより近づくことができるのではないでしょうか。
以上、長々と書いてすみません。応援してますのでがんばってください。

投稿: fratdrive | 2005年1月20日 (木) 17時56分

fratdrive さん 
いろいろなご指摘ありがとうございます
質問状は、もう少しやわらかい表現に書き直します
質問なのですが、「VEさん」とは何をする人なのでしょうか
すみません・・・本当に何も知らないので
ロケマネ−ジャ−という人がいるのも知りませんでした
制作会社やフリ−の方の窓口はどこなのでしょうか
制作会社の名前などを知るにはどうしたらいいのでしょう
現場の方の声を聞きたいんですけど、失礼にならないようにお会いするためには、どう接触すればいいのでしょうか
いろいろ質問して申し訳ないのですが、今の私では、現場の生の声をどうすれば聞けるのかわかりません
差し支えない範囲で、どんなことでもいいのでヒントをいただけないでしょうか
お願いします

投稿: ぁぃ | 2005年1月21日 (金) 13時28分

VEはビデオエンジニアです。んーと、詳しいことはぼくにもわかりません。中継とかだったら、いるんじゃないでしょうか。
テレビのロケといっても、内実はいろいろなので。
フリーの窓口はありません。フリーなんで。
制作会社もいろいろです。老舗で有名なのはテレビマンユニオンでしょうか。
久米さんの所属事務所のオフィストゥワンも、制作会社でもあります。
現場の声を聞くには、現場に行くことですかねえ…。いわゆるニュースの現場に行けば、いっぱいいます。

投稿: fratdrive | 2005年1月22日 (土) 01時31分

そうでした・・・私の窓口もありませんでしたゎ
失礼しました

テレビマンユニオンってテレビで見たことあります!

ニュ−スの現場に行くと、みなさんお仕事中ですよね
そういう時は声かけづらいですけど、暇そうに見えたら話しかけても大丈夫なのでしょうか?

いろいろ質問してごめんなさい

投稿: ぁぃ | 2005年1月22日 (土) 02時09分

まーふつーに煙たがられると思いますけど。
ぼくなら勝手にビデオカメラ回してどんどん聞いていきます。
そういう手法でやってるひともいますよね、「ボウリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーアとか。あれはなかなか面白かった。
それなりに腹を括ってかないとできないですけど。

投稿: fratdrive | 2005年1月22日 (土) 02時37分

とにかく話しかけるのが苦手で・・・
取材に行く電車の中の私は悲痛な表情だと思います
嫌そうな表情をされると、しばらくは立ち直れないくらいブル−になります
「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見て勉強します
目指せ!女マイケル・ム−アです

投稿: ぁぃ | 2005年1月22日 (土) 02時56分

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