トップページ | 2005年2月 »

2005年1月31日 (月)

社会が作るこどもの傷 【取材記7日目】

Bear600 今日は、ある児童養護施設で、園長さんと卒園生の方にお話を聞いてきました
お2人からお話を聞いて、私の中に「人間関係」という言葉が深く響いています

卒園生である青年はさわやかで明るく、悩みもないと言うその口からは、「人見知り」や「新しい場所で新しい人との係わり」という言葉が繰り返し出てきます
身寄りのいない彼は、ひとりでは生きていけない
施設から出て、社会の中に放り出され、はじめは人と向き合うことが嫌だったそうです
「なんで俺だけ・・・」という彼の思考が「自分だけではない」と変わった
そう思わなきゃ生きていけない
彼は、人と係わり、支えてもらうことが自分には必要だと悟ったのではないでしょうか
社会に受け入れられようと、自分から変わろうと必死で努力している彼の心の内を、周囲の人がどれだけ理解しているのか疑問です

続きを読む "社会が作るこどもの傷 【取材記7日目】"

| | コメント (2)

2005年1月29日 (土)

社会が作るこどもの傷 【取材記6日目】

今日は、本来なら記事をUPするべき土曜日なのですが、今週は養護施設に係わる人にお話を聞くことができませんでしたので、引き続き取材記を書かせていただきます

今日、やっと子供たちと身近に接していらっしゃる方たちに出会えました
あるボランティアグル−プの方たちですが、皆さんとても真剣で、特に感心させられたのは、子供たちの将来を見て活動なさっているところです
私は、ジャ−ナリストという仕事に対して、「できることからはじめよう」と取り組んで来ましたが、それは全てではないと知りました
できることがあっても、最後まで責任を持てないなら手を出してはいけないこともあるんですね
でも、今日お会いした方たちは、普通の会社員、普通の学生で、特別な人ではありません
その気になれば、誰にでもできることなのです

続きを読む "社会が作るこどもの傷 【取材記6日目】"

| | コメント (2)

2005年1月28日 (金)

社会が作るこどもの傷 【取材記5日目】

今日は、来週のアポイントを取るために一日を費やしたので、書けることがありません

取材申し込みをする時に感じることは、毎度のことながら、自分の実績のなさで、今回のようなテ−マだと特に痛感します
プライバシ−を重んじるテ−マなのに、私は突然電話するかメ−ルするしか方法がありません
相手にしたら、私が誰だかわからないし、どんな仕事をしているのかもわからない
しかも、出版社や新聞社から依頼を受けているわけでもない
「どうしてこんなことに関心を持たれたのですか?」
と聞かれるのは毎度のことです
それは当然のことで、
「必死でやるのでご協力お願いします」
と頭を下げるしかないと思っています

続きを読む "社会が作るこどもの傷 【取材記5日目】"

| | コメント (2)

2005年1月27日 (木)

社会が作るこどもの傷(改変) 【取材記4日目】

養護施設に入れられた子ども達は救われたのか

児童養護施設出身者であるレイさんの言葉です
卒業なさった今でも苦悩するレイさんの気持ちが切々と綴られています
養護施設で家庭と同じ生活ができるのか・・・それは今の私にはどうとも断言できません
でも、レイさんの言葉をたどっていくと、心が乱れてしまいます

私が強く感じたことは、家庭というものに対して、施設の子供が感じる普通と私が思っている普通とが、かけ離れているということです
彼らの当たり前と私の当たり前がとても違うように思えるんです

続きを読む "社会が作るこどもの傷(改変) 【取材記4日目】"

| | コメント (16)

2005年1月26日 (水)

養育する親のいない子供の難病治療 【取材記3日目】

Nabyou 今日は、病気の子供を支援するNPO法人に方にお話をうかがってきました
そのNPO法人についての資料を読むと「多くの人は病気とは無縁のところで生活しているが、病気の問題は当事者である子供や両親だけの問題ではない。社会の人間観や生命観が反映するもの。」(簡略)と書いてあります
直接お会いして話を聞くまではどういうことだかピンと来ませんでしたが、学校の問題についてのお話をうかがって少し見えてきたような気がします
そして、今回のテ−マの中で、親の未熟さが浮き彫りになってくるであろうと思っていましたが、どうしてそのような親のいる社会になってしまったのか、親の責任を問うだけでなく、今の社会の現状をもっと知る必要があると思いました

続きを読む "養育する親のいない子供の難病治療 【取材記3日目】"

| | コメント (5)

2005年1月25日 (火)

養育する親のいない子供の難病治療 【取材記2日目】

Micky 昨日から今日にかけて、あらゆる施設やNPO法人に電話をかけまくっていますが、欲しい情報はなかなかいただけません
でも、単純に両親が亡くなったから施設に預けられるというケ−スは少なくて、最近では、両親の離婚や虐待によるものが多いということなど、養育する親のいない子供の現状が少しずつわかりはじめています

大好きなパパやママがそばにいてくれなくて、なおかつ病気になってしまった子供の心細さを知り、大人たちで何かサポ−トできることはないか考えてみようと思ってはじめた今回の取材でしたが、親の未熟さを感じずにはいられません
ひとことで虐待と言っても、暴力を加える他に、毎日外に出して家を入れないとか、充分な食事を与えないとかいろいろあるようです
施設の人も虐待に関しては話したいようで、電話口だけでもいろいろな情報が挙がってきます
でも、今回私が欲しい情報は、あまり表に出されることのない難病治療に関するものです
児童福祉施設で生活している子供が、長期入院が必要な病気にかかった時、どういう施設に預けられ、身の回りの世話は誰がするのだろうか
その決定はどの機関で下すのか
親や親族が治療費の負担ができなくて、保険適用外の高額な治療費がかかる場合は、その子供は治療を受けることができるのか
不幸にして亡くなった場合、遺骨の引き取り手がなければどうなってしまうのか
これらの疑問は行政ですぐに教えていただけるものだと思っていましたが、取材を受けるかどうかというところでの判断さえ難しいようです
私は、現状を隠す必要は全くなくて、行政でできることに限界があるならば、それを提示し、みんなで考えていくべきだと思っています

続きを読む "養育する親のいない子供の難病治療 【取材記2日目】"

| | コメント (5)

2005年1月24日 (月)

養育する親のいない子供の難病治療 【取材記1日目】

テレビで小児科病棟を舞台にしたドラマや、ドキュメンタリを見ることがあります
その患者である子供のそばには、必ず両親がいて、子供のために必死になる親の姿が描かれますが、私は、そういう映像を見る度に「親のいない子供はどうしてるの?」という疑問を持ってしまいます

移植が必要な病気であれば、命に係わってきます
家族がドナ−になれるかどうか、また家族が適応しなくても、親がドナ−を探すために奔走するでしょうけど、親のいない子供はどうなるのでしょうか
お金だってかかるだろうし、行政がどこまで面倒をみてくれるのか、あまり表には出てこない気がします

続きを読む "養育する親のいない子供の難病治療 【取材記1日目】"

| | コメント (4)

2005年1月22日 (土)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材後記】

新潟中越地震の報道活動を追って新潟へ行った私は、震災報道に対するマスコミの姿勢を知れば、マスコミが学び実行しているものが何か、わかると思っていました
阪神淡路大震災でマスコミバッシングがありましたが、阪神での報道行動を見直して教訓とし、新潟に活かされているのかをどうしても知りたかったです
それは、被災なさった人に触れた私の個人的な感情が大きく作用していたと振り返ります

そして、全く別の視点からもマスコミが学ぼうとしているのかその姿勢を知りたいと思いました
一視聴者である私への応対を映し出すことによって、視聴者の声をどう受け止めているかというところです
その2つの点を知りたくて各テレビ局にコンタクトしていたわけです

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材後記】"

| | コメント (3)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 

今回のテ−マ「マスコミは何を学び、何を実行しているのか」の答えを出すために奔走しましたが、明確な答えを出せる充分な情報を得ることができませんでした
それは、テレビ局の対応によるものではなく、私の未熟さが原因です
今の状態で記事を書いても、想像の域を超えられません
大変申し訳ありませんが、今回は記事を書くことができませんでした

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか "

| | コメント (4)

2005年1月21日 (金)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記5日目】

Gijido 今日は、どうにか現場を取材する人にコンタクトを取れる方法を一日中考えました
(どうして会わせてもらえないんだろう)
と落ち込みながら、その方法を模索するうちに、テレビ局という組織が不思議に思えてきています

私が取材申し込みをしたのは、仮設住宅に住んでいる人、役所、テレビ局で、その中でもテレビ局の対応が他と大きく異なることに改めて驚いています
コネのない私のやり方は、被災なさった人にも、テレビ局の人にも、どちらも同じアポなし取材でした
快く取材に応じてくれた被災地の方に対して、テレビ局の対応は対照的に頑なです
今回取材した人たちの対応の違いをまとめてみました

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記5日目】"

| | コメント (15)

2005年1月20日 (木)

サーバーダウンのお知らせ

・1/20 PM19:00頃〜PM23:00頃まで、サーバーの不具合発生により、コメント及びトラックバック機能が動作しない状態になっていました。
この間にコメントやトラックバックをしていただいた方、申し訳ありませんが再度お願いいたします。

・1/21 AM0:00〜AM3:00まで、サーバーダウンにより全てのページの表示ができない状態でした

ご迷惑おかけしまして申し訳ありません

| | コメント (0)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記4日目】

Keisichou2 崖っぷちに立っています
記事を書くための材料が何一つ揃っていないんです
各テレビ局からの回答も、まだ全ては返ってきていません
みなさんからのコメントでご指摘いただいたように、私も現場のスタッフの声を聞かなければ偏った記事になってしまうと思い、今日一日動きましたが、ひとりの声も聞けませんでした
声をかけたい人に会えなくて焦る気持ちと、今朝の電話でTBSの人から言われたことがずっと胸にひっかかっていました

その電話というのは・・・
取材2日目にTBSの方にお会いした時、震災の報道活動で配慮したと聞きましたが、その時に、その配慮は自主的なものか、対策本部から要請があってのことかと聞きそびれてしまいました
私の落ち度で申し訳なかったのですが、もう一度お電話させていただいたんです
お忙しい方だと思うのですが、ちゃんと向き合ってくださた上で、「今回はお付き合いできません」と質問に答えられない理由を話してくださいました
簡単に言うと「あなたのやっていることは、『ただ体当たりをしてます。私頑張ってます。』という表面だけのもので、テレビ局とのやりとりを書くことは無意味なので協力できない」という理由です
何も言わずに電話を切ることもできるのに、理由を言ってくださって感謝します
でも、今日までやってきたことが無意味だったと言われたことは、すごいショックです
実績もコネも仲間もない今の私には、テレビ局の大代表に電話をかけたり、直接テレビ局へ行って社員に声かける以外の方法しか思いつきません
私が接したマスコミとのやりとりをここに書くことで、その局の全てではないとしても、その対応が会社のカラ−として見えるということはないでしょうか
私自身はそう思っても、プロ中ののプロの目から見ると、私のやってることは薄っぺらで、誰の役にもたたないということなのです
(じゃあ私は何のためにこんなにジタバタしてきたの?)と電車を待つホ−ムでも、電車で移動している間もそのことばかり考えていました
自分が今やっていることの意義を問い、そのやり方を問い続けました
すごく考えて、ご指摘は受けましたが、今回のテ−マに限っては、私はこのスタンスのままで通すことにします

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記4日目】"

| | コメント (9)

2005年1月19日 (水)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記3日目】

Tva いろんな人と話をして、いろんな対応をされ、頭の中がぐちゃぐちゃするので、ここで各テレビ局への質問を明確にしておきたいと思います

1)新潟中越地震に於ける取材活動で、現地の被災なさった方へ迷惑にならないようどのように配慮したのか、その具体的な取り組み方を知りたい
2)阪神淡路大震災の教訓から、この10年間でどのような取材活動の変革を行ってきたのか
この2つです

今日の取材で感じたことは、私が無力だということです
実績はゼロ
バックもない。取材仲間もいない。ノウハウも知識もない、何にもないのです
今私にできることをやるしかなくて、無茶かもしれないけど、そうやって実績を作り上げていく方法しか思いつきません

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記3日目】"

| | コメント (10)

2005年1月18日 (火)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記2日目】

Tbs 今日は納得のいく取材ができませんでした
申し訳ありません
あってはならないミスもしました
TBSには取材時刻に遅刻してしまい、その上舞い上がり、充分に突っ込んだ質問ができませんでした

具体的なところでは、ヘリコプタ−の低空飛行についてが取材を通しての疑問点で、これだけは質問したかったのにできませんでした
テレビやインタ−ネットの中で見たことのある人を目の前にして、取材のスペシャリストである人をドシロウトの私が取材するのは、どうしても気後れしてしまいます
取材を重ねて慣れていくしかないのでしょうが、今日は完全に自分を見失ってしまいました

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記2日目】"

| | コメント (4)

2005年1月17日 (月)

マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記1日目】

先週長岡へ行って、新潟中越地震報道での報道される側の立場を取材してきました
行政と各マスコミの間では取り決めがあったということを知り、各テレビ局がその取り決めを守るためにどのような努力をしているのか
阪神淡路大震災の教訓は活かされているのか
など、今週は報道する側であるテレビ局を取材します

質問状を1週間前にメ−ルで送っていますが、どのテレビ局からも返事がないので、それも併せてどうなっているのか、先ずは各視聴者センタ−へ電話をしました

5つのテレビ局に電話をかけて、ほとんどの局は対応に困りながらも一応広報につないでくれたという印象です

その中で、TBSはすぐに担当につないでくれて、明日お会いする約束までできました
ちょっとセキユリティあまんいんじゃないの?と逆に心配していまいます

日本テレビは、視聴者からの質問状を読まずに捨ててるかもしれないと知って「それって日テレ」と昔のコピ−を思い出しました

どこにもつないでくれなかったのはテレビ朝日1社です
びっくりするほど頑なで、しかも面倒くささ爆発の喋り方、本当に極端に対応悪かったです
質問状の答えは現時点で返ってきていないし、電話をかけてどういう状況になっているのかを問うても、
「調べようがない」の一点張り

「声をお寄せください」とテレビ局は放送中によく言っていますが、言われた視聴者がその声を発しても、自分の声が届いているのかどうなのかさえわからないし、
調べることも拒否されて、「知りたければテレビ朝日の知り合いを見つけろ」
この姿勢が、本気で視聴者の声を聞こうとしている姿勢なのですか?
しかも大きな会社の受付の電話対応が、あからさまに聞く耳もたないって態度、朝日テレビを見る目が変っちゃいました

明日の予定は・・・
午前中、キャスタ−宛に出した質問状の行方を追うために、担当者へ電話を入れます
午後からはTBSへ行ってまいります
ドキドキで、今夜は眠れそうにありません

続きを読む "マスコミは何を学び、何を実行しているのか 【取材記1日目】"

| | コメント (5)

2005年1月15日 (土)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材後記】

Ganba マスコミに関すること以外にも、世の中に伝えるべきものがあると思いましたので、
取材後記として書いておきます

大雪の現地を取材して、仮設住宅の人たちの明るさに引き付けられました
「失ったものは大きいけど、得たものもいっぱいありました」
そんな言葉をあちらこちらで何度も聞きました
いろんな人から助けられ支えられて、本当にうれしかったという感謝の気持ちと
だからこそこれから頑張っていかなければならないという前向きな気持ちがあります

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材後記】"

| | コメント (0)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓

新潟中越地震でのマスコミの行動の実態を知るために長岡へ行きました
最初の2日間は、拍子抜けというか、目標を見失ったというか、
何のためにここまで来たのかわからなくなってしまいました

どこで誰に聞いても
「そんなことはなかったね」
という答えばっかり
インタ−ネット上に書かれているようなマスコミに対する怒りの声を引き出すことができず、焦りました
(この企画は失敗だった)
一時は自分を見失った私ですが、インタ−ネットに踊らされたと気づき、
更に取材をしていくにつれ、そのことを実感していったのです

小千谷市のマスコミ担当の方は、いろいろな人が助けてくださって感謝しているが、現実として
マスコミの行動で困ったこと
インタ−ネットで困ったこと
ボランティアで困ったこと
など、それぞれの問題点があったと話してくれました
保存されている膨大な写真を一緒に見せてくださったので、
担当者の話が真実であると、目で見て確認することができました

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓"

| | コメント (2)

2005年1月14日 (金)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記5日目】

Dsc_0291 小千谷市役所のマスコミ担当の方に話を聞きに行きました

震災報道の時の取材行動がインタ−ネット上で議論されている件について、小泉首相が避難所を訪問した際、マスコミが殺到したために避難なさっている方に毛布を配布するのが遅れたなど
小千谷市での具体例をいくつか挙げて質問をしました

担当者は、第一声は昨日の山古志村役場の方と同じように、
「そんなことはなかった」
と真っ先に答えましたが、その後続けて、
「困ったことというのは、インタ−ネットのことなんですけど、」と

困ったことというのは、インタ−ネットのことなんですけど、ボランティアで来られた方が『紙オムツが足りません』なんて書いてありましたが、あれは事実と反するんですよ

そう書かれると、逆に、私共がお願いしていない物資が山積みになってしまって、ボランティアの方がしなくていい仕事をしなくてはならなくなる
一部の人が、その時ぱっと思ったことを書かれたことが本当になってしまう
誰が書いたのか私共もわからないんですから
インタ−ネット上ではこわいことがありましたねぇ

小泉さんがみえた時の毛布の配布が遅れた話で、
小泉さんが来られたので、交通の規制があったというのは事実だと思うんですけど、
それで遅れてどうのこうのっていう話じゃないと思うんですね

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記5日目】"

| | コメント (0)

2005年1月13日 (木)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記4日目】

    【 取材地 :山古志村仮設住宅(陽光台・新陽)】

  • 避難所(教育センタ−)で、ゆとりのある時間ならいいけど、慌しい中、時間に追われているのに、インタビュ−されて困った
  • 本庁や対策本部など、どこもコメントしていないことを先行してあたかもコメントしたかのように流す
  • 避難所(大手高校)は交通の激しいところなのに、駐車スペ−スがない場所へ何日も中継車を停めていた
    渋滞になることもあり、被災者を含めた一般住民から、
    「震災の後になってからドンと中継車がかまえるようになった」
    と言う声を聞いたことがある
  • 避難生活がはじまった当初、被災者が食べたり寝たりしている床に、土足のままカメラを持った人たちが入ってきた
    後で土足厳禁になった
  • いろんな局がひっきりなしに、インタビュ−させてくれと来るが、そう何回も何回もはできない
    最後のほうでは、「勘弁してください」と言ったことがある
  • フジテレビはどんなもんかね・・・
    (具体的に困惑したことはと聞くと口を噤む)

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記4日目】"

| | コメント (0)

2005年1月12日 (水)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記3日目】

Yamakosimurayakuba 3日目の課題は2つ
午前中に新陽という場所にある仮設住宅へ行くこと
その後、小千谷へ行く
この2つです

午前中の新陽というのは、大手高校に避難なさっていた方たちの仮設住宅で、天皇陛下や小泉首相が訪問した際に何かあったかもしれないという情報を得たからです

もう一つの小千谷というのは、
元上司が紹介してくれた人に会うためです

ところが、朝になってみると、予想通りの昨日に勝る大雪
とりあえず、交通機関の確認をする為に駅へ向かいます
歩きながら、昨日仮設住宅で会ったおじいちゃんを思い出します
「わしは雪見りゃどんくらい積もるかわかるよ
あ〜今日は1mくらい積もるなとか
こりゃ1m50cmはいくな、とかな」
自慢気に話したおじいちゃん
「今日は結構積もるよ
夜も降る
1m近くはいくな」
という予言は見事に的中

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記3日目】"

| | コメント (3)

取材ネタの募集

まだ始まったばかりのGripBlogです
読者も少なく不安いっぱいな毎日ですが、取材したい!って気持ちはへこたれません
やる気はだけには自信があるのですが、
日々取材に追われ、新しい取材対象を考えてる余裕がないんです
一応、週刊ってうたって1週間1記事を目指していますが、新しい取材対象を考える作業が毎週末だけになって、やっつけ仕事になってる感が・・・

そこで相談なのですが、みなさんから取材してほしい時事ネタを提案してもらえないでしょうか
取材方法も文章も未熟な私ですが、
どんな内容でも体当たりで手を抜かずにやります
例えば、
「小泉首相に自衛隊派兵の真意を直接聞いてこい」や
「小倉智昭にカツラ疑惑の真相を聞いてこい」など
むちゃで不可能だと思われることでも、
興味をもてれば取材してきます。
結果はどうでるかわかりませんが、必ず体当たりで取材してくることを誓います
勝手なお願いですが、どうかご協力をお願いいたします。

*取材内容についてのご意見やご提案は、
このエントリーに「コメント」として投稿してください

| | コメント (4)

2005年1月11日 (火)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記2日目】

Aobadai 1日目の取材記はやる気満々モードで書いたけど、
いざ行くとなると、不安だらけになってきました

子どもの頃から旅行らしい旅行は殆どしかことがありません
普段でも、ひとりぼっちではマクドナルドにも入れないし

とにかく知らない土地へ行くということが凄く怖いんです
天気予報を見ると、追い討ちをかけるように大雪だと言ってます
全く知らない人に声をかけるわけだし
しかも、被災なさった方たちの心は
今も尚、傷ついているのかもしれません
そこに質問するのは、人間としてOKなのでしょうか?

色々な想いが混ざって、
私は昨日、気持ちが悪くなってしましました

だけど行かなくちゃ事実を知ることはできないのです
インターネット上には、無記名で書かれているものがありまが、
責任を誰からも問われるわけではないので、真実なのかどうかは怪しいものです
真実を確かめないと、私の発言が嘘になってしまうこともあるかもしれません
私は嘘つきにはなりたくない
だから、どうしても行かなくちゃ!なのです

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【新潟〜取材記2日目】"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年1月10日 (月)

新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【取材記1日目】

はじめての記事を無事UPすることができて、
昨日の日曜日はぼぉっと、おこぜのフリをして過ごしました
楽ちんな日はすぐに終っちゃって、
もう月曜日が来ちゃいました
来ると面倒だけど、来てもらわないと困る・・・
月曜日って生理に似てるぅ

この冬はとっても寒くて、どこを見てもダウンジャケットを着てる人だらけです
ただ今セ−ル真っ最中だし、新宿のデパ−ト2軒はしごして、私も買っちゃいましたぁ

「これであったかくなるね♪」
と、お買い物に付き合ってくれたお友達とにこにこしました

おうちへ帰ってテレビで、地震のあった山古志村に1mの積雪というニュ−スを見て、
笑ってられない気分になりました
被災者の方が、未だに車の中で寝ているということはないのでしょうけど、
今、被災地はどうなっているのだろうと、インタ−ネットを検索してみました

見てみてびっくりしたのは、被災地に於けるマスコミの行動です
新潟の天候のことはふっとんじゃうほど、被災地を取材した人たちが叩かれていました
それは、「マスゴミ」と称されるほどです

続きを読む "新潟中越地震に見るマスコミの教訓 【取材記1日目】"

| | コメント (5)

2005年1月 8日 (土)

性癖を矯正すれば犯罪は減るの? 

性犯罪が著しく増えている現代社会
情報が氾濫し、人々の欲望も多様化しています
人の性癖なんて、何を基準にノ−マルだと判断できるのか、
私には全くわかりません

奈良小1女児殺人事件では、容疑者のの性癖について大きく取りだたされています
再犯だったと判明してからは、ロリコン趣味が叩かれ、
その嗜好を矯正するべきだったという声が聞こえてきます
誰もが、何かしらの性癖を持っていると思うのですが、
矯正されるべき性癖なんてあるのでしょうか?

なんて・・・いっちょまえに書き始めたけど、
取材は大変でした
何もかもがはじめてで、泣きそうになりそうなこと連続でした

続きを読む "性癖を矯正すれば犯罪は減るの? "

| | コメント (5)

2005年1月 6日 (木)

性癖を矯正すれば犯罪は減るの? 【取材記2日目】

604 1日目の取材で多く聞かれた声は、
「いろんな人がいますからねぇ」
という言葉です

その通りです
特に東京に住んでいると、見た目でそう感じられる人にもよく出会います

では、おどろどろしいルックスをしていながら、
なおかつ変態と言う同じカテゴリに入れられるおかまさんは、
ロリコンという性癖についてどう思うのか聞いてみたくなりました

幸運なことに私には、ある有名おかまバ−で振り付け師をしていた男性を旦那にしちゃった親友がいるんですねぇ
親友ご夫妻のお陰で、取材をさせていただくことができました

Higethumb
開店前にお邪魔させていただいたのは「ひげガ−ル」
歌舞伎町のど真ん中にあるお店だし、日出郎さんも在籍なさっていたことがあるようだし、
インタ−ネット上で検索すると、かなりの数がヒットするので、結構有名店みたいです

続きを読む "性癖を矯正すれば犯罪は減るの? 【取材記2日目】"

| | コメント (2)

2005年1月 5日 (水)

性癖を矯正すれば犯罪は減るの? 【取材記1日目】

生まれてはじめての取材です
昨日から力入っちゃって大変でした

はじめてのテ−マを何にすればいいのか、ものすごく考えました
お正月なので、酉年に因んで卵の値上がりについてとか
おめでたい紀宮さまのご婚約とか
なかなか決まらなかったので、いろんなblogを見て回ったんです

その中で気になるコラムを見つけました
奈良女児誘拐殺人事件に関するコラムです

今回の事件で逮捕されるまで、異常性愛は矯正されなかった。

◆面白半分 腹立ち半分◆」さんに載っていたこの1行がやたらと気になりました

続きを読む "性癖を矯正すれば犯罪は減るの? 【取材記1日目】"

| | コメント (2)

トップページ | 2005年2月 »